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良し、行くぞう
盛夏の折、サギソウが美しく咲いた。 狂ってやがるとしか言えない暑さのせいで、こちとら体力の回復スピードと忙しさの塩梅が取れず、流行り病とは違うタイプの夏風邪を引いている。 熱も出ずに鼻だけが患うグズグズ感。 鼻づまりのせいで、「松任谷由実選集、五七五」と地声を発すればまるでユーミンのモノマネをしている清水ミチ子。 秋よ、来い…と懇願しながら必死に鼻をかむ。 サギソウは暑さに強い。むしろ暑さのさなか咲く。  むろん逆に暑さが命取りになる植物だってたくさんいるが、この暑さのなかで純白の翼をバッと広げて飛天の姿を見せるサギソウは誰もが羨むタフネス美人だと思うのだ。 サギという名の由来は、 おっ、鶴か(ワクワク)…?いや待てよ違う、なんだ、鶴じゃねぇな(ショボン)…のように、 「鶴かと思うでしょう違うんです詐欺」をはたらいているかのような風貌から(諸説あり) という話を聞いたことがある。 見間違えた者が悪いのに見紛わせた方をイジる、という典型的な先人のエゴイズムを感じるのは自分だけではないはず。 だいたい鶴じゃなくたってそれほど美しいのだから、結果オーライではないか。 サギよ大志を抱け。 生きろ。そなたも美しい。 そんな思いからつい鳥のサギに肩入れしがちだが、やはり美しいもんは美しい。 サギソウも美しく咲いたので何よりである。 せっかく純白の翼なのだからと、それが映えるように背景を赤にして撮影してみた。 汚い玄関先で撮ったのに、背景ひとつで写真の出来は何というか一気にジャペァァン(by郷ひろみ)。 ジャパンな雰囲気が行き過ぎて突然正月みたいな一枚になっている。 急にどうした。 鼻を詰まらせている奴の写真にしてはやけにめでたいじゃないか。 夏の花なのに正月っぽくなるのはどうもなぁ、と自らの季節感殺しを憂う。 ここはもう少し清涼に爽やかに、と思い、打って変わって優しい水色の背景を合わせたら、何ということでしょう。 今度は香典返しのカタログの表紙にしか見えなくなったのである。 チーン。 こんな仕上がりになるくらいなら、うっかり先取りした正月っぽさで愉快に行きたい。 そう考えて、今回は六段の調が聴こえてきそうなこの紅白の写真を選んだというわけだ。 サギソウのようにシーンごとの七変化をこなし、暑さにも強く、ついでに欲を言えば美しい、歩くタフネスでありたいものだがまずはこの鼻風邪を何とかせねば。 皆様もどうかご自愛ください。 グズグズ。
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