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『 ハマ○○○ 』の一覧

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のんちゃん
お正月帰省してました 沖縄で出会った植物たちのお土産です はじめましての海浜植物 テリハクサトベラ 照葉草扉 方言名:  スーキ、ハマスーキ クサトベラ科クサトベラ属の常緑低木 日本では種子島・屋久島・琉球諸島・小笠原諸島と 台湾、太平洋諸島、オーストラリア、マダガスカル島の熱帯地域原産 海岸の岩石や砂地に生育 1つ目 先に  投稿した モンパノキが植えられていた  ローカルビーチに このテリハクサトベラも  一緒に植えられていました。 樹高は1〜3m モンパノキもそうですが、この木も  今まで普通に目にしていたはずで  珍しいものじゃない印象なのに  お名前を知らない木でした。 2つ目 照りのないモンパノキの葉っぱとは真逆のテリテリ。 波をかぶっても塩を弾くように、葉の表面にワックスを発達させて内部まで塩を通さないようになっています。 そして強すぎる日の光を斜めに受け止めるために、葉を外側にカールさせるそうです。色々工夫してるんですね! 3つ目、4つ目 近寄ってみると  不思議な形のお花が咲いてました。 花期は  4〜12月 花びらが  半分ちぎれて落っこちたのではなく、これが咲いてる姿。扇状に5深裂、長さ2cm程の唇弁花。 花びらの上に降り立った虫が  奥の蜜を得るために体をねじ込むと、雄性先熟の雄しべから花粉を出し背中に付けます。上に向いて立ってるのがそうです。 めしべは後から成熟し、背中に花粉を付けたハチが次に訪れた際に背中から花粉を貰います。 5つ目 わずかでしたが  果実も見っけ! 1〜1.5 cm位。白色に熟します 核果で種子を2つ含み ます 果実を鳥が食べて種子を運んだり、その場に落っこちた果実が波に乗って  大海原へ旅立ったりするようです。 ★ 海を旅する種子シリーズ んっ?!ひとつ前に投稿したモンパノキの方言名と同じだ! スーキを漢字で書くと、潮木。 ハマスーキって、『浜に生える潮木』って意味なのだそう 確かに双方ともハマスーキだわぁ 撮影 2025  1/1〜1/3 スマホ 沖縄
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のんちゃん
お正月帰省してました 沖縄で出会った植物たちのお土産です はじめましての海浜植物 モンパノキ 紋羽の木 別名:ハマムラサキノキ 浜紫の木 方言名:スーキ ハマスーキ     ガンチョーギー ムラサキ科キダチルリソウ属の常緑低木〜小高木 東アフリカ〜アジア、オセアニア、太平洋諸島の熱帯から亜熱帯原産 海岸の砂浜地や岩場に生育し耐潮性が高い 沖縄の浜辺でも出会えるし 方言名も色々あるが、元々沖縄には自生していなかったそうです。 古い時代に渡来した帰化種 1つ目 樹高は5m程で 自然に傘型のきれいな姿になるそう。私が今回出会ったのは 自生ではなく ビーチに植えられた 私の背より低い 小ぶりな木でした。 2つ目 海浜植物って、葉っぱが厚く照りがあるモノが多いですが…  この葉っぱは 楕円形で長さ10〜20cm、幅5cm位。厚みはあるけど 柔らかく 微毛に覆われ、全体的に灰色がかってます。照葉じゃないのに 塩水被っても 生きていける仕組みを持ってるのですね。 ところで、『モンパ紋羽』って?何? 調べてみると … 綿布の一種で、綿フランネルに似て、地質が厚く粗く、柔らかく、毛ば立たせて織ったもの。肌着や足袋裏や帯芯(おびしん)に用いられたのだそう。 触ってみた感触を思い出しながら 意味を知ると、なるほど~納得。 フランネルだね 3つ目 ビーチで出会った木には お花は咲いていませんでしたが、別の場所で見っけた木には お花が咲いてました!花序には 蕾がたくさんついてて 花序の先にチョコチョコっと お花が咲いてました。 ムラサキ科特有の円錐集散花序で、渦巻き状(巻繖花序、さそり状花序)になるのが特徴。 拡大するとわかるかなぁ 4つ目 お花のアップ 小さな白いお花は 4〜5mm位 花期は、熱帯では四季、沖縄県では春から秋となっているようですが… お正月に咲いてました。 5つ目 お花が咲き終わった部分は茶色の花殻が見られます。5mm位の黄緑色のツブツブ若い果実も見ーっけ。これがビシッと列を作って並び 数珠や団子状に 実るようです。 英名は Octopus bush (=タコの灌木) この姿を見ると何となく納得! タコの足の吸盤が並んでるみたい。 調べ学習の際 ネット上見て回ってますが なかなか完熟の果実の写真が見つかりません。あまりカメラを向けたくなるような姿じゃないってことかなぁ?どうしてだろう? 文章では 完熟すると黒くなるとありました。 そして!果実はコルク質で浮きやすく、海流に乗って運ばれると考えられているのだそう。 ★ 海を旅する種子シリーズ 撮影 2025 1/1〜1/3 スマホ 沖縄 方言名 ・スーキ=潮木 ・ハマスーキ=浜の潮木 ・ガンチョーギー ガンチョー=眼鏡+ギー=木  眼鏡の木 材は、軽軟で加工しやすいく かつ 乾燥しても変形しにくい性質が特徴。その性質を活かし 水中メガネの枠を作るのに利用していた事から ガンチョーギーと呼ばれるようになったのだそう。沖縄の伝統素潜り漁には必須アイテムなんです
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のんちゃん
お正月帰省してました 沖縄で出会った植物たちのお土産です はじめましての海浜植物 グンバイヒルガオ 軍配昼顔 方言名: アミフィーバナ                  ハマカンダー ヒルガオ科サツマイモ属のつる性多年草 世界の熱帯〜亜熱帯の主に海岸砂浜に広く分布 日本では沖縄から 九州、四国南部、紀伊半島南部の海岸砂浜に分布 1つ目 去年のお正月、母と初日の出を眺めに行った ローカルビーチ。 今回も立ち寄ってみました。 遠目に   ハマヒルガオが這い広かってるなぁ〜と思いつつ 近づいてみると… 2つ目 むむむ?!  ハマヒルガオの葉っぱじゃないぞ! はは~ん、この形、もしや! グンバイヒルガオかな! 調べてみると当たってました。 イエーイ! 葉っぱの形が  行司の軍配でしょっ ハマヒルガオは  北海道〜沖縄まで広く分布しているけど… 北の  ハマヒルガオ  (ヒルガオ属) 南の  グンバイヒルガオ  (サツマイモ属) って感じで  生育環境が分かれているようです。 3つ目 ハマヒルガオの花期は  4〜6月だったから グンバイヒルガオもそうかな?と思ったけど、初夏から秋なのだそう(沖縄では)。半年ちょい咲いてるってことですね。 まさか、お正月には咲いてないよねって思いつつ  見渡してみると、 wow!咲いてた!!! 見えている範囲で  2つ  3つ  咲いてました。 ハマヒルガオよりも  こちらグンバイヒルガオはピンク色が濃いめ。お花の中心が  濃いピンクですね。 ハマヒルガオのお花の中心は白でしたね。(ハマヒルガオ投稿 2024  7/7) 種子は波に乗って旅立ちます ★ 海を旅する種子シリーズ 撮影 2025  1/1〜1/3 スマホ 沖縄 方言名 ・アミフィーバナ  =  雨降り花 お花を摘むと雨が降ると言う迷信が由来 ・ハマカンダー = 浜かずら(蔓、葛) 砂浜に這い広が姿そのものですね
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のんちゃん
夏の海辺の『 ハマ○○○ 』 ハマゴウ 浜栲  シソ科ハマゴウ属の常緑小低木 在来種 北海道以外の本州 ( 東北南部以南 )〜沖縄に分布 海浜植物 湘南の浜にも ハマゴウが生えてました。 6月初旬でしたから  お花はまだでした… と、言うわけで ハマゴウのお花 に会いたくて  7月半ば  葛西臨海公園へ行ってきました。 1つ目 花期は  7月〜9月 葛西臨海公園の西なぎさの砂浜に群生してます。 2つ目 ↑ 葛西臨海公園 ↓ 湘南の辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸 ハマゴウは草じゃなくて 木です。 砂の上をしっかりした茎が  這って広がり  砂が飛散したり  波にさらわれないよう浜を守ります。 3つ目 這ってる茎のところどころから枝が立ち上がり高さは30 〜70cm になります。 その枝先に円錐花序をつけ  唇形の淡青紫色のお花を咲かせます。 お花の大きさは 1.2〜1.6 cm ↑  横から見た花序の様子。  白い丸っこいのは蕾 ↙  上から見たお花。  白いラインは毛です。蜜標になってます。ハチがたくさん訪れていました。 ↘ わずかですが  ピンクのコも咲いてました。 4つ目 ↑  あれれ!蕾じゃない  丸いものが?! 一番最初に咲いたのだろう花序には  もう  若い果実がなってました 秋には赤茶色を経て黒く熟します。 ↙  これは 去年の夏に咲いて  今春  わずかに残っていた果実です。十分熟し乾燥してるので、ちょっと触ると  ポロポロっと落っこちてきました。撮影  2024  4/14 ↘ 5mm位の 丸い果実。下半分が白っぽいがく片に被われています。私が触って剥けちゃったのもあるけど、かろうじてくっついてるのもあります。 白っぽい萼が剥けて  見えてる黒い外果皮は 厚くて  内部は発泡スチロールにように空隙が多くて軽い造りなので、海水によく浮きます。波に乗って海に旅立つのですね〜 =海流散布 ★ 海を旅する種子  内果皮はとても硬く“核“となって内部の種子を守っています ”核”は 4室に分かれ、それぞれ一つずつ種子が入っているそうです。 浮きやすく、更に頑丈な造りが 2ヵ月以上もの旅を実現させてくれるのですね 果実をこすると良い香り! ユーカリのような香りと例えられてます。う~ん確かに!和香ユーカリって感じかな。 この香りは  安眠できる成分を含んているので  平安時代からこの種子を枕に入れていたのだそう。 いい香りですよ~♪ 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸 撮影 2024  7/17 葛西臨海公園  西なぎさ
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のんちゃん
1つ目 と 2つ目 夏の海辺の『 ハマ○○○ 』 ハマボウ 浜朴 アオイ科フヨウ属の落葉低木 在来種 本州(神奈川県以西)〜四国、九州、奄美大島に分布 河口の潮感域に生育 潮水につかっても育つ  海浜植物 葛西臨海公園の夏は ハマボウがたくさん咲き、海辺に来たんだなぁと感じさせてくれます。 花期は7月〜8月 樹高は 1〜3m お花は 5〜8cmほどで 5枚の花びらがらせん状に並び開きます。花びらの奥の方は暗赤色。 雌しべ1つで花柱の先は5裂。 雄しべは多数合着し 雌しべの周りを取り囲みます。 フヨウやムクゲ、ハイビスカスのように ハマボウも一日花。 朝咲いて 夕方には 萎みオレンジ色 (サーモンピンクっぽい色合い) になります。昨日咲いてたんだろうなって思うクシャっと萎んだお花が 点々と残ってました。 果実は長さ約3㎝の卵形の蒴果、 10~11月頃。熟すと裂けて開き5mm位の種子がこぼれ落ちます。 種子は水に浮きやすく 波に乗って旅立ちます。=海流散布 ★ 海を旅する種子 秋冬には 種子を見に また 行きたいなぁ 撮影 2024 7/17 葛西臨海公園 ・・・・・・・・・・・・・・・ このコは 海浜植物じゃないですよ。 3つ目、4つ目 コマツナギ  駒繋 マメ科コマツナギ属の 落葉小低木 在来種 北海道 、沖縄以外の日本全域に分布 日当たりの良い乾燥した場所に生育 お名前の由来は 太くて固い根っこが 地中に張り巡らされ丈夫で 、茎も強く、馬を 繋ぎ留めておけるほどと言う 意味なのだそう。 また、馬が好んで食べるので、馬を引き留めておけるからと、いう意味もあるのだそう。 美味しいんでしょうね~ お名前に 大好きな 馬 (=駒 ) が入ってるので どうしても会いたくて…  今年もまた 植物園へ 会いに行ってきました。 朝方まで降っていた雨の雫が、より一段と 駒繋ぎを美しく見せてくれていました。 ホントに 馬を繋いでおけるの?って 思うくらい 細く しなやかで 柔らかそうな枝先。 4〜10 cm ほどの 花序に 4~5mmくらいの ちっさなお花が 花序の下から順に咲き上がって行きます。 撮影 2024 7/15 赤塚植物園 ★ どうぶつシリーズに追加
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のんちゃん
1ヶ月以上 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち(海浜植物) を見てきました。 今日は2つ投稿します。 まずは 大きな草姿の全身を。 次の投稿でお花だけをみていただきます。 1つ目 アフリカハマユウ 阿弗利加浜木綿 ヒガンバナ科ハマオモト属の多年草 原産  南アフリカ  明治時代に渡来 浜のサイクリングロードでざっ草の如く 咲いていました。(植えられた雰囲気ではなかった) 花期は6月〜7月 全身の姿、同属のハマユウ(ハマオモト)とそっくりですね。お花はテッポウユリを大きく柔らかくした感じ。 原種はお花に赤い筋が入ったものが多く、この写真のような白いお花やピンク、赤色などは園芸品種なのだそう。 種子は海浜植物らしくよく浮いて海へ旅立つ(=海流散布)ようですが、この園芸品種は浜だけでなく 内陸の方でも見ます。 原産地は熱帯で  もともとは浜辺に自生する植物ですが  交配によって  生育環境が砂浜でなくても ある程度寒くても 大丈夫になったのでしょうね。 うむぅ~海浜植物とは言えないかな。 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸 2つ目と3つ目 夏の海辺の『 ハマ○○○ 』 ハマオモト 浜万年青 ハマユウ   浜木綿 ヒガンバナ科ハマオモト属の多年草 在来種  本州(関東以西)〜四国、九州、沖縄に分布 暖地の海岸砂地に自生 海浜植物 湘南の浜にも 居ましたが  6月初め頃はまだ 硬い蕾を付けた花茎がほんの少し伸び始めた位でした。 そこで、先日  7/17  葛西臨海公園へ咲いてる姿を  見に行ってきました。 花期は7月〜9月  アフリカハマユウより  ちょっと後。 詳細は 2023/7/29   投稿を。 種子は2~3㎝の球形で コルク質の厚い種皮に包まれて水に浮き、海へ旅立ちます。=海流散布 ★ 海を旅する種子シリーズ ★ 夜咲くんだよシリーズ 古くから  愛でられてきたお花なんですね。万葉集にありました み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど  直に逢はぬかも 万葉集  作者:柿本人麻呂 撮影 2024  7/17 葛西臨海公園  ・・・・・・・・・・・・ 3つ目  海浜植物じゃないですよ。 ウバユリ 姥百合 ユリ科ウバユリ属の多年草 在来種 関東地方以西〜四国、九州に分布 山地の森林、山中の木陰、藪の中などに自生 東京都では  絶滅危惧 Ⅱ 類 (VU) ココ山の中じゃないですよ。東京23区内! 春に  ニリンソウが 群生していた都立赤塚公園の生物多様性保護エリアに  ウバユリも群生しています。 ニリンソウの季節は  多くの方が見物にやって来て ずいぶん賑わいますが、今 姥百合のシーズンは  藪蚊に襲われながら 独り占めで撮影です。ちょうど花盛りです。 足を運んでみてはいかがでしょう 撮影 2024  7/15 都立赤塚公園生物多様性保護エリア
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のんちゃん
1ヶ月 以上 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ツルナ 蔓菜 別名  ハマヂシャ 浜萵苣 ハマミズナ科ツルナ属の多年草 在来種 北海道西南部〜沖縄の太平洋側に分布 海岸砂地に生える 砂地に生えてて 厚みのある葉っぱ… はじめまして。あなたも浜っ子なのかなぁ? 調べてみて  海浜植物、しかも!食べられる菜っ葉だとわかりました。 コウボウムギやコウボウシバよりも一歩奥、陸側に生え育つようで、砂浜と土の境目や岩場の隙間などに生えるとのこと。 なるほど〜確かに 海岸のサイクリングロード脇で見っけました。 全体が多肉質で毛がなく、粒状突起があり  手ざわりは ザラつく。茎はまばらに枝分かれをしながら匍匐し広がり 夏から秋にかけて茎上部が斜上し高さ50 cmくらいまで生長。 葉っぱは三角で  長さ3~7㎝くらい。 5月〜10月、葉腋に1~2個の5mm位の黄色いお花が  窮屈そうに  咲きます。 黄色の花びらのように見えてるのは萼なんです。 果実は 1cm 位の核果で、上の方に4~5個の角みたいなトンガリがあって 裂開しないでそのまま周囲に落っこちます。 核果の中は下半分に発砲スチロール状のものが詰まってて、軽く浮きやすい造りになってるそうです。小さな種子は核の上の方に4~5個入ってます。 ツルナの種子も海へ旅立ちます。でも  一歩奥に居るので  通常の波はゼンゼン届かないから きっと台風とか大荒れのタイミングで波にさらわれるのでしょうね=海流散布 ★ 海を旅する種子 気になるポイント、食べられるってこと! 初夏〜夏が食べごろで 茎先(10cm位)や 柔らかい葉っぱを摘んで食べます。シュウ酸を含んでいるので、茹でこぼし水に晒す下ごしらえが必須。下ごしらえをするので 嫌なクセはなく美味しいんですって!ホウレンソウに似た性質のようですね。 英名は、ニュージーランド・スピニッチ=ニュージランドのホウレンソウ 日本の各地方では、ウミヂシャ、ハマナ、イソナ、スナカブリ、ハマホウレンソウ等…色んなお名前が付けられてるそう。 食べてみたいなー 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月 以上経っちゃっいました。 6月初旬 湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマスゲ 浜菅 カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草 関東地方以西〜九州の日当たりのよい海岸の砂地から内陸地、平地の路傍まで広く分布。 おっ!このコは カヤツリグサのお仲間かなぁ? 線香花火みたいな姿が面白いねって、思いながら撮影。 お名前を調べてみると『浜スゲ』 このコも 砂草のお仲間だと思ったのですが… 海浜植物ではありませんでした。 三角の花茎は硬く スーッと真っ直ぐ伸び 高さ15~40cm。 茎頂に数本の花序枝を伸ばし、枝先に小穂をまばらにつけます。 きれいな赤褐色の部分が鱗片で そこに雄しべと雌しべが包まれてます。 花期は 7〜10月 花びらは ないので お花っぽく見えないかもしれませんが、じつは この写真 お花が咲いてるんですよ。 赤褐色の鱗片の隙間から 何やらくるくるした白い糸みたいなの 見えると思います。それが雌しべの柱頭で、3裂して糸状になってます。 雄しべの葯も同じように 隙間から外へ出るそうですが この写真には写ってないです。 調べていくと 厄介な奴だってわかりました 『世界の10大雑草にあげられている代表的な耕地雑草』なのだそう。wow 種子でも増えますが、地下での繁殖能力が非常に高く、地下茎を形成し、その地下茎に硬い塊茎をつくり、これによって繁殖する。 砂浜のような、植物にとっては過酷な環境でも生き抜くことができるのだそう。 厄介な奴ですが、ここで名誉挽回! 塊茎には独特の香りがあり、香附子(コウブシ)というお名前で 漢方薬として用いられます。 撮影 2024 6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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1ヶ月 以上経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマニガナ 浜苦菜 キク科ニガナ属の多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 花期が  春4月〜秋10月と長いと 知り このコにはたくさん会えるだろうなぁと期待して訪れましたが、あれれ?? 想像よりも花数が少く 探し回りました。 後から知ったのですが  … パーっと一斉に開花するのではなく  長い花期の間 ポツリポツリと咲くのだそう。(真夏の間はお休みするみたい) そして、保護活動のおかげで  最近少ーし増えつつあるけど ココ 神奈川県では  絶滅危惧 II 類。 なるほどね~  納得ガッテン それなら、こうして出会えてラッキーだったんですね。保護活動なさってる方々に感謝です。 お花の大きさは 2〜3cmで  オオジシバリなどに良く似てますね。 でも 葉っぱはぜんぜん違うんです。 地下茎を長く伸ばして増え ちょっと離れて別の株があるように見えても   地下で繋がっていたりするのだそう。 葉っぱは厚く、長い柄があり  3〜5cm位の大きさ。掌状に 3〜5裂し、形の変化が多い。ちょっとユニークでかわいい形ですね。 果実は紡錘形の痩果(5〜7mm)で同じくらいの長さの冠毛がつくそうです。やはりキク科ですね!そこまでは  予習していたので  ぜひふわふわさんに会いたいと思い  探しましたが  私が見ている範囲では  見つけられませんでした。 後で、知ったのですが…   普通  冠毛を持ってるコたちは  風に吹かれ  遠くへ飛んで行くのですが、  ハマニガナの冠毛は 果実から 落ちやすく 風による種子散布をあまり期待しないようなんです。 じゃーどーするの? 長さ5~7㎜の痩果は 軽くて  長い期間水に浮くのだそう。 風散布より海流散布がメインになるんですね~おもしろーい ★ 海を旅する種子 追記 私のお目々は節穴でしたー かしさんが一枚目の右側に ホワホワの冠毛見つけてくださいました! ありがとうございます。 ヽ(=´▽`=)ノ 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマエンドウ 浜豌豆 マメ科レンリソウ属の多年草 日本全土の海岸の砂地に生える この辺りでは 4月〜5月頃がお花の季節なのだそう。 私が  訪れたのは  6月なので  あまり期待してなかったのですが… wow!!!マジ?!やった~ まだ ちょっと  咲いてましたよ! 茎は地をはって  1mくらい伸びていきます。 お花の形、葉っぱや まきヒゲの様子は、マメ科っぽいですね。 2cm位のお花は  総状花序に3〜6個つき、長さ2.5〜3cm。咲きはじめは 赤紫色、次第に青紫色に変わるのだそう。何日位咲き続け何日くらいかけて変化しているくのか?知りたくなっちゃいます。 お花を見っけた周辺を ちょっと探してみたら… あった! 豆果は 5〜6 cm。 完熟すると  サヤが裂けて種子がこぼれます。硬く丈夫なうえ軽いので 波に乗って海を旅します。=海流散布  ★ 海を旅する種子 お名前の由来は 海岸に生え、エンドウに似ているのでこのお名前がつけられたそう。でも  エンドウ(エンドウ属)の仲間じゃなく、スイートピー(レンリソウ属)のお仲間なのだそう。 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 問題です これ   何ーんだ  ? 答え 私  こうして  果実見たの初めてかも。 ぱっと見、何だろ?って考えちゃった。葉っぱを見ればわかったんですけどね~ ハマヒルガオの若果実です。 果実は蒴果で萼片と苞とに包まれ、赤紫色を帯びています。 この写真は  まだ若い果実のようです。 完熟しても直ぐに裂け開くのではなく 黒い種子を4つほど  包んだまま   空洞 に含んだ空気でプカプカ浮かんで波に乗って海を旅します。=海流散布  ★ 海を旅する種子 1つ目と2つ目と3つ目 ハマヒルガオ 浜昼顔 ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 2021年1月 元々この浜にたくさん生えていた海浜植物たちが減ってしまっているのを  復活させようと奮闘していらっしゃる方に出会い、  ハマヒルガオの茎を植えているのだと教わりました。 お花の時期にぜひ見てみたいと思ってました。 ようやく来ましたよ! 砂の中に地下茎を長く伸ばしてふえる。茎は砂の上を這い、何かあれば巻きつき広がる。こうして浜の砂が飛散したり  流されるのを守ってくれてるのですね。(浜の砂草たちの大切な役目) 葉っぱは厚くて光沢がある丸っこいハート。お花は直径4〜5cmくらい 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸 4つ目と5つ目 ハマダイコン 浜大根 アブラナ科ダイコン属の多年草 今年の春  葛西臨海公園の浜へ ハマダイコンを見に行きました。 この浜でもたくさん咲いていたようです。少しだけお花が残ってました。 5つ目 ハマダイコンの果実。 これはそろそろ完熟かなぁ? マメ科のお豆サヤに似てるけど お豆サヤが裂けて種子を出すのとは違うようです。 小さな種子は  コルク質の果皮に包まれてて  くびれの節ごとに  バラバラに なり地面に落っこちます。親株の傍で増えたり 風に吹かれ少し離れたところで増えたり、   波に乗って 海を旅します。=海流散布 ★ 海を旅する種子 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマボウフウ 浜防風 セリ科ハマボウフウ属の多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 1つ目 全体 葉っぱ 草丈は 5〜30cm 葉っぱは  砂草らしく厚み光沢がある。1〜2回3出羽状腹葉  砂の上に  張り付くよに葉っぱを広げてる感じ。 茎の先に  複散形花序をだし、白く小さな花を密につける。 2つ目 ↑ 雄性先熟 の  雄性期 拡大すると  花びらが開き3〜4mm位の小さなお花に 雄しべの赤褐色の葯が 見えてます。 ↓ 雌性期  花粉を出し終え  雄しべと花びらが落ちて、 雌しべが伸び2つに裂けています。この写真は  雌性期も終わりかけなのかなぁ?子房が膨らんできてますね。 3つ目 ↑ お花の時期は終わり それぞれの子房が膨らみ 果実の頃 私が  浜に見に行った6月上旬には  これくらいに赤い果実の状態が  多かったです。 お花の時期は4月〜5月頃だったようで、お花はずいぶん少なかったです。 ↓ 果実が成熟しつつある頃かなぁ 4つ目 見て廻った中で  僅かに  完熟頃かなぁ?と思われるものがありました。 よく見ると そばに完熟果実がポロポロ落ちてます。 なるほどね~ こうして親株の傍に  崩れ落ちるんですね。 親株の傍で  発芽し成長したり、風で飛ばされ転がって  同じ浜のどこかで  発芽したり… 波打ち際ギリギリではないけど 台風などで 海が荒れると 波を被りそうな場所です。 この種子たちは  波にさらわれ海流に運ばれて どこかの浜へ辿り着き またそこで  次の命を繋いていくんだろうなぁ〜  なんて 海を眺め 想像巡らせました ↓ 調べてみると、これは  丈夫なコルク組織になってるそうで、この中に黒い縦長の種子が包まれてているのたそう。 やっぱり  波に乗ってプカプカ浮いて  海流散布できる造りのようですね。 ★ 海を旅する種子 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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1枚目 4月半ばに  ハマダイコンを見に行った葛西臨海公園の 西なぎさ の 西の端っこから  ディズニーランド方面を眺めて 撮影 2024  4/14 葛西臨海公園  西なぎさ この日の目的は ハマダイコンとハマエンドウでした。残念ながらハマエンドウには 会えませんでしたが、別の『ハマ〇〇○』海浜植物のお仲間に会えました。 2つ目 ハマヒルガオ 浜昼顔 ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 厚くて光沢がある葉っぱは  いかにも海浜植物って感じですね 花期は 5〜6月ですから  この時  出会ったコは  ちょっぴり早かったようです。西なぎさの浜に  まだ3輪だけでした。 撮影 2024  4/14 葛西臨海公園  西なぎさ 3つ目 ハマゴウ 浜栲 浜香 この写真は  ハマゴウの種子 シソ科ハマゴウ属の常緑小低木 在来種 北海道以外の本州(東北南部以南)〜沖縄に分布 海岸の砂浜に群生する海浜植物 2023年 7/29に  お花を投稿しました 。 お花、葉っぱ、実から ミントやユーカリ のような良い香りがするので  古い時代から活用されていたそう。お名前も 香りが良いことに由来するのだそうですが…私ったら、クンクンしてなかったんですよ。まったくもー 今回は、この種子を見っけました。残り僅かでしたが…えへへ 5mm位の大きさの種子は、蔓荊子(まんけいし)と言うお名前の漢方薬になるそうです。 そして、この香りは  安眠できる成分を含んているので  平安時代からこの種子を枕に入れていたのだそう。 いい香りですよ~♪ ★ 海を旅する種子 撮影 2024  4/14 葛西臨海公園  東端休憩所、旧江戸川河口付近
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のんちゃん
夏の海辺の『 ハマ○○○ 』 ハマボウ 浜朴 アオイ科フヨウ属の落葉低木 在来種  本州(神奈川県以西)〜四国、九州、奄美大島に分布 河口の潮感域に生育 潮水につかっても育つ GS1年生の夏 投稿で拝見して  ずっと 会ってみたいと願っていた 海辺の『 ハマ○○○ 』の1つです。 やったー! 樹高は 1〜3m お花は 5〜8cmほどで 5枚の花びらがらせん状に並び開きます。花びらの奥の方は暗赤色。 雌しべ1つで花柱の先は5裂。 雄しべは多数合着し 雌しべの周りを取り囲みます。 うむぅ~ この写真だとシベの様子は良く見えませんね。 フヨウやムクゲ、ハイビスカスのように ハマボウも一日花。 朝咲いて 夕方には 萎みオレンジ色 (サーモンピンクっぽい色合い) になります。昨日咲いてたんだろうなって思うクシャっと萎んだお花が 点々と残ってました。 花期は7月〜8月 花言葉  楽しい思い出      淡い恋心 人々が楽しく遊ぶ海辺でハマボウのお花が咲き、海の楽しい思い出を連想させることに由来するそう。 撮影 2023 7/22 葛西臨海公園 …………………………………………………… 覚え書き 故郷で ごく普通に見ていたのは『ユウナ』と呼ばれている『オオハマボウ』でした。 そっくりなので 同じモノだと思いこんでいましたが 今回 ハマボウを見て 第一印象 小っさ!って感じたんです。 オオハマボウは ハマボウよりひと回り大きなお花、葉っぱも大きく 木自体大きく 10m位になるものもあるそうです。 ハマボウと同じように一日花ですが 枝先で萎むのではなく、オレンジに変化し 椿のように咲いたままの姿で首からポトリと落ちます。 ハマボウが在来種なのに対し オオハマボウは オセアニア、東南アジア原産
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のんちゃん
夏の海辺の『 ハマ○○○ 』 ハマユウ 浜木綿  1/2  標準和名 ハマオモト 浜万年青 ヒガンバナ科ハマオモト属の多年草 在来種   本州(関東以西)〜四国、九州、沖縄に分布 暖地の海岸の砂地に自生 海浜植物 GS1年生の夏 投稿で拝見して  ずっと 会ってみたいと願っていた 海辺の『 ハマ○○○ 』の1つです。 やったー! 標準和名はハマオモトですが、ハマユウ と 呼ばれるのことが 多いようです。 お名前の由来は、 ・オモト万年青の葉っぱに似て 厚く大きく、 海岸に生えるので ハマ万年青 ・お花が木綿(ゆう)のように白く垂れることからきている。 というのは、 神事のとき 榊につけ垂れ下げたものを木綿(ゆう)と言い、白いお花が その木綿(ゆう)のように 細く垂れることから ハマ木綿と呼ばれるようになりました。 彼岸花のように 茎のてっぺんに 十数個 お花が寄り集まり 外側に向かって花開きます。 真ん中のあたりにある 薄黄色で真っ直ぐ立ってる棒のようなものは 苞に包まった蕾です。 1つひとつのお花は 直径6~8cmほど。 長さは7~8cm、幅5~8mmの細長い花びら6枚。 開くと 大きくゆる巻きカールし 垂れ下がります。 赤紫色の雄蕊花糸見えますか? 先っちょに T 字状に葯が付いてます。雌しべは葯が付いて無いものだそう。 花は夕方 日没前後から強い芳香を放ち 開き始め、深夜に満開になります。 私が このコに出会ったのは 午前11時前。 香りの事知らなかったので クンクンしてな~い。残念。 花期は7月〜9月 花言葉 どこか遠くへ     汚れがない 撮影 2023 7/22 葛西臨海公園 ★ 夜咲くんだよシリーズ
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