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醜男
月桂樹(ゲッケイジュ) クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木。地中海沿岸原産。日本には1905(明治38)年頃にヨーロッパより渡来した。日露戦争が終結し、月桂冠という酒が世に出るなど、戦勝を祝う世の中のムードがゲッケイジュを広めたとされる。庭木や公園樹として各地に植えられる。葉は主脈が明るい色で目立ち、ふちは波打つ。花期は4月。葉腋に薄黄色の小さな花が固まって咲く。雌雄異株。雄株の花はボリュームがあり雄木が多く植えられている。雌株には10月頃に黒紫色に熟す果実がつくが、日本には雌株が少なく果実はあまり見かけない。ゲッケイジュはカイガラムシの被害が多い。一旦つくと薬剤は効かないので退治が難しくベタベタする排泄物に菌がついてすす病も発生し葉が黒くなるため鑑賞樹としての価値が下がる。 ギリシャ時代から勝者や英雄を称えるためゲッケイジュの枝葉でつくった冠を授与する習慣があった。これは、常緑で葉に芳香があるのが貴いとされたからである。また、ローマ皇帝は雷が怖く、雷除けに効き目があるという月桂冠をつけていたとされる。枝や葉に芳香があり薬用、香辛料として利用される。臭み取りや香り付けのために、魚や肉料理、スープ、シチューにそのまま入れて使用する。ブーケガルニの重要な材料になる。葉を乾燥させた月桂葉はローレル、ローリエ、ベイリーフの名でスパイスとして販売されている。 ゲッケイジュの名前は、中国人が19世紀に、英名ローレルを『月桂樹』と翻訳したことに由来する。中国には、『月』には永遠の命を象徴する桂の木があるという伝説がある。それを踏まえ、良い香りがする常緑樹であることを月桂樹で表した。 出典『都会の木の花図鑑』『身近な樹木図鑑』『薬草の呟き』『食材図典』『樹木の名前』
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