雀野豌豆(スズメノエンドウ) マメ科ソラマメ属の越年草。道端や畑などにふつうに生える。葉は12〜14個の小葉からなり、先は巻きひげになる。小葉は長さ1〜1.7㎝、幅2〜3㎜の狭卵形。花期は4～6月。花は葉腋から伸びた柄の先にふつう4個つき、白紫色で長さ3〜4㎜。豆果は長さ0.6〜1㎝で短毛があり、中にふつう種子が2個入っている。 名前は、カラスノエンドウより小型なので、カラスに対してスズメをあてたもの。 よく似たカスマグサとの主な違いは次の通り。 ススメノエンドウ ・巻きひげは枝分かれする ・ひとつの花柄に花は5〜6個つく ・花色は白っぽい淡紫色 ・豆果のさやは短毛に覆われる ・種子は2個つく カスマグサ ・巻きひげは枝分かれしない ・ひとつの花柄に花は2〜3個つく ・花色は紫色 ・豆果のさやに毛はない ・種子は3〜5個つき、多くの場合4個 出典『野に咲く花』『四季の野の花図鑑』『野草 見分けのポイント図鑑』

こんにちは🍀 土手で見つけたカラスノエンドウ(ヤハズエンドウが植物学的標準和名)、カスマグサ、スズメノエンドウです(撮影5/5) ソラマメ家の野草３姉妹です🧑👩👧 カスマグサはカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさ・形態ということで、 カラスノエンドウの『カ』と スズメノエンドウの『ス』と 間ということで『マ(間)』の草 と名付けられました。 冗談みたいな名前で🤭、カラスとスズメの間の大きさの鳥もたくさんいるけど、あえてカスマグサと付けたところが、シャレっ気があっておもしろいな〜って思いました😄👍 ちなみに、命名者はよくわかりません😅 カスマグサの存在は、昨年GSで見て知っていたのですが、実際に見るのは今回初めてです。 小さいけれど、上品な綺麗なお花でした💜🤍 カスマグサは珍しいのかなと思っていましたが、よく見てみると、意外とカラスノエンドウとスズメノエンドウの近くに、仲良くファミリーで咲いていました🤗 🫛ヤハズエンドウ (矢筈豌豆) 別名：カラスノエンドウ (烏野豌豆) マメ科 ソラマメ属 つる性越年草 在来種 本州〜沖縄の道端や畑、野原など、日当たりの良いところに生える。 小葉の先端は矢筈状。托葉には花外蜜腺がある。 花期は3~6月。 花は1~3個つき、紅紫色、長さ1.2~1.8㎝。 豆果は斜上し、扁平で長さ3~5㎝。なかには5~10個の種子が入っている。熟すと真っ黒になって2つに裂け、果皮がよじれて黒い種子をはじきだす。 🫛カスマグサ マメ科 ソラマメ属 つる性越年草 在来種 本州〜沖縄の野原や道端に生える。 小葉の先端は尖る。 花期は4~5月。 花は1~3個つき、淡紅紫色、長さ約5㎜。 果実は無毛で長さ10~13㎜、黒くならず茶褐色に熟し、3~6個の種子がある。 🫛スズメノエンドウ (雀野豌豆) マメ科 ソラマメ属 つる性越年草 在来種 本州〜沖縄の道端や畑などに生える。 小葉の先端は切形。 花期は4~6月。 花は普通4個つき、白紫色、長さ3~4㎜。 豆果は下向きにつき、長さ6~10㎜で短毛があり、熟すと黒くなる。中に普通種子が2個入っている。