GreenSnapがコロナ禍における園芸をリサーチ。コロナ禍では「癒やし」求めるユーザーが増加
2020.10.20
植物コミュニティアプリ「GreenSnap」を運営するGreenSnap株式会社(東京都中央区、代表取締役:西田貴一)は、この度GreenSnapの投稿データよりコロナ禍(2020 年4月から6月、2020年7月から9月)における園芸ユーザーの動きや心理などを調査しました。
■背景
園芸業界は家の中で過ごす時間が増加したことにより、この春は新規ユーザーが増加したといわれています。その中で、実際にユーザーはどのような目的ではじめたのか、今後はどのようになっていくのかなどをデータから調査する目的で実施いたしました。2020年4月〜9月まで300万枚の投稿データが対象になります。
■GreenSnapの春のユーザーデータ
【2020年4月〜6月の投稿のタグデータ】
※伸び率は2019年と比較
【2020年7月から9月の投稿のタグデータ】
GreenSnapのユーザー増加データからも、園芸を新しく始めた人は確実に増加しています。GreenSnapが20020年10月に実施したアンケートでも新しく始めた人の52%は「家の環境を良くしたかった」となっており、来年も「もっと植物や花を楽しみたい」という回答は73%にも上ります。
GreenSnapでは新規ユーザーが増えた数値を踏まえ、ユーザーの動向や心理などをGreenSnapの投稿データから更にリサーチしました。
上記の投稿データにあるように2020年4月から6月の投稿データはGreenSnapのユーザー数が伸びているにも関わらず、外出自粛の流れで
通年大きく伸びるはずの「お出かけ」のタグが伸びず、その他でも植物を楽しんでいると思われる「GS映え」(※GSはGreenSnapの略)もダウンしています。
その代わりに、家の中で植物や花を飾っていることを表すタグ「キッチン」や「窓辺」が増加しており、さらに家の外でガーデニングをしていることを表す「家庭菜園」、「花壇」、「エクステリア」などが大きく伸びました。また、心理的な状態を表現する「癒やし」というワードも大きく伸びました。
この結果、コロナ禍での外出2020年4-6月は外出を控えながら自粛生活中はおうちで過ごす時間増加による生活の充実度アップに加え、「癒やし」を求めているのがデータからわかります、
また、2020年7月から9月の投稿データからは夏にも関わらず「お出かけ」のタグが増加したことから、外出が増えたことが伺えます。ただ、家の中、家の外でのガーデニングも伸びていることから、夏でも春に引き続き、家の中で過ごす時間を花や植物で充実させていることも伺えます。
このことから、ただ単に「植物や花を楽しむ園芸」に加え、「癒やし」などを求めて、「より生活に密着した園芸」を求めているのではないかという結果がGreenSnapのデータより出ました。
GreenSnapではこの調査より、より花や植物に求めるものが生活におけるなかで多様化していくのではないかと考えております。
■今後について
GreenSnapでは園芸業界における消費者データを解析することにより、ユーザーの動向やニーズをいち早く把握し、園芸業界に向けて発信していくことでマーケットの拡大に貢献していきたいと思います。
■GreenSnapとは
GreenSnap社が運営する「GreenSnap」は、30~40代女性をターゲットとした植物に特化したSNSアプリです。植物の名前や育て方を調べたり、植物写真のタイムライン投稿やアルバム記録、ブログなどの機能を備えており、植物好き同士の活発なコミュニティも存在します。
ユーザー数はGreenSnap社運営メディア全体で最大月間950万人、1日最大40,000枚、累計900万枚もの投稿がされている、いま注目を集める植物メディアです。
▽GreenSnap Webサイト
▽植物情報サイト「horti」
▽植物のオンラインショップ「GreenSnapSTORE」