警告

warning

注意

error

成功

success

information

中央ヨーロッパ原産の一覧

いいね済み
54
mai
幾多の困難を乗り越えて ようやく咲いた 初めて咲いた 雪のように真っ白な クリスマスローズ 昨年3月に 花は咲き終わっていたけれど 大興奮してお迎えした 私のクリスマスローズ 原種ヘレボルス・ニゲル 俯かずに空を見上げて 凛として咲き誇る 透明感のある瑞々しい萼は 陽光を浴びて一層白く輝く 花の中央では 仄かに薄紅色に染まった 美しい雌しべがすらりと伸びて その下方では まだ花粉を出していない 薄黄緑色の若い雄しべたちが ぎゅっと密集する 雄しべの周りには 本来の花弁であった ネクタリーがぐるりと並び その優雅な杯は 甘い蜜で満たされる 清らかな純白の萼は 次第に淡いピンク色を帯び さらには薄黄緑色も重なって 白・ピンク・黄緑の溶け合う 優しげな花色に変わる まるで 妖精の森からやって来たような 幻想的な美しさ やがて 全体は黄緑色に染まり 徐々に瑞々しさを失い 色褪せていく 慎ましげな薄緑色へと変化した萼は 種の入った種房を 大切に支えながら ゆっくり 静かに 最後の時を待つ 撮影: 2021.2.23 (開花) 1月22日に投稿したクリスマスローズです。蕾ができても弱って咲かず、心配していましたが、その後、花茎4本が元気に伸びて、花を咲かせました!4つのうち3つは虫の害を受けていましたが、最後の1つ、ようやく純白の花を咲かせてくれました!😭 投稿準備が遅れてしまい、季節外れの投稿となってしまいました🙇‍♀️💦 以下、調べたこと: 1. ヘレボルス属=クリスマスローズ属 2. ヘレボルス・ニゲル ………………………………………………………………… 💚1💚 ヘレボルス属=クリスマスローズ属 【分類】キンポウゲ科 ヘレボルス属 = クリスマスローズ属 【学名】 Helleborus※1 ※1 ヘレボルス(Helleborus)は、古代ギリシア語のヘレボロス(ἑλλέβορος)に由来する。この語は、「ヘレボルス・オリエンタリス」と「ヘレボルス・キュクロフュルス」をさす名称だった。これらの植物は、精神異常者に用いられる薬として利用されていた。(ヘレボロスの派生語であるラテン語の(h)elleborosusは、「気の狂った」を意味する) 🍵 ヘレボロスの語源については、諸説ある📖: ・へレイン(ἑλεῖν)「傷つけること; 殺すこと」+ ボラ(βορά)「食物」=「食べたら死ぬ」/「狩猟に用いられた」 ・アルケー(ἄλκη)「子ジカ※」+ビブロースコー(βιβρώσκω)「食べる」 ・エッロス(ἐλλός)「シカ※」+ビブロースコー(βιβρώσκω)「食べる」→ 「シカに食べられる」 ・エッロス(ἐλλός)「子ジカ※」+ボラ(βορά)「食物」 ・ヘッレボロス(ελλεβορος)「シカ※の餌」 ・ヘレボロスは、ギリシャ語以前に起源がある可能性もあると言われている。 ※ シカはクリスマスローズを食べる? クリスマスローズはシカが嫌う植物として知られているが、時を経て食べるようになったという報告もある🌿🦌 【自生地(原生地)】 ヨーロッパ、アジア(小アジア、西アジア、中央アジア、中国西部) ・とりわけ東ヨーロッパからバルカン半島にかけて多くの種類が自生している。 ・自生地の緯度は北海道とほぼ同じ。夏の気温が低く、雨量が少ない地域。傾斜のある落葉樹林の中などに多く自生している。 【生活型】多年草 夏: 半休眠 (根は活動休止、呼吸のみ) 大きな葉が展開している株は、 花芽が分化する。 秋: 根の活動が活発になる 新葉が展開する 花芽が蕾となる 秋・冬: 低温に遭う⇒開花に至る 【開花期】12~4月 種類・環境による ・9~10月にかけて高冷地で低温期を過ごさせると12~1月にかけて開花する。 ・自然開花は、早春2月~3月・4月。 【特徴】 <花> ・花に見える部分は、植物学上では花ではなく萼片。通常5枚。2枚が外側、2枚が内側、1枚は片方が内側で片方が外側と重なりあう😲🔎 色は 緑、白、ピンク、紫、赤など様々。 ・本来の花弁は、中央部で、雌しべと雄しべをぐるりと囲んでいる小さな筒形あるいは杯形の部分🥂 蜜腺(ネクタリー)になっている😲 蜜腺が落ちた後に、種子ができて、子房(種房)が膨らむ👶 色は 白、黄、緑、紫、赤紫など様々。 ・花の構造: 中心から雌しべ、雄しべ、蜜腺、萼。 ・雌性先熟。雌しべが雄しべより数日前に熟し、受粉のチャンスを待つ。雄しべは伸び始めているが、まだ葯から花粉は出ていない。🍸👦👦👸👦👦🍸 (雌性期) ・中央で硬く固まっていた雄しべがほ ころびかけた頃(花粉が出る直前)が、花型や花色が最も良く、一番美しい時期とされている✨🍸🤴 🤴👸🤴 🤴🍸✨ 雄しべは多数。花糸は狭い線形。1脈がある。葯は楕円形。 ・花粉が出始めると、萼の透明感は損なわれ、色が変化していく。最後は緑色になる💚 ・宿存性(萼・花柱等が、花期を過ぎても落ちないで残ること)🤓📖 ・株は種で増やされるので、ひと株ごとに花姿が異なる。咲き方、色、形、模様など、バラエティーに富む😍 ・咲き方: シングル(萼片5枚)、セミダブル(半八重咲き)、ダブル(八重咲き)の3種類。萼片の枚数と、蜜腺が花弁化しているかどうかによって決まる。 ・萼片の形: 先が丸まっている丸弁、とがっている剣弁に分かれる。 <果実・種子> ・5月に成熟。 ・11月~1月にかけて発芽。 ・果実は袋果。袋果は2~10個。革質。花柱が宿存する。 ・種子は1袋に数個。楕円状球形。 <葉> ・長い葉柄の先に小葉をつける。小葉は複数に裂ける(鳥足状全裂/深裂) 。種によって形や数は異なる。 ・縁にぎざぎざが入るものが多い。 ・革質、堅い。 ・種によっては有毒😰。 <根・茎> ・根茎がある ・種によっては、根茎や葉に毒がある。摂取すると、嘔吐、腹痛、下痢、けいれん、呼吸麻痺、心拍数の低下、心停止などを引き起こす😰。 【品種】20~22種が知られている。それらの分類、名称、分布地域、特徴などについては以下のウェブサイトが詳しい。 ・"Hellebore" Wikipedia https://en.m.wikipedia.org/wiki/Hellebore ・「≪クリスマスローズの原種の種類と特徴≫」日本クリスマスローズ協会 http://www.hellebores.gr.jp/gensyuyougo-top.html 【「有茎種」と「無茎種」】 ヘレボルス属は、「有茎種」と「無茎種」に大別される。両者は、生育サイクルや性質に違いがあり、育て方も異なる。 したがって、どちらのグループに属しているかを知ることは、とても重要😲‼️ ○有茎種(caulescent) 茎を伸ばしながら葉を展開させて、頂部に花を咲かせる種類。根生葉が無い。根茎(地際を横向きに伸びる茎)は未発達で、細く短い。常緑性のものが多い。(アルグティフォリウス、リヴィドゥス、フォエティドゥス、ニゲル※など) ○無茎種(acaulescent) 葉柄と花柄が、それぞれ根茎から別々に立ち上がる。根生葉がある。根茎(地際を横向きに伸びる茎)は、太くて短く、丈夫。常緑性と落葉性のものがある。日本では、涼しい地域を除き、春秋の2回、新葉が展開する。(オリエンタリス、キュクロフュルス、ガーデンハイブリットなど) ※ ニゲルは遺伝的には有茎種だが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもっているため、「中間種」として扱われることもある😲 ★有茎種・無茎種の育て方の違い★ 「古葉切り」✂️🌿 11月下旬~12月頭に、春に出た古い葉を切り取ること。 無茎種: 古葉切りの作業を行う。 有茎種: 古葉切りは不要。枯れた葉、茶色く変色した葉のみ処理する。花後、新芽が伸びてから、古い茎を切り取る作業が必要。 ……… 別名: ヘレボルス ヘレボラス ユキオコシ(雪起こし) カンシャクヤク(寒芍薬) クリスマスローズ※ ※元々は原種ヘレボルス・ニゲルの呼称だが、国内ではヘレボルス属の原種・交配種全体の総称とされている。 英名: hellebore [ˈhɛlɪbɔːr] hellebores [ˈhɛlɪbɔːrz] pl. 独名: Nieswurz Christrose, Christrosen pl. Schneerose, Schneerosen pl. Lenzrose, Lenzrosen pl. 仏名: hellébore, pl. hellébores ellébore 伊名: elleboro ……………………………………………………………… 💙2💙 ヘレボルス・ニゲル 【分類】キンポウゲ科 ヘレボルス属 = クリスマスローズ属 【学名】Helleborus niger - Helleborus ヘレボルス属 - niger 黒い※ ※ 根の色/乾燥した根の色が黒いことから。 【自生地(原生地)】ヨーロッパ中部 (イタリア北部、スロベニア、オーストリア、スイス、クロアチア、ドイツ南部、ボスニア・ヘルツェゴビナ)の山岳地域 【生活型】常緑多年草 株高: 20~45㎝ 【開花期】1~3月 (高山地では6月) 【亜種】2種 ○Helleborus niger subsp. niger ・自生地は: スイス、ドイツ南部、オーストリア、スロベニア、クロアチア、イタリア北部の山岳地域。 ・花の直径: 約7cm ・葉: 濃緑色。ときに葉先の縁に数個の歯がある。 ○Helleborus niger subsp. macranthus ・自生地:イタリア北部と、隣接するスロベニアの一部の地域。 ・花の直径: 7~9cm ・葉縁:わずかに青色~灰色を帯びる。小さな歯がある。 【特徴】 <花(萼)> ・萼片: 5枚。長さ2~4 cm、幅1.2~4cm。色は白、後にピンク・赤に変化する。最初からピンク色の園芸品種もある。 ・花径: 4~7.5 cm ・咲き方:一重。杯形~平開して、星形になる。上向きに咲く。八重咲きの園芸品種もある。 ・花茎1本につき1花、まれに2~3花つける。 ・雄しべ: 多数、薄い黄~黄緑色 <茎> ・遺伝的には有茎種だが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質を持っていることから、中間種として扱われることもある。(上記) ・花茎: 肉質。淡緑色または紫色の斑点がある。 <葉> ・掌状複葉。小葉は7~9個。 ・革質、ややワックス状。やや肉厚。 ・濃緑色 ・歯はほとんどない。 <果実・種子> ・心皮:5~8個 ・種子にエライオソームがある🐜 <根> ・木質、暗色の根茎。→「ニゲル(黒い)」 ・有毒。 ……… 別名: クリスマスローズ※ ニガー ナイガー ノイガー フユボタン カンシャクヤク(寒芍薬) ※ 20世紀後半のイギリスにおいて、ヘレン・バラードやエリザベス・ストラングマンによって品種改良が進められた。「クリスマスローズ」という呼称は、イギリスのクリスマスに開花するという意味。🎄🇬🇧 英名: Christmas rose black hellebore black helleborus 独名: Schneerose weiße Schneerose Christrose Schwarze Nieswurz 仏名: Hellébore noir Ellébore noir Rose de Noël herbe aux fous pied de griffon pied de lion patte d’ours rose de serpent pain de couleuvre 伊名: Elleboro nero Rosa di Natale …… 参考ウェブサイト ○クリスマスローズ属(ヘレボルス・ニゲルも含む) ・「ヘレボルス」Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%B9 ・"Hellebore," Wikipedia. https://en.wikipedia.org/wiki/Hellebore ・"Nieswurz," Wikipedia. https://de.wikipedia.org/wiki/Nieswurz ・"Helleborus," Wikipedia. https://fr.wikipedia.org/wiki/Helleborus ・"Helleborus," Wikipedia. https://it.wikipedia.org/wiki/Helleborus ・「クリスマスローズ」三河の植物観察 https://mikawanoyasou.org/data/christmasrose.htm ・"ἑλλέβορος," Wiktionary https://en.m.wiktionary.org/wiki/%E1%BC%91%CE%BB%CE%BB%CE%AD%CE%B2%CE%BF%CF%81%CE%BF%CF%82#Ancient_Greek ・"ἑλλέβορος,"Greek Word Study Tool, Perseus Digital Library. http://www.perseus.tufts.edu/hopper/morph?l=elleboros&la=greek#lexicon ・「クリスマスローズの基本データと大きな特徴」クリスマスローズをもっと知りたいブログ https://christmasroselove.com/characteristic/ ・しろうと自然科学者の自然観察日記 https://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/201703210000/?scid=wi_blg_amp_diary_next ・「真冬に花が咲く「クリスマスローズ」エバーグリーン https://love-evergreen.com/evergreenpost/post/2788 ・日本クリスマスローズ協会 http://www.hellebores.gr.jp/ ・「宿根草ショップの店長が教える! 今人気のクリスマスローズ5タイプ」 https://gardenstory.jp/plants/39982 ・「クリスマスローズ種子の採取」若泉ファーム http://www.wakaizumi-farm.com/tanehozon.html ・「クリスマスローズの名前(名称)の由来と歴史」若泉ファーム http://www.wakaizumi-farm.com/helleborus-yurai.html ・「慎ましくも美しく クリスマスローズとは」ヤサシイエンゲイ http://www.yasashi.info/ku_00006.htm ○ヘレボルス・ニゲル ・"Helleborus niger" Wikipedia https://en.m.wikipedia.org/wiki/Helleborus_niger ・"Schneerose," Wikipedia. https://de.wikipedia.org/wiki/Schneerose ・"Helleborus niger," Wikipedia. https://fr.wikipedia.org/wiki/Helleborus_niger ・"Helleborus niger," Wikipedia. https://it.wikipedia.org/wiki/Helleborus_niger ・「ヘレボルス・ニゲル」みんなの趣味の園芸 https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-42 ○その他 ・「宿存」デジタル大辞泉 コトバンク https://kotobank.jp/word/%E5%AE%BF%E5%AD%98-528246 ・「鹿が食べない/嫌いな植物ランキング」DEER INFO https://deerinfo.pro/dislike-plants/ ・「鹿が食べる クリスマスローズ」 https://gamp.ameblo.jp/jobt2373/entry-12363456068.html ・「有茎種 無茎種 とは?」クリスマスローズ http://hellebores.biz/?eid=91#gsc.tab=0 参考文献 1. ロレイン・ハリソン (上原ゆうこ訳)『ヴィジュアル版 植物ラテン語事典』原書房 2014, 142.
いいね済み
70
mai
青々とした細長い葉の間から 真っ直ぐに伸びた茎の先に 小さな壺のような 丸っこい青紫色の小花が 鈴生りに咲き乱れる 顔を近づけると 甘く爽やかな香り 可愛らしい春告げ花 ムスカリ 実は この花の存在は 遥か遠い昔から知られていた イラク北部 シャニダール洞窟内 ネアンデルタール人の人骨と一緒に この花の花粉が 大量に発見されたという 死者に手向けられたのか 薬草として利用されたのか あるいは小動物の仕業なのか 真相はわからないが この小さな愛らしい花が 今から数万年も前から 命を繋いできたということに ただただ感動する そしてまた この花を目にしていたであろう ネアンデルタール人たちに 親近感が湧き 遠く先史の世界に 想いを馳せる ※シャニダール洞窟の花粉 シャニダール洞窟は、イラク北部、クルディスタン地域にある遺跡。内部から、3万5000年前から6万5000年前にかけてのネアンデルタール人の人骨10体が発見された。そのうち、シャニダール4号 (30~45歳・男性)の人骨の周りから、外から持ち込まれたと考えられる大量の花粉が見つかった。特定された花の種類は、ムスカリの他、セイヨウノコギリソウ、ヤグルマギク、キオン属、タチアオイ属等。 ※ネアンデルタール人 約4万年前までユーラシアに住んでいた旧人類の絶滅種または亜種。ネアンデルタール人の可能性のある最古の骨は43万年前のものだが、その分類はまだ不明。多数の化石から、13万年前以降のものが多く知られている。 *** 我が家のムスカリです😊 1月22日に投稿したときは、花茎が短く、地上近くで花を咲かせていて心配しておりましたが、その後花茎が伸びました! さらに、全ての株から2本目の花茎も出てきて、賑やかに咲き乱れました😆 現在は、可愛い実がついています💚 ムスカリ・アルメニアカム ブルー Muscari armeniacum 'Blue' 開花期: 2~3月 2020年3月22日お迎え 撮影: 2021.3.1. 以下、調べたこと。 ・ムスカリ属 ・ムスカリ・アルメニアカム ………………………………………………………… 💜ムスカリ属💜 ムスカリとは: 1. ムスカリ属の植物の総称 2. Muscari neglectum 分類: キジカクシ科 ツルボ亜科 ムスカリ属 学名: Muscari ムスク(麝香)に似た香りが あるから。 原産地: 地中海沿岸地方、中央・ 南ヨーロッパ、北アフリカ、 西・中央・南西アジア 生活型: 多年草 耐寒性球根植物 草丈: 15~30cm 開花期: 3~5月 品種: 50~60種ある。 よく知られている品種は ・アルメニアカム(M. Armeniacum) コバルト色をした定番品種 ・ラティフォリウム(M. latifolium) 花穂上部が薄青紫、下部が暗紫色 の2色咲きの原種の一つ。 ・アズレウム(M.azureum) 水色の花。アズレウムアルバは 白花。 ・ネグレクタム(M. neglectum) 花穂上部が薄青色で、下部が濃紫、 口先に白線が入る。 ・ブルースパイク 花の形は様々。八重咲き。 ・カンタブ 芳香性を持つ。 ・ボトリオイデス 小型品種。 等 特徴: <花> ・1本の花茎に、多数の小花を密に、 房状につける。総状花序。よく ブドウの房にたとえられる🍇 ・花色: 青紫、群青、青、紫、コバ ルト、水色、白、ピンク、部分的 に黄色 等 ・花の形: 筒形、つぼ形、釣鐘形。 上部で裂けて反り返る。斜め下 あるいは下を向いて咲く。 ・上部の花は小さく不稔。色も異 なる。普通、稔性の花より少な い。😲 (なぜ不稔の花もあるの?) ・芳香がある。 ・雄しべは6個。2列に花被に付く。 葯は暗青色、球形。 ・花柱は1個。柱頭は3裂。子房は上 位、緑色、3室。 ・内花被片に蜜腺がある。 <果実と種子> ・果実: 蒴果。3角がある。 ・種子: 6個。黒色。球形。 <葉> ・形: 線形。 ・大きさ: 長さ10~15㎝、幅0.5~1㎝ ・やや肉質。無毛。 ・根生。2~7枚。 <茎> ・円柱形。 <球根> ・卵形 ・褐色の薄皮 別名: ブドウヒアシンス グレープ・ヒアシンス グレープヒアシンス ルリムスカリ(瑠璃 Muscari) 英名: grape hyacinth bluebells 独名: Traubenhyazinthen Perlhyazinthen Bauernbübchen Bergmännchen 仏名: muscari, muscaris jacinthes à grappes 伊名: muscari giacinto di uva ………………………………………………………… 💜ムスカリ・アルメニアカム 💜 分類: キジカクシ科 ツルボ亜科 ムスカリ属 学名: Muscari armeniacum - Muscari ムスカリ属 - armeniacum アルメニアの 原産地: 東地中海沿岸 (ギリシャ、 トルコ、コーカサス。名の 由来となったアルメニアも 含む。) 生活型: 多年草 耐寒性球根植物 原産地では森林や牧草地に 生息している。 草丈: 約15~22 cm 開花期: 3~5月 (3~4週間) ★我が家ではすでに1月中旬 頃に開花。 特徴: <花> ・花色: 青紫、紫、青、コバルト、 白、ピンク ・花序: 総状花序※。長さ2~10㎝。 花茎の先で多数(20~40個)の小花 が密になり、下向きに咲く。 ・花の形: 壺形~杯形、先端が6浅裂。 ・花径:5~7 mm ・芳香がある。 ・不稔の花: 総状花序の先に2~10 (18以下)個つく。花柄が無い。 明るい色。😲(なぜ不稔の花もあ るの?) ※総状花序と穂状花序の違い 総状花序には花柄があり、穂状花序にはない。 <種子> ・長さ約2㎜、黒色。 <葉> ・形: 線形。 ・大きさ: 30~40cm、幅3~8mm。 ・数: 6~8枚。 ・葉は秋に出て、花後まで残る。 ・凹凸面があり、凸面は緑色、凹面 は粉白色を帯びている。 <茎> ・花茎は球根に1~3本つく。 ・長さ: 約20cm。 <球根> ・大きさ: 直径2.5㎝以下。薄皮は 褐色(灰色)。 別名: ブドウムスカリ 英名: Armenian grape hyacinth Armenian grape-hyacinth garden grape-hyacinth garden grape-hyacinth common grape-hyacinth grape hyacinth 独名: Armenische Traubenhyazinthe 仏名: muscari d'Arménie 伊名: giacinto d'uva giacinto armeno d'uva uva giacinto armena ……… 参考ウェブサイト ○ムスカリ属 1.「ムスカリ」Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AA 2. "Muscari," Wikipedia. https://en.m.wikipedia.org/wiki/Muscari 3. "Traubenhyazinthen," Wikipedia. https://de.m.wikipedia.org/wiki/Traubenhyazinthen 4. "Muscari," Wikipedia. https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Muscari 5. "Muscari," Wikipedia. https://it.m.wikipedia.org/wiki/Muscari 6. "Giacinto di uva | case e giardini migliori - Giardinaggio - 2021" https://it.nangarden.com/grape-hyacinth 7.「ムスカリ」三河の植物観察 https://mikawanoyasou.org/50on/wamei-data.htm 8.「ムスカリ」かぎけん花図鑑 https://www.flower-db.com/ja/flower:2139 9.「5月 春の花壇を彩るムスカリ」山崎造園 https://yamasaki-zoen.com/gardening/gardening-201405.html ○ムスカリ・アルメニアカム 1. "Muscari armeniacum," Wikipedia https://en.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum 2. "Armenische Traubenhyazinthe," Wikipedia. https://de.m.wikipedia.org/wiki/Armenische_Traubenhyazinthe 3. "Muscari armeniacum," Wikipedia. https://it.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum 4. "Cura del giacinto d’uva dopo la fioritura: cosa fare con i bulbi muscari dopo la fioritura" ilgiardino https://ilgiardino.wiki/cura-del-giacinto-duva-dopo-la-fioritura-cosa-fare-con-i-bulbi-muscari-dopo-la-fioritura/ 5.「ムスカリ・アルメニアカム」かぎけん花図鑑 https://www.flower-db.com/ja/flower:2322 6.「ムスカリ」三河の植物観察、ムスカリ属の主な種と園芸品種1 https://mikawanoyasou.org/data/musukari.htm 7. "Muscari," Garden Landscape https://it.garden-landscape.com/grape-hyacinths-8864 ○その他 1.「ネアンデルタール人」Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA 2.「シャニダール洞窟」Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B4%9E%E7%AA%9F 3.「小山センセイの縄文徒然草 第25回 ネアンデルタール人:花の埋葬」縄文ファン https://aomori-jomon.jp/essay/?p=6340 4. 「総状花序」Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E7%8A%B6%E8%8A%B1%E5%BA%8F#:~:text=%E7%B7%8F%E7%8A%B6%E8%8A%B1%E5%BA%8F%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%81%98%E3%82%87,%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82 参考文献 1. ロレイン・ハリソン (上原ゆうこ訳)『ヴィジュアル版 植物ラテン語事典』原書房 2014, 31.
  • 前へ
  • 1
  • 次へ
2件中 1-2件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部