｢天空のバラの五線譜｣から、花びらがベートーヴェン｢月光｣に合わせて、小径や見上げている花たちの上に舞い降りてくる ニュー･ドーンは淡いピンク色で、ほのかな石けんの匂いがする 里山がところどころで夕陽を浴びて黄金色に輝く 里山からウグイスやフクロウの鳴き声がする フクロウ、ん？、いるのか 8年前に近くの山の中でフクロウを見た フクロウかも知れない 今日も色々なことがあり、悲しさを感じる瞬間もあったが、幸せを感じる瞬間もあった 両方があるからこそ、それぞれの感動は大きい 普通の人間である私にとっては、これでいいのだろう 仏の世界とは違うけれど

この空間が大好きだ ｢祈りと癒やしの園｣ 一寸先は闇、というのは本当だ 人生、なにが起こるのかは本当に分からない その時に後悔しないために、選択した道が正しかったとするための努力は怠ってはならない もし、後悔したならば、命と同じ意味を持つ貴重な時間を無駄にしたことになるのだ 人間は無力に等しいが、有力になることもたまにはある その僅かな瞬間が、｢幸せ｣を感じるときなのだ 祈りも無力との背中合わせであるが、祈りの力を信じたい だって、ほとんど、人はそれしか出来ないのであるから そして、祈ることで、人は癒されるのである 人のために祈ることは、自分を｢空｣または｢無｣にすることであるから、癒やしを天が与えてくれるのであると思う

我が家は土地が狭いので、3階建てにして、何とか、庭の空間を15坪前後、つくった １階は3室･風呂･トイレ、縁側、２階は3室、３階は2室と物置部屋 その部屋のうち、5室と玄関と縁側、2階ベランダには花を置いている。 だから、生活空間には、花で充満している 3階以外は、花だらけ、植物だらけなのである お義母さんは84歳の認知症、お義父さんもそうである 妻はお義父さんとお義母さんから心にトラウマを背負っている 園芸療法でどこまで治癒できるか 私の仁の力がどこまであるのか、毎日、天から試されているのである 出来ることを毎日、一所懸命にやっている 今日は疲れが出て熱が出てしまったが、昼からは通常通りに頑張っている この暗い重たい話しでも、誰かの役に立てば幸いであり、役に立ったと思う人があれば、私はその人に感謝する

今日は59枚の写真を撮った 皆どれも美しい もうヘトヘトになって寝入りそうなので最後の1枚の投稿とする 山歩きとバラ園鑑賞して正午に帰り、妻とランチ後、すぐに花がら摘みをした ステップにあがり、塀の上の鉢の花がら摘みをしていると、この景色が飛び込んできた つるバラ｢ローゼンドルフ･シュパリースホープ｣がとても美しい その上方に｢天空のバラの五線譜｣の主演役｢ニュー･ドーン｣がある 手前には見えないが、妻が一番好きになってくれた｢レオナルド･ダ･ヴィンチ｣がある 天がこの瞬間を与えてくれた 感謝の瞬間である

ケアマネジャーとのミーティング後の午後1時、庭に出た 小雨になったが、まだ、雨が降り続く 大きくて重たいペチュニアを主とするハンギングバスケットは、避難場所がなく、そのまま、吊したままである バラは昨日、咲いているものはほとんどカットして家の中に入れ、満開を少し過ぎたものには別れを告げた バケツを見ると、一晩で30ミリ以上、降ったようである 昨日蕾だったバラやそのほかの花が、少しずつ開こうとしている 与えられた生命を一所懸命に生き抜こうとしている ひとつひとつの花や葉や枝は、その全体の生命体を生かすためにという考えはなしに、ただ、自分の役割を果たしているようだ おのれの役割を認識できるのは、高度な頭脳を持つ｢人｣だけとされている でも、おのれの役割を知ることは難しい その役割を知って、重荷となり、耐えられなくなる場合もある ｢仁｣とは、白川静博士や宮城谷昌光氏の説明によれば、｢担う｣に通じ、それは｢相手のことを担う愛｣に近い意味だという 私の｢仁｣は、どこまであるのか 毎日、天から試されているようである 雨の中、雨に弱い、避難できなかったペチュニアは花首を下に向けて耐えている バラの中には、上を向いて雨を受け止めて、その重さのために折れたブルームーンがあった 昨晩は蕾だったので、切らなかったのだが、夜かなり遅くに咲いてしまったのであろう そのバラにとっては運が悪かったかも知れないが、他の仲間の新芽の成長には貢献しているのである 昨晩のお通夜でのお坊さんのことばに、｢生かされていることへの感謝、どんな人生を歩もうとも最後は阿弥陀様が極楽浄土にいけるように祈ってくれている｣とあった ただひたすらに、自分の役割を果たしていくこと、それが仏になる道だと言われていると感じた ｢この庭には極楽浄土の風景がある｣ 毎月の命日に来られるお坊さんが、わが家のイングリッシュ･コテージ･ガーデンを見て、ぽそっと言われた

ついでで申し訳ないが、書斎の南側からこんにちは ここからの花色はぐっとくる 色々の花の協演、フェスティバルだ 私も参加しよう 裏方で ｢人知らずしてうらみず、君子ならずや｣(論語)

介護は大変だけど、その一環として始めた園芸が、私を助けてくれる 毎日、膨大な作業と学習の連続だが、愉しんでいる自分を感じる 山、川、空、雲、太陽、花鳥風月がそばにある

昨晩と今朝、撮影した写真です。 サン･シェードは、昨晩に婿さんと娘に手伝ってもらって、ホームセンターで買ったサン･シェードの300cm×200cmのものを280cm×165cmに加工して、今朝、張ってみたら、先日のものと同様にきれいに張れました。 これで夏休みに孫達がきても、庭で花を見ながら涼しく遊ぶことが出来るようになりました。 ほかの写真は、孫がいい匂いと言ったザルジニアンアスク、きれいと言ったお庭の風景を切り取りました。小さなバラはカクテルです。

婿さんが手伝ってくれたおかげで、1枚目のサン･シェードをサイズに合わせて加工して、張り付けることが出来ました。有難いことです。

朝８時頃の我が家の玄関パーゴラの様子 地球の美しい空、玄関パーゴラのバラが開花直前の風景 今日はブラームスを聴きながら、花がら摘みをする 9時になると花への水やり開始 今日は孫達は、婿さんのお姉さんのいとこたちと錦帯橋祭りへ行く 私達三人は、いつも通り庭仕事と山仕事 昨日夕方は、婿さんが梅干し用のちぢみ赤紫蘇の苗の移植を手伝ってくれたので、大いに仕事がはかどりました。 婿さんの肺ガン摘出後の経過がとてもよいので安心です。 本当に良い朝です。

フランネルフラワー、忘れな草、ベコニアの寄せ植えです。 お互いを輝かせている関係に見えます。 バッハの『トッカータとフーガ　ニ短調』など6曲を聴き終えて、｢祈りと癒やしの園｣を出て、書斎へ戻ります。

妻が娘からもらったバードケージが空になっていたので、妻が好きなわすれな草を二鉢入れてパーゴラにハングしました。 とても小さなブルーが、このバードケージに似合っています。花が小さいので、ゲージからはみ出して咲くことが出来ます。｢祈りのエンジェル｣の右となりにハングしました。

スマホのカメラでは、三日月の形は写らないけれども、群青色の空と月と空を這い上がるつるバラ｢ハルカゼ｣の元気は見えます。昨日、義父の入院先の病院で退院支援委員会へ出席したあと、義父と90分の面会しました。かなり良い方向に進んでいると感じました。問題は山積みですが、義父も共通の理解を示してくれたので、闇の心に花が光を浴びて少し輝いてくれました。まるでそれはホタルカヅラのようでした。