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コットンボールの一覧

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醜男
綿(ワタ) アオイ科ワタ属の多年草(1年草)。 ①花 夏から秋に白い花を咲かせる。ピンクから赤に変化して開花後1~2日で落ちる。花が受粉すると中に種子を含んだ子房が膨らんでくる。綿の実は果肉が発達せず、種子の表皮細胞が成長して綿の繊維を作る。この綿の繊維を内部に含んだものをコットンボールと呼び、成熟するとコットンボールの表皮が3~5個に裂けて中から綿花が現れる。晴天が続き、綿花が乾燥してくるとふっくらとほつれ、風で飛ばされた後、地面を転がるようにしてほかの場所へと散布される。綿毛は繊維が緻密なため、野性動物の食害を防いだり、雨に濡れると地面に張りつき、定着するのにも役立つ。 ②生活利用 正確には植物のワタは棉、綿花の繊維になってからのワタは綿と書く。棉の種類は50を超える。綿花は、まず糸にし、織物を織り、残った種の核を絞って綿実油を作る。この油は缶詰の油漬けや、マヨネーズ、マーガリン、ショートニング、石鹸などの原料として用いる。油を絞ったかすも家畜の飼料及び肥料として重要である。 ③日本での歴史 綿が日本に伝来したのは平安時代。799年に三河に漂着したインドの青年によって種子がもたらされたが普及せず、戦国時代に再び伝来した。各地の武将たちが兵士の衣服の原料に綿を求めたため、急速に需要が高まり、綿栽培は1700年代にピークを迎えた。明治時代に入り安価で均質な綿がイギリスなどから輸入されると衰退し、今では自給率ゼロである。 ④世界での歴史 綿は紀元前からインドやペルーで栽培されてきた。歴史的にみて綿花の生産が脚光を浴びるのは産業革命のときで、紡績機械の発明が綿製品の大量生産を可能にし、綿花に対する需要は飛躍的に伸びた。それまでは織物のうち羊毛、麻に比べてごく少数だったが、産業革命後は世界の衣料材料の首位を占め、各国の農業作物や産業構造のみならず社会構造にも変化を与えた。イギリスの綿織物との競争に敗れたインドがイギリスの植民地支配下に綿花生産基地となった例、アメリカの奴隷制度と結び付いた南部諸州の綿花プランテーションなどはその代表例。その後、科学繊維が創出され発達するにつれて全繊維に占める綿の比重は低下したが、現在も首位を占めその重要性に変化はない。 出典『都会の木の実・草の実図鑑』『棉 地域資源を活かす生活工芸双書』『世界大百科事典』
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