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ビスカリア(コムギセンノウ<小麦仙翁>)の一覧

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カタバミ
5月は皐月。緑が映える季節に、私の散歩道の道際等の草花達は、まさに百花繚乱の時季に包まれているようである--- 4月からの、草花達の嬉々とした姿、姿---その17。 人々の行き交うところ、花、花---の春風。 ---いつも利用する最寄り駅の、多少窮屈に横に細長い花壇には、美しいくも個性ある3つの草花、 ニゲラ、カワラナデシコそしてビスカリアが、行き交う人々と、春風の中に一緒にそこにあった。 キンポウゲとナデシコ類の3つ春の花。 ・ニゲラ<別名 クロタネソウ<黒種草>>(キンポウゲ科 クロタネソウ属 地中海沿岸地域を中心に分布する一年草。分布域は南ヨーロッパ、北アフリカ、中東の西部にあり、牧草地や田んぼ、道ばたや空地などに自生。 ヨーロッパでは16世紀のエリザベス朝時代から栽培が始まっており、自然の草花の美しさを生かしたコテージガーデンを彩る花の一つとして、世界に広く知られている。 日本には江戸時代末期に渡来しており、現在一部地域で逸出したものが野生化。 なお、「ニゲラ」とはクロタネソウ属の学名であるが、一般的に「ニゲラ」と言うとニゲラ・ダマスケナ種を指す。 ここではニゲラ・ダマスケナ種を「ニゲラ」とする。 ニゲラの花期は4月下旬~6月。 花期になると、細かく分枝した茎の頂部に、花径4~5㎝程度のユニークな花を咲かせる。 花弁のようみ見えるのは萼片で本来の花弁は退化しており、雄しべの基部で蜜腺鱗片※となっている。※蜜腺鱗片は八重咲き品種では見られない。 雄しべは咲き進むに連れて広がり、雌しべはクニャクニャと伸びていく。 花色は青、紫、白、ピンク、複色。 花後には、風船のように膨らんだユニークな形の果実を実らせる。 熟した果実の中には黒いゴマのような種が入っており、和名のクロタネソウ(黒種草)の由来。 属名の「ニゲラ」とは、ラテン語で黒いという意味の単語を語源としており、同じくこの黒い種に由来。 葉は細く糸状に細裂し、茎は細かく分枝する。 草丈40~80㎝程度に成長する。 秋に種をまいて翌春に花を咲かせる秋まき一年草。耐寒性が高く、育てやすい植物。放任でもよく花を咲かせ、こぼれ種でもよく増える。                     <ニゲラの近縁種>    ・ブラッククミン カレーのスパイスとして利用されるブラッククミンは、ニゲラの近縁種であるニゲラ・サティバの種。 ニゲラ・サティバは、南アジア~南西アジアにかけて分布する一年草で、淡い青色~白の花を咲かせる。 サティバの乾燥させた種は、かみ砕くとクミンに似た強い香りが広がり独特の苦みと辛味があるる。 インドや中東の料理では一般的なスパイスとしてよく利用されている。ニオイクロタネソウの和名を持つが、日本ではあまり栽培されていない。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・カワラナデシコ<河原撫子、別名 ナデシコ<撫子>、ヤマトナデシコ<大和撫子>>(ナデシコ科 ナデシコ属/ダイアンサス属) 日本、中国、台湾、朝鮮半島に分布する多年草。 日本では本州、四国、九州の他、沖縄諸島に分布、日当たりの良い草原や川原などで自生種を見ることが出来る。 万葉集にも歌われている秋の七草の一つで、古くから親しまれている身近な草花の一つ。 ただし現在では、外来種の影響や園芸用の収集、自生地の開発などによる環境の変化で、減少している地域もある。 環境省レッドデータブックでは、埼玉県で絶滅危惧II類、沖縄県で絶滅危惧IA類、鹿児島県で準絶滅危惧種に指定されている。 花期は5月~8月。 花期になると、分枝した茎の頂部に花径4~5㎝程度の花を1~数輪咲かせる。花は糸状に細裂した5枚の花弁を持ち、花弁の基部には細い毛が生えている。 中央には10本の雄しべと2本の花柱がやや突出し、花弁の下には長い咢筒がある。 花色はピンク、白。 ピンクと白の混ざった絞り咲きの品種も流通。 葉は線形~披針形で対生し、葉の基部は茎を抱くように2枚の葉が合着している。茎は分枝して花を咲かせながら草丈30~50㎝程度に成長する。 耐寒性、耐暑性に優れており、丈夫な性質。病害虫の発生もほとんど無く、放任でもよく花を咲かせる。 <名の由来> 「ナデシコ」は漢字で書くと「撫子(撫でし子)」。撫でるようにして可愛がる子という意味を持つ。 ナデシコの花が可憐で愛らしいことから、この名前で呼ばれるようになったのではと言われている。 カワラナデシコは「ヤマトナデシコ」の別名を持つが、中国原産のセキチクを「唐ナデシコ」と呼んだことから、区別するためにカワラナデシコを「大和ナデシコ」と呼ぶようになった。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・ビスカリア<別名 コムギセンノウ<小麦仙翁>>(ナデシコ科 シレネ属/リクニス属) 地中海沿岸地方原産の耐寒性一年草。園芸品種には深紅色のローズエンジェル、青紫色のブルーエンジェル、淡紅色のチェリーブロッサムなどがある。 葉は対生し、2-4cmの線形から長楕円形。ボーダー花壇、鉢植え、切り花などで利用される。 開花時期 4月〜6月。 (以上、出典・参考; 花しらべ-花図鑑) (以下、出典・参考; ヤサシイエンゲイ) このビスカリアは以前は、ナデシコ科ビスカリア属に分類されていたので、その名残で今でもこの名前で通っている。和名はコムギセンノウという。 ムギセンノウ(アグロステンマ)と呼ばれる草花もあり、これはビスカリアを大型にしたような草姿で雰囲気は似ていますが、分類上は異なる別物である(ナデシコ科という点では共通)。 和名の由来はムギセンノウに似ていて小型だから「コ(小)」を冠したのか、細長い葉をコムギに見立ててセンノウに似た花を付けるからなのでしょう。 細い茎を伸ばし、よく枝分かれしてその先端に直径2~3cmの花を咲かせる。開花時期は主に春-初夏、5枚の花びらをもつ。 色はピンク、赤、藤色、紅色、白など、パステル調のカラーバリエーションで草丈は30cm-50cm、細い茎が風に揺れる様は風情がある。
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カタバミ
5月は皐月。緑が映える季節に、私の散歩道の道際等の草花達は、まさに百花繚乱の時季に包まれているようである--- 4月からの、草花達の嬉々とした姿、姿---その17。 人々の行き交うところ、花、花---と春風。 ---いつも利用する最寄り駅の、多少窮屈に横に細長い花壇には、美しいくも個性ある3つの草花が。 ニゲラ、カワラナデシコそしてビスカリアが、行き交う人々と、春風の中に一緒にそこにあった。 キンポウゲとナデシコ類の3つの春の花。 ・ニゲラ<別名 クロタネソウ<黒種草>>(キンポウゲ科 クロタネソウ属 地中海沿岸地域を中心に分布する一年草。分布域は南ヨーロッパ、北アフリカ、中東の西部にあり、牧草地や田んぼ、道ばたや空地などに自生。 ヨーロッパでは16世紀のエリザベス朝時代から栽培が始まっており、自然の草花の美しさを生かしたコテージガーデンを彩る花の一つとして、世界に広く知られている。 日本には江戸時代末期に渡来しており、現在一部地域で逸出したものが野生化。 なお、「ニゲラ」とはクロタネソウ属の学名であるが、一般的に「ニゲラ」と言うとニゲラ・ダマスケナ種を指す。 ここではニゲラ・ダマスケナ種を「ニゲラ」とする。 ニゲラの花期は4月下旬~6月。 花期になると、細かく分枝した茎の頂部に、花径4~5㎝程度のユニークな花を咲かせる。 花弁のようみ見えるのは萼片で本来の花弁は退化しており、雄しべの基部で蜜腺鱗片※となっている。※蜜腺鱗片は八重咲き品種では見られない。 雄しべは咲き進むに連れて広がり、雌しべはクニャクニャと伸びていく。 花色は青、紫、白、ピンク、複色。 花後には、風船のように膨らんだユニークな形の果実を実らせる。 熟した果実の中には黒いゴマのような種が入っており、和名のクロタネソウ(黒種草)の由来。 属名の「ニゲラ」とは、ラテン語で黒いという意味の単語を語源としており、同じくこの黒い種に由来。 葉は細く糸状に細裂し、茎は細かく分枝する。 草丈40~80㎝程度に成長する。 秋に種をまいて翌春に花を咲かせる秋まき一年草。耐寒性が高く、育てやすい植物。放任でもよく花を咲かせ、こぼれ種でもよく増える。                     <ニゲラの近縁種>    ・ブラッククミン カレーのスパイスとして利用されるブラッククミンは、ニゲラの近縁種であるニゲラ・サティバの種。 ニゲラ・サティバは、南アジア~南西アジアにかけて分布する一年草で、淡い青色~白の花を咲かせる。 サティバの乾燥させた種は、かみ砕くとクミンに似た強い香りが広がり独特の苦みと辛味がある。 インドや中東の料理では一般的なスパイスとしてよく利用されている。ニオイクロタネソウの和名を持つが、日本ではあまり栽培されていない。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・カワラナデシコ<河原撫子、別名 ナデシコ<撫子>、ヤマトナデシコ<大和撫子>>(ナデシコ科 ナデシコ属/ダイアンサス属) 日本、中国、台湾、朝鮮半島に分布する多年草。 日本では本州、四国、九州の他、沖縄諸島に分布、日当たりの良い草原や川原などで自生種を見ることが出来る。 万葉集にも歌われている秋の七草の一つで、古くから親しまれている身近な草花の一つ。 ただし現在では、外来種の影響や園芸用の収集、自生地の開発などによる環境の変化で、減少している地域もある。 環境省レッドデータブックでは、埼玉県で絶滅危惧II類、沖縄県で絶滅危惧IA類、鹿児島県で準絶滅危惧種に指定されている。 花期は5月~8月。 花期になると、分枝した茎の頂部に花径4~5㎝程度の花を1~数輪咲かせる。花は糸状に細裂した5枚の花弁を持ち、花弁の基部には細い毛が生えている。 中央には10本の雄しべと2本の花柱がやや突出し、花弁の下には長い咢筒がある。 花色はピンク、白。 ピンクと白の混ざった絞り咲きの品種も流通。 葉は線形~披針形で対生し、葉の基部は茎を抱くように2枚の葉が合着している。茎は分枝して花を咲かせながら草丈30~50㎝程度に成長する。 耐寒性、耐暑性に優れており、丈夫な性質。病害虫の発生もほとんど無く、放任でもよく花を咲かせる。 <名の由来> 「ナデシコ」は漢字で書くと「撫子(撫でし子)」。撫でるようにして可愛がる子という意味を持つ。 ナデシコの花が可憐で愛らしいことから、この名前で呼ばれるようになったのではと言われている。 カワラナデシコは「ヤマトナデシコ」の別名を持つが、中国原産のセキチクを「唐ナデシコ」と呼んだことから、区別するためにカワラナデシコを「大和ナデシコ」と呼ぶようになった。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・ビスカリア<別名 コムギセンノウ<小麦仙翁>>(ナデシコ科 シレネ属/リクニス属) 地中海沿岸地方原産の耐寒性一年草。園芸品種には深紅色のローズエンジェル、青紫色のブルーエンジェル、淡紅色のチェリーブロッサムなどがある。 葉は対生し、2-4cmの線形から長楕円形。ボーダー花壇、鉢植え、切り花などで利用される。 開花時期 4月〜6月。 (以上、出典・参考; 花しらべ-花図鑑) (以下、出典・参考; ヤサシイエンゲイ) このビスカリアは以前は、ナデシコ科ビスカリア属に分類されていたので、その名残で今でもこの名前で通っている。和名はコムギセンノウという。 ムギセンノウ(アグロステンマ)と呼ばれる草花もあり、これはビスカリアを大型にしたような草姿で雰囲気は似ていますが、分類上は異なる別物である(ナデシコ科という点では共通)。 和名の由来はムギセンノウに似ていて小型だから「コ(小)」を冠したのか、細長い葉をコムギに見立ててセンノウに似た花を付けるからなのでしょう。 細い茎を伸ばし、よく枝分かれしてその先端に直径2~3cmの花を咲かせる。開花時期は主に春-初夏、5枚の花びらをもつ。 色はピンク、赤、藤色、紅色、白など、パステル調のカラーバリエーションで草丈は30cm-50cm、細い茎が風に揺れる様は風情がある。
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