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キンリョウヘン、の一覧

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阿南田零
うちの100円ナゴランと一緒に買ったキンリョウヘン、バルブが1つに葉が4~5枚新芽1本の、花終わりの見切り品スイセンみたいな小苗から6年、今年の3月末に筍みたいな花芽を見つけてから一月半、いろんな意味でやっと咲きました。 キンリョウヘン Cymbidium floribundum ラン科シュンラン属(シンビジウム属) 中国雲南省~ベトナム、台湾南部に自生する樹上着生性のシンビジウムです。日本には江戸時代中期に持ち込まれ、四国や九州の温暖な地域に帰化しているようです。 江戸時代にはキンリョウヘンブームもあり、様々な選抜品種が作られたようですが、同じシュンラン属でも、春蘭や寒蘭など、いわゆる東洋蘭と少し系統の異なる種であることや、選抜品ではない普通種が地味で、鑑賞価値が低いためか、近年までは不人気種だったようです。 ところが、2006年頃に世界中で顕在化した蜂群崩壊症候群(養蜂業者の飼育するセイヨウミツバチが、一つの巣丸ごと失踪したり、大量死したりする現象)により、農作物の受粉を必要とする農家に、在来のミツバチの需要が高まり、そのニホンミツバチに対して誘引効果を持つことが知られていたキンリョウヘンに脚光が当たり、キンリョウヘン自体の需要も2007年頃から急に増え、価格も高騰していったそうです。 広島県尾道市の向島には向島洋らんセンターという胡蝶蘭を始めとする洋蘭の生産販売をしている施設(公園もある)がありますが、2007年当時、センターには“不人気種”のキンリョウヘンが1000株ほどあったそうですが、件のキンリョウヘンバブルで全国から問い合わせが相次ぎ、あっという間に売り切れたそうです。 そんなキンリョウヘンですが、実は種子がかなり発芽しやすいらしいです。ラン科植物の多くは菌根菌と共生関係を結ばないと発芽できないものが多く、実生を得るには無菌播種培養という方法を使うことが多いのですが、キンリョウヘンは吊りシノブなどに種を撒いておくだけで発芽することが多いらしいです。シュンラン属には菌と共生せず、菌に依存しなくても発芽できる種があるらしいので、キンリョウヘンもその類いかもしれません。 なので、もし今年、果実が出来ればあちこちに採り撒きしてみようと思います。
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