真冬のトンボ メダカの水槽から オツネントンボ（越年トンボ） が出てきた。 お昼前、相棒からせせらぎに逃がしたとの報告がありました。 追記 ２月１８日 新たに２匹が孵化しました。 ーーーーー 🗒️ イトトンボの仲間の共通点 -４枚の羽根の形がほぼ同じ -腹部（尾）が細い -４枚のはねを重ね、たたんで止まる（一部をのぞく） ーーーーーーーーーーーーー 🗒️ オツネントンボ（越年トンボ） トンボ目アオイトトンボ科 みなさんは真冬のトンボを見たことがありますか？ 日本には約２００種のトンボがいるのですが、成虫で冬を越すトンボが３種だけいます。 オツネントンボもその一つで、越年からその名前がつきました。体長４ｃｍ足らずの、茶色い目立たないトンボです。 冬は樹木や石の隙間に潜んでおり、暖かい日にはひだまりで活動します。 活動といってもエサを食べることはなく、日光浴をする程度です。 水がぬるむ４月頃になると、池や水田に集まってきて、交尾と産卵を行います。 交尾産卵を済ませたトンボは、間もなくその一生を終えます。 卵からかえった幼虫は、ミジンコなどのエサを食べて成長し、６～７月に成虫になって飛び立ちます。 その後は消息不明で、夏の間どこでどのように過ごしているのかわかっていません。 晩秋になると、ひだまりでエサを食べる姿を見かけるようになるのですが、寒さの訪れとともに姿を消します。 小さな体にもかかわらず、暑い夏と寒い冬を耐えるのですから、すごい生命力の持ち主ですね。 ーおごせ　昆虫と自然の館　通信２０より (中略する部分あり） 新井裕氏　（NPO法人むさしの里山研究会理事長）ー