No.1326 ニンジン(人参)🥕 セリ科ニンジン属 その3 このように傘状に咲くと、ニンジンがセリ科だってわかるよね🥕 人参は、大きく春夏にんじん(4月～7月)、秋にんじん(8月～10月)、冬にんじん(11月～3月)に区分されます🥕 8月から11月は、ほぼ北海道産だよ🥕 人参の花を近くに朝泳ぐ 大井雅人

No.1324 ニンジン🥕 和名：人参 漢名：胡蘿蔔 セリ科ニンジン属 その1 和名は、日本では古くから知られていた薬用人参と根の形が似ており、また芹と同じような葉をしていたことから「芹にんじん」と呼ばれ、それが食用として広くりようされるようになり、いつしか「芹」が取れたため🥕 薬用人参は、正式名は「オタネニンジン(御種人参)」といい、御種は徳川吉宗が国内で栽培する目的から各藩に種子を分け与えたためで、人参は根の形が人に似ていたため🥕 御種人参は、ウコギ科の植物で、別名は「朝鮮人参」または「高麗人参」といいます🥕 今でも、御種人参は長野県上田市、福島県会津若松市、島根県大根島で栽培されています🥕 畑隅に人参の花子守立つ 大野林火

No.1323 ジャガイモ(ジャガイモ) 別名：馬鈴薯 ナス科ナス属 その2 ジャガイモの花は、ナス科だからナスの花にそっくりです☺️ この花はジャガイモの「キタアカリ」で、ジャガバターにするには最適の品種です☺️ キタアカリはホクホク系のジャガイモ🥔 キタアカリは、北海道農業試験場が「男男爵」と「ツニカ」を交配して作りました☺️ ジャガイモを収穫するときには、まだ育っていない小さなジャガイモも収穫されます☺️ その小さなジャガイモ(5センチ以下)を油で炒めて、味噌と砂糖を絡めたものが好きですね☺️ じやがいもの花のさかりのゆふまぐれ 日野草城

No.1322 コムギ(小麦) イネ科コムギ属 その3 隣の家でも、麦を作っていますが、穂は10本程度しかありません☺️ 最近は、麦を花材としますが、その場合は大麦が使われるみたい😅 北斗七星の柄杓の柄をその曲がり具合に沿って伸ばしていくと、うしかい座の1等星アークトゥルス🌟、おとめ座の1等星スピカ🌟を通って、からす座まで引いた曲線を「春の大曲線」といいます☺️ アークトゥルス🌟とスピカ🌟、そしてしし座の尻尾のところで輝く2等星のデネボラを結ぶと、「春の大三角形」となります☺️ うしかい座のアークトゥルスは、ギリシャ語で「熊の番人」という意味で、この1等星は全天で4番目に明るい星🌟です☺️ そして麦を刈り入れる頃になると、日没後にこの星が頭上に輝くことから「麦星🌟」と呼ばれます☺️ 麦の穂のかなたの村の夕汽笛 飯田龍太

No.1321 コムギ(小麦) イネ科コムギ属 その2 コムギの穂は、オオムギ(No.1319、2022.07.23)と違って実の並びは雑然としたバラバラ状態です☺️ オオムギは直線的です🙄 芒(のぎ)というひげの部分も、オオムギのはまっすぐですが、コムギのそれはまばらで、曲がっていたりします☺️ 地の恵みしづかに充ちて麦熟るる 渡辺千枝子

No.1320 コムギ 和名：小麦 イネ科コムギ属 その1 和名は、古くからある麦という「古麦」という説と、粉として使う麦の「粉麦」など、諸説いろいろあります☺️ 日本(江戸時代以降)では、麦茶や麦飯に代表されるように、「むぎ」といえば大麦のことです☺️ このpicは正に麦秋ですね☺️ 麦秋(ばくしゅう)や麦の秋は、夏の季語です☺️ 七十二候では、二十四節気の「小満」の末候を「麦秋至る」としており、麦が熟して収穫する頃とされております🎵 新暦では、5月31日から6月4日ごろに当たります🎵 麦秋や雲よりうへの山畠 梅室

No.1319 オオムギ(大麦) イネ科オオムギ属 その2 オオムギの穂のからでているひげ(芒(のぎ))はピーンと長く、スッキリ整然と上向きます🎵 穂の付き方も直線的です☺️ 昭和の頃は、この辺でも冬に麦踏みを見掛けましたが、、🙄 この六条大麦は、麦ごはん用なのかな⁉️ 残念ながら、品種はわかりません😅 大麦の渦巻く熟れを日にさらす 吉田耕夢

No.1318 オオムギ 和名：大麦 漢名：大麦 イネ科オオムギ属 その1 和名は、小麦より大きな麦でることから🎵 大麦にも米と同じように粘りが少ない「うるち」と粘りの多い「もち」があります🎵 そして「うるち」と「もち」それぞれに「二条」と「六条」があります🎵 結実する穂の数により小花が、2列に並んでつけば「二条大麦」、6列に並んでつけば「六条大麦」です☺️ 上からみると、六条大麦は実が六角形になります🔯 このpicは六条大麦です☺️ つかみ合ふ子供のたけや麦畠 去来

No.1294 ゼンマイ(薇) ゼンマイ科ゼンマイ属 その4 ゼンマイはこのような渓流などのそばが好きだよね☺️ 写真は渓流ではなく、「須賀の滝」だけど😅 この子は男の子だから食べられない👋😞🍴 ゼンマイには、栄養葉と胞子葉があり、食べると美味しいのは、栄養葉の方で、女ゼンマイと呼ばれます☺️ 胞子葉の方は、男ゼンマイと呼ばれます☺️ 採るときは、来年も収穫できるように、女ゼンマイを少し残しておきます😅 ぜんまいや靄の底なる滝ひゞき 徳永山冬子

No.1270 コマツナ(小松菜) アブラナ科アブラナ属 その2 コマツナの十字の花です🎵 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 八代将軍吉宗が、鷹狩りに出掛けました🎵 今日の御鷹場は、江戸周辺の小松川村でした🎵 そして、御膳所(将軍か食事をするところ)は、通例通り、近くの社寺が指定され、今日は香取社でした🎵 神主の亀井和泉守が将軍に出したのは、餅の澄まし汁に、冬菜を添えたものでした🎵 吉宗は、この冬菜の香味を大層喜び、和泉守に、この菜はなんという菜なのか、お尋ねになりました🎵 和泉守は、「名はありません」と答えました🎵 吉宗は、美味しい野菜なのに、名前がないことを残念に思い、ここは何という村かと、尋ねられ、小松川村であることを知ると、小松菜と名付けられました🎵 因みに、鷹狩りは、綱吉の生類憐みの令により禁止されていましたが、吉宗が復活させました☺️

No.1269 ダイコン(大根) アブラナ科ダイコン属 その4 アブラナ科は十字の花が特徴的🎵 このダイコンの花は、花弁の基がくびれ、紫のスジが入っています🎵 毎年食べきれないものが、花を付けます😅 筑波をも見る眼のはしや花大根 鳳朗

No.1267 フキ(蕗) キク科フキ属 その3 フキノトウには、雄花雌花があり、この子は雄♂️です🎵 雄花は黄色い花粉があるので、黄色っぽく見えます🎵 味は変わらないんだけどね☺️ 春先はフキノトウを食べ、春真っ盛りになると、葉柄を食べます🎵 葉柄を7センチくらいで折り、その度に引っ張りながらスジを取ります🎵 フキは一回茹でてから使います🎵 10円玉を入れて煮ると、いい色に仕上がります☺️ にがにがしいつまであらし蕗のたう 宗鑑

No.1266 フキ(蕗) キク科フキ属 その2 この子が出てくると、春の酒🍶が進みます☺️ 春の山菜は、香りがサイコー😍💓💓 投稿しようとして分かったけど、雌♀️しか投稿してなかったんだね😅 4月になったら、雄もあげますね✌️ 日ざかりを蕗やかざして大休止 森鴎外

No.1265 ハクサイ 和名：白菜 漢名：白菜 アブラナ科アブラナ属 その1 和名は、漢名から🥬 花は菜の花にそっくりです☺️ 冬にはなくてはならない野菜です🥬 働いてると、鍋料理🍲は手抜きではないけれど、手軽にできるので大助かりです🥬 本村紗英さんは、シロイヌナズナを「かわいい」と公言してはばからないけど、ハクサイのゲノム解析は、このシロイヌナズナの解析が終わっていたから、できたようなもの🥬 同じアブラナ科だしね☺️ しんとして 街にみちたる 陽のしめりに 白菜のたばを母も見てあり 宮沢賢治

No.1239 ミョウガ(茗荷) ショウガ科ショウガ属 その2 ミョウガの花です🙄 ミョウガは、花が咲くと味が悪くなるので、咲く前に採ります☺️ 茗荷を食べると、物忘れをするというのは、俗説で、根拠があるわけではありません🙄 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 昔、釈尊の弟子にはんどくという人がおりました☺️ ところが、はんどくさんは物覚えが悪く、お経を教えても、すぐ忘れてしまいました☺️ はんどくさんは自分の名前もすぐ忘れてしまいました☺️ そのはんどくさんが亡くなり、お墓に埋葬されました☺️ しばらくすると、その墓から草が生えてきました☺️ 大方、名を荷なって来たのだろうと、その草を「茗荷」と名付けました☺️ 茗荷だけは生姜の上にたたん事を 杉風

No.1238 コンニャク 和名：蒟蒻 漢名：蒟蒻芋 サトイモ科コンニャク属 その1 和名は、漢名から🎵 平安時代の辞書に「蒟蒻」の文字があるので、奈良時代に渡来したといわれます☺️ この茎の下に、蒟蒻芋があります☺️ 出荷まで3年掛かるから、大変だよね☺️ こんにやくは芋と煮られて月の友 白雪

No.1237 トウガラシ(唐辛子)🌶️ ナス科トウガラシ属 その2 トウガラシが真っ赤になってきました🌶️ 1株に、100個くらい付いてます🌶️ あと一週間くらいで収穫かな🙄 📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕 昔、昔のお話です🌶️ 昔、柿売りと唐辛子売りがおりました🌶️ ある年の雪の降る日、二人一緒に商売に出掛けました🌶️ しばらくすると、空が真っ黒くなり、吹雪になってきました⛄️ 二人は一歩も前に進めません⛄️ 二人は雪の中に穴を掘って、吹雪が止むのを待つことにしました⛄️ しかし、吹雪は一向に止まず 二人は腹が減ってきました⛄️ すると、柿売りは、柿を取り出して、自分だけ食べ始めました⛄️ 唐辛子売りも柿を食べたくて、唐辛子との交換を持ちかけますが、「唐辛子では腹の足にならねぇ」と、応じてもらえません⛄️ 唐辛子売りは仕方なく、雪に唐辛子粉付けて食べ始めました🌶️ 唐辛子の雪団子を飲み込むと、お腹が熱くなってきました🌶️ 柿売りは冷たい柿を何個も食べたので、体が冷えて震え出しました⛄️ そのうち、柿売りの体はますます冷たくなってきて、終いには死んでしまいました⛄️ 反対に、唐辛子売りは、体がだんだん熱くなってきて、雪の中でも平気でした🌶️ 昔から、柿は「冷えの食い物」、唐辛子は「温まりの食い物」といわれました☺️ 山陰や山伏村の唐辛 一茶

No.1158 チシャ 和名：萵苣 漢名：萵苣 別名：レタス🥬 古名：チサ(知佐) キク科アキノノゲシ属 その1 和名は、漢名から🥬 萵苣も知佐も、「乳草」からきており、葉の切り口から白い乳液が出ることから🎵 日本には、奈良時代には渡来していました☺️ 長屋王邸や飛鳥京跡から出土した木簡には、「知佐四束」などの記述が見られます🥬 花を見ると、レタス🥬もキク科って分かるね😅 プランターに植えたレタス🥬なんですが、、 公達の墓もせらるゝ苣畠 野坡

No.1157 ミョウガ 和名：茗荷 ショウガ科ショウガ属 その1 和名は、強い香りがあり、芽を食べるので「芽香(めか)」と呼ばれ、そこから、「メウガ」、「ミョウガ」と転訛した🎵 花は一日花🎵 香味野菜の代表格だね🙄 夏バテ☀️😵💦(最近しないけど)の季節には、なくてはならない野菜だよ🙄 うちには、夏ミョウガと秋ミョウガがあります🍶 夏の名の茗荷ぞこゝに草まくら 支考

No.1156 トマト🍅 和名：トマト 別名：アカナス ナス科ナス属 その1 和名は、英名から🍅 もともとは、古代メキシコ語で、「ふくらむ果実」という、「tomatl」からきています🍅 野菜の花を見ると、何「科」かよくわかるよね☺️ トマトには、赤色系ともも色系があり、赤色系は、皮が厚くトマトの臭いも強い🍅 もも色系は、皮が薄くて臭いも弱いです🍅 日本では生で食べるので、もも色系が主流です🍅 新鮮なトマト喰ふなり慾もあり 杉田久女

No.790 エンドウ 和名：豌豆 別名：豌豆豆 古名：のらまめ 漢名：豌豆 マメ科エンドウ属 その1 和名は、漢名から🎵 中国には、漢の時代に、大宛国(だいえんこく、現在のウズベキスタン🇺🇿のフェルガナ州)から伝わりました🎵 サヤエンドウやキヌサヤエンドウの名もあります🎵 豌豆のむらがる中にちらちらと白き花見ゆる夕べさびしも 岡稻里

No.593 シソ(紫蘇) シソ科シソ属 その2 これは青紫蘇の花です🎵 紫蘇の香り成分は、「ぺリルアルデヒド」で、抗菌作用と食欲増進作用があります🎵 青紫蘇の葉を「大葉」と言いますが、これは静岡県のつま物生産組合が昭和36年頃に販売したときの商品名が一般化したものだそう🎵 シソは愛知県や静岡県の東海地方が生産地です☺️ 私はしそ巻きが大好物です😋 ひとうねの青紫蘇雨をたのしめり 木下夕爾

No.592 シソ 和名：紫蘇 古名：野荏(のらえ)、糠荏(ぬかえ) 漢名：紫蘇 シソ科シソ属 その1 和名は、漢名から🎵 これは赤紫蘇の花です☺️ 赤紫蘇には「シソニン」というアントシアニンの一種の色素成分があり、抗酸化作用があります🎵 シソジュースを作ったあとの赤紫蘇は、青紫蘇です💕 うちでは、シソジュースを次の分量で作っています🎵 水1.8リットル 赤紫蘇300g 砂糖600g 酢500cc 夕影や色落すしその露おもみ 杉風

No.507 オクラ(アメリカネリ) 別名：陸蓮根(おかれんこん) アオイ科トロロアオイ属 その2 オクラの花は何気にキレイです💕 別名の「陸蓮根」は輪切りにしたときの切り口が蓮根に似ているから🎵 中心にあるのが雄しべと雌しべが一体となった花柱です🎵 このpicはもう受粉が終了してものかな😅 咲いてすぐなら、5本の雄しべが合着して花糸由来の筒に多数の葯(黄色い部分)があり、花粉を出しています🎵 雌しべの花柱は筒を貫通して柱頭が突き出ます🎵