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個性的なその表情に魅せられて
色んな多肉植物を育ててみたいと言う多肉愛好家さんにオススメなのが「宝石」こと「リトープス」。
その魅力の正体と育て方についてご紹介します。
リトープスは年に1回「脱皮」をする植物で、この工程を経て少しづつ大きくなっていきます。
リトープスが「宝石」と呼ばれる理由は、はでやかな花が咲く事でも品種が少ないという事でもなく、その「脱皮」によるものです。
「リトープス」という名前もギリシャ語で「lithos(石)」と「ops(似る)」を合わせたもので、その個性的な外見も相まって「宝石」と呼ばれる様になりました。
原産地のアフリカでは砂地や岩陰に隠れ、まるで本物の石の様に風景に溶け込んでいます。
【年中を通した環境づくり・お世話】
基本的に日当たりが良く、雨の当たらない場所で管理します。
秋が深くなってきた頃に種をまき、春まで脱皮と生長をした後、夏に休眠期に入ります。
直射日光と多湿に弱く、夏は換気させないと「株が溶ける(葉の内部が腐って溶けてしまう現象)」原因になります。
冬は0℃まで耐える事が出来ますが、霜や雪に気をつけてください。
また、花びらが枯れた早めに場合は取り除き、脱皮した時の皮は乾くまで待つと簡単に取れます。
【年中の水やり】
リトープスは秋~冬が生育期にあたりますので、土が乾いたら沢山水をあげます。
春は脱皮期にあたるので、徐々に水の量を減らしていきます。休眠期に当たる梅雨~夏は多湿によって腐りやすくなります。
なので、生育期の秋が近くなるまでは断水しておきます。
【土・肥料の選び方】
水はけが良く、粒が均一なものを選びましょう。
肥料は生育期に粒状肥料を少量加えるか、植え替え時に土に混ぜ込むだけで十分です。
一風変わった多肉植物の「リトープス」の育て方についてご紹介しました。
珍しい生態の植物は好奇心をかりたてますが、その分しっかりお世話をしていきましょう。
※トップ画像はPhoto by みおさん@GreenSnap
takenaka