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阿南田零
4月になる前になんとかサギソウの植え替えが終わりました。 サギソウ Pecteilis radiata (Thunb.) Raf. (1837) ラン科サギソウ属 以前みどりのまとめにも書いたように、うちのサギソウは、長らく水苔単用で育てているのですが、植え替えがすごく面倒でうんざりしていたことに加え、ここ数年、早くから真夏日になったり、猛暑日が多い年が増えたせいか、作柄のバラツキが多く、しかも全体としては不良気味の年が多くなってきたので、少しずつ別の育て方をいろいろ試していたのですが、昨年の春、ついに芽出し前までに植え替えが間に合わず、植え替えないまま2年目に突入したら盛大に作落ちしてしまったので、今年から新しい植え方2種類に変えました。 1つはトキソウと全く同じで、平駄温鉢に川砂を敷いてその上にサギソウの芋を並べ、その上を生きた水苔の新芽で覆い、腰水にして育てる方法。今回載せた画像は、昨年その方法で育てたものです。この方法だと、新しい芋も砂の上に並んで育つので、植え替える時もトキソウと同じく、上の水苔だけ外してトリミングし、再度芋を水苔の新芽で覆うだけで済むので、植え替えが楽な上に短時間で済みます。作柄も従来植えの花茎が昨年は15cm前後だったのに対し、この植え方だと25cm位でしっかりと太い花茎に育ちました。 もう1つの育て方は水苔の栽培箱にそのまま芋をぶっ込む方法ですが、やってることは上の方法と大して違いません。違うのは上の方法は鉢植えを腰水にするのに対して、栽培箱は発泡スチロールの箱ごと栽培容器にして、箱の側面に穴を開け、穴の高さまで鹿沼土や赤玉土を敷いて、その上に生きた水苔を敷き詰めるので、穴より下は水の入れ替わらない滞水層になる事です。なので、滞水層の水が腐ったりしないか当初は心配してたのですが、水苔が生きていて水を吸い上げるからなのか、腐ったりせず、その中にぶっ込んだサギソウもよく生育します。昨年8月に載せたサギソウが水苔栽培箱のものですが、草丈は30cm以上で、花茎1つに2~3輪の花が咲くものも結構ありました。 いずれの植え方も生水苔有りきで、水苔の増殖によって必要量を確保出来たからの変更ではありますが、この植え方だと水苔もさらに増産することになるので、サギソウさえ無事に育てば、少なくともサギソウのために乾燥水苔を買う必要はなくなります。寒中に冷たい水苔の中から芋をほじくり出す苦行もしなくて済むようになります。 あ、でも野生の水苔も絶滅危惧植物なので、山採りとか勧めている訳じゃないからね。ホームセンターなんかで売ってるサギソウや食中植物なんかに生きた水苔で植えられて売られてる事もあるし、栽培増殖品も売られてるので。上手に育てれば年々倍以上に殖えますよ。
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