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Kazyan
【郷土の風景シリーズ:宮崎県庁編①】 ♧フェニックス:phoenix 🏛宮崎県庁本館 ♡この写真画像は、宮崎県庁の正門前から撮影したもので、庁舎の左右に植樹されて立っているのは、県木の「フェニックスの木」デス🐶 ♧アフリカのカナリー島が原産のフェニックスは、当然に、最初から宮崎に自生していたわけではなく、宮崎県庁のホームページには、
「本県では大正のはじめころに宮崎市の天神山公園に植えられたのが初めてです」と書かれています。 その後、「宮崎観光の父」とも称される宮﨑交通の創始者:岩切章太郎氏がフェニックスと出会ったのは、昭和初期(昭和6年頃?)、県の農業試験場だった。 当時、県の農業試験場園芸部は、宮崎市大淀の天神山にあった。 農業試験場園芸部にあったフェニックスの由来については複数の説があるが、明治末期から大正初期頃に、当時の農商務省農事試験場九州支場から3鉢を譲り受け、天神山の園芸部の温室で育てたものを路地に定植したという説が最有力。 岩切氏は、中村園芸場の社長・中村林太郎氏に依頼して、アメリカからフェニックスの種を輸入して苗を育て、1936(昭和11)年から日南海岸に植栽していった. 中村氏と平行して、宮崎交通の稲用富男氏もアメリカから種を輸入して日南海岸に植える苗を育てていた。ということのようです。
 ☆エジプト神話の不死鳥と同じ名前と、鳥の尾羽根のような葉を持つことで、宮崎に取材旅行に訪れた作家・川端康成の心をとらえたフェニックス。 川端康成がNHK連続テレビ小説「たまゆら」の原作を書いた時の宮崎でのエピソードがある。 川端康成が初めてテレビのために書き下ろした作品。 川端は他の仕事を見合わせて原作を執筆し、ロケにも同行、エキストラとしてカメオ出演している。 本作では宮崎市や日南海岸の観光地で広くロケを行っている点に特徴がある。 これは取材旅行で宮崎を訪問した川端がその景色を気に入り、ドラマの舞台に選定したからである。 なかでも気に入ったのが夕陽に映える大淀川で、「大淀川は広いし、橘橋はきれいだ。 (この時の橘橋は壊されて、新しく現在の橋になっています。 当時の橘橋はネオ・ゴジック風の建造で、とても美しい姿でした。 小生は当時の美しい橘橋を中心にした風景の写真を撮っていました) これに夕日があれば宮崎の宝だ」と、橘公園一帯からの眺めを絶賛している。 ドラマでも、矢野周一夫妻が、橘公園のロンブルテントから夕日を眺めるシーンが放送されている。 このドラマの影響で、宮崎への新婚旅行ブームがさらに高まり、「観光宮崎」が最高潮を迎えるきっかけとなった。 『みやざきの観光物語』にて、川端康成が昭和39年11月16日に取材旅行で宮崎を訪れている。 その際に、フェニックスの立ち並ぶ橘公園の風景が気に入ったようデス。 今も変わらず、多くの人々の心を惹きつけるフェニックス のある景観の裏には、こうした先人達の努力があったからでしょう。 県の木指定の、第1号のフェニックス 、追加指定の山桜、飫肥杉など、未来へ向けた継承のために、新たな景観形成のあり方を考え直してみるのも良いのではないでしょうか? 【宮崎県庁本館:豆知識】 ☆九州では戦前より唯一残る県庁舎で、全国でも4番目に古い建築の庁舎デス🐶 ☆玄関ロビーの階段は宮崎県五ヶ瀬町鞍岡の祇園山から切り出された化石入りの大理石を使用。 ☆県庁前の楠並木通りは樹齢100年を超えた楠が100mも続く宮崎の代表的な通りデス🐶 ♡宮崎県庁舎は、宮崎市内の中心部、緑が鮮やかな楠の並木道のなかほどに、ゴシック様式の威風堂々たる姿で建っている。 前庭には県木のフェニックスやサボテンなどの亜熱帯植物が配され、南国・宮崎を象徴する建物として、来庁者を優しく迎える。 壁には明るい茶色のスクラッチタイルが施され、外壁を補強するための柱が建物の前面に張り出す。 頂部が突き出たデザインの柱が垂直方向を強調し、建物全体に伸びやかな印象を与えている。 築後90年近くになる庁舎は、県庁舎の本館としては九州で最も古く、全国でも大阪府庁舎や神奈川県庁舎、愛媛県庁舎に次いで4番目に古い歴史を有する。 📝幾多の困難を乗り越えて誕生 新庁舎の建設計画がスタートしたのは1928(昭和3)年のこと。 宮崎県が鹿児島県から分離再置県されて50周年を迎えるにあたり、その記念事業として進められた。 しかし、時勢の折は悪く、まだ日本中が関東大震災の影響による不景気に苦しんでいた。 また、翌年に起こった世界大恐慌も、暗い世相に追い打ちをかけた。 厳しい予算運営のなか、県議会では計画の中止、見直しという議論も起こったが、新庁舎に期待する県民の熱意は強く、1931(昭和6)年に大林組の手によって着工となった。 設計は、茨城県庁などネオ・ゴシック様式を取り入れた公共建築物を数多く手がけていた置塩章氏が担当した。 幾多の障害を乗り越えてようやく工事はスタートしたものの、建設地がもともと沼地であったことから、基礎工事は困難を極めた。 しかし、当時の記録によると、「6月の地鎮祭より、大林組が夜を日に次いでの突貫作業で建設を進め、延べ7万2,500人もの現場職工を投入して建設を進めた」とあるように、大林組の懸命の施工によって、着工から1年4ヵ月後には、威容を誇る新庁舎が姿を現した。 📝県の新たな観光名所へ 2007(平成19)年1月、東国原知事が就任したことで、県庁舎は大きな転機を迎える。 新知事をひと目見ようと、観光客がバスで次々に訪れ始めたのだ。 この建物は連日大勢の人々で賑わう一大観光スポットへと変貌した。 多くの来庁者の目に触れることで、この建物の価値が改めて評価され、昭和初期の雰囲気を色濃く残す庁舎の内外は、絶好の記念撮影の場となっている。 夜間にはライトアップされるなど、貴重な観光資源として見直された宮崎県庁舎。 県の新しい「観光名所」として、大きな期待が寄せられている。 *宮﨑県庁のホームページやネット情報より Artistic:Phoenix:Prefectural office garden April 26,2022:past 12:40’:📱shooting April 27,2022:past am 03:15’:upload by Kazyan’s Green Studio
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