警告

warning

注意

error

成功

success

information

草香さんのオオバヤシャブシ,カバノキ科,ハンノキ属の投稿画像

2019/11/24
道の上に見つけたハンノキ属の葉と果穂が気になり、持ち帰って調べてみた🍃

疑問1.種類は何か🤔?
果穂の形状/細長い果鱗/葉の基部が左右不対称であること/脈腋にのみ毛があること
以上から"オオバヤシャブシ"と考えたが、分布域から外れていた。

さらに調べると、ハンノキ属の根にはフランキア属の放線菌が共生し、窒素固定を行うとあって、オオバヤシャブシは緑化に使われているようだ。自分の地域でも、肥料木として、使われている記録があるので、分布域の問題は解消された。


──────────────────

備考

疑問2.ハンノキ属は紅葉しない🤔?🍃
落葉した葉のいずれも、緑のままの状態で落ちていた。

紅葉の仕組み🍁🍂

1.秋になり気温が低下すると、葉緑体の機能が低下し、光エネルギー過剰の状態になる。

2.この光エネルギーが活性酸素を生じさせ、葉緑体の機能はさらに低下、クロロフィルは破壊され始める。

3.紅葉の成分のアントシアニン(黄葉にはない)には、青-緑の波長を吸収し、葉緑体に光が当たりすぎないよう保護する役目がある。

4. つまり、葉は気温が低下して弱った葉緑体が少しでも長く光合成できるように、アントシアニンを合成する。その結果、紅葉の現象が起こるということでした。

黄葉はアントシアニンを持たず、クロロフィルが破壊されることで、元々持っていたカロチノイドの色素が目立つようになるからとのこと。

でも、それならば、どうしてハンノキ属は色が変わらないのだろう🤔

調べたら、クロロフィルはピロール環(C4H5N)が4つ環状に繋がった分子であることが、鍵🔑となるようだ。

根粒菌を持たない植物は落葉する前に、クロロフィルに含まれる窒素を回収し成長組織に運ぶのですね。
紅葉・黄葉には、植物が窒素を回収することも関係しているということなのかな?

ハンノキ属は窒素固定細菌を根に持っているから、クロロフィルから窒素を回収する必要がない。だから、色を変えずに落葉するということですね。

なるほどです😌

メモ
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)
カバノキ科
ハンノキ属

GreenSnapのおすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

開催中のフォトコンテスト

なるべく自力で調べるようにはしているのですが、時々、どうしても名前の分からない植物とも出会います。その時は、お力を貸して頂けたら嬉しいです。

キーワード

植物