そして、こちらはトキソウという名は付くものの、同じラン科という以外にトキソウとは何の関係もないタイリントキソウ。 何の関係も無いんですが、名前の扱いが杜撰な日本の園芸業界では、リュウキンカ↔ヒメリュウキンカ等と同じく、これにトキソウというラベルをつけて売る業者がいるんですけどね。 在来種と外来植物の区別もつかず、混乱を生み出す馬鹿業者には退場していただきたいもんです。 まあ、この蘭の和名をトキソウになぞらえたのがそもそもの問題だという気はしますが。 タイリントキソウ Pleione formosana Hayata (1911) ラン科プレイオネ属 プレイオネはラン科植物の中ではセロジネと近縁なグループになるようです。 うちでは４年ぶりに咲きました。 ある程度バルブが大きくないと咲かないので、毎年すべてのバルブに花芽が付くわけではないのですが、4年もの間、(十分な大きさのバルブがあるにも関わらず)一輪も咲かなかったのは初めてでした。 以前、５月頃にひどい葉焼けをして８月末にはすべての葉が枯れてしまった年があって、以来、葉焼けを気にしすぎて遮光下で育てていたのが、どうも敗因だったみたいで、昨年は多少の葉焼けは我慢させつつ日向で育てたら、６輪だけですが、花芽がつきました。 近年、毎年のように酷暑・猛暑の続く日本(特に南部や平野部、都市部)で、直射日光下で育てるのはリスクが大きいですが、可能な限り明るい場所で育てた方がいいような気がします。