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Iris × germanicaの一覧

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阿南田零
アヤメ類で一番最初に咲くと言われるイチハツが何番目に咲くんだろう?と順番を数えてましたが、今年は花芽が付いてないみたいです。 イチハツが咲かないのなら最早順番を数えても意味はないのですが、せっかくここまで数えたので😅 左側が5番目、6番目です。どちらも5月10日前後にほぼ同時に初花でした。 左上段:キショウブ     Iris pseudacorus     アヤメ科アヤメ属 西アジア、ヨーロッパ原産で、日本には明治に持ち込まれました。湿生植物で、水路や水田脇などによく見られますが、庭植えでも普通に育ちます。日本の侵略的外来種ワースト100に指定されていて、栽培する場合には野外に逸脱させないこと、野生化しているものについては積極的に駆除することが要請されています。 左下段:ジャーマンアイリス/ドイツアヤメ     Iris × germanica     アヤメ科アヤメ属 バルカン半島原産のニオイアヤメ(Iris palida)とIris variegataの自然交雑種を起源に、品種改良を重ねられた園芸品種です。当初、ドイツで品種化されたので現在の名で呼ばれますが、今日の多様な品種の多くはアメリカで開発されたものだそうです。 右側はアイリス(アヤメ属)ではないですが、日本ではチリアヤメと呼ばれているのでついでに。こちらも5月に入ってから咲き始めました。 右側:チリアヤメ    Herbertia lahue    アヤメ科ハーベルティア属 日本ではこれの学名はHerbertia amoenaと記されることが多いみたいですが現在の有効名は上記のようです。 アメリカ南岸地域とブラジル、アルゼンチン、チリの原産で、日本には大正時代に持ち込まれたとされています。花茎5~10cm程度と小型であるため、他の小型アヤメ類とともにミニアイリス、一寸アヤメ、三寸アヤメ等と呼ばれるほか、球根植物としてハーベルティア/ハーベルチアとして売られています。 球根の分球と種子繁殖により爆発的に増殖し、現在は日本各地の公園緑地や草地に逸脱しているのが見られます。在来の動植物への影響が確認されていないためか、現在はいかなる規制も受けていませんが、高い増殖力に加えて、球根がカタクリのように年々深く潜って行くので、駆除しようとなるととても大変です。自宅で栽培する場合も、むやみに広がってほしくない場合は鉢やプランターで育てるのが賢明かと思います。
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