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一筆狼さんのお出かけ先,釜無ホテイアツモリソウ,入笠山の投稿画像

2020/06/28
釜無布袋敦盛草。(長文注意!)少し時期は遅かったが、「野生ランの王者」を実験栽培している信州の入笠山(にゅうかさやま)に晴れ間を待って、昨日、行ってきた。ゴンドラの終着駅が標高1780m、そこから1分のところ。
なんども入笠山には行っているのに、初めてお目に掛かった。残り数株が咲き残り、間に合った。

ふっくらとふくらんだ丸い袋状の唇弁は平敦盛が流れ矢を防ぐため、背負っていた母衣(ほろ)から見立てて、アツモリソウと名付けられている。この母衣は愛嬌があり、フグが怒ってるようでもあり、ペリカンが魚をいっぱい口の中に含んで飛んでいるようでもある。
アツモリソウに比べて、ホテイアツモリソウは唇弁が丸く、花色も濃く、花もやや大きめらしい。カマナシは入笠山の近くにある、釜無山に自生していたことから。

同じ母衣をもったアツモリソウ属に熊谷草(クマガイソウ)がある。平家物語で源氏の熊谷次郎直実が平家の大将、弱冠17歳の平敦盛を一ノ谷の合戦で討った涙を誘う悲話から命名されている。
ホテイ敦盛草と熊谷草の違いは、葉と唇弁。ホテイ敦盛草は葉が3〜5枚の互生で、花は下向き。熊谷草は扇円形の2枚が対生で、花は横向き。
腹を決めて「首を落とせ」と下を向いた敦盛がイメージされていて、敦盛草もホテイ敦盛草も下向きの花となっている。熊谷草は凛とした横向きであり、命名の細部まで平家物語によく合致している。

敦盛草の、敵の熊谷草がなぜ同じアツモリソウ属にあるかといえば、熊谷直実は討たずに若武者の敦盛を逃がせようとしたが叶わず、自分の子供も敦盛と同じ年頃だったこともあり、泣く泣く討った。
その後、直実は出家して法然の弟子になり、生涯、敦盛を深く哀悼したと言われている。

女性の紅涙をしぼるこの物語。紅い母衣は大きな涙の粒にも見えるのであった。

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