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青木ヶ原樹海の一覧

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一筆狼
花錨。(長文)「絶対にひとりでは行けないツアー」に参加して、青木ヶ原樹海の深部に分け入った。まず、鳴沢から精進口登山道に入る道端に、野紺菊、トリカブトといっしょに、ハナイカリが咲いていた。今回は花より樹海。 平安時代初期864年の貞観大噴火のとき、溶岩が大量に流れ出た山の手線内の半分くらいの原生林を樹海と呼んでいる。地層から見ると、約1200年しか経っていない赤ん坊のような森だとガイドが言っていた。ゴツゴツした溶岩の上にまだ3cmくらいの貧しい土壌しかなく、そのため倒木が多い。陰樹の檜やツガなどの根がむき出しで溶岩を包むように林立。苔が水分を供給している。樹海の中はどこも同じような風景で、方向感を失う。樹海の外側は3000年〜5000年経っており、土壌があきらかに豊かで樹相の違いもわかる。 今回、公認ガイドが特別許可を取ってくれて、神座(じんざ)風穴、かまぼこ穴、溶岩中のガスが噴き飛ばしたメガネ穴ではハシゴを下ろして潜入。軍手にヘッドランプ付きのヘルメットをかぶる重装備。狭いところでは天井の溶岩に頭をゴンゴン打ちながら、這うように進む。残念ながら、ウサギコウモリは留守だった。洞穴好きにはアドベンチャー感たっぷり。お薦め。 樹海と言えば、自殺者願望の人がさ迷っているイメージがあるが、いまは防止策が功を奏し、かなり少なくなっている。とは言え、10年前では樹海で約200名近くが縊死や睡眠薬で亡くなっていた。用意周到にロープを持っていくような人が、自殺するのか疑問だが。未遂の人も多く、警察に助けを呼ぶらしい。(今回、携帯は通じた。)ところが、正気になっても場所を説明できない。「溶岩があり、木が生えています」。そこら中、溶岩なのでどこかわからなく、迅速に助けに行けないようだ。 樹海の魅力は死ねる最適な場所ではなく、フィトンチッドに癒される快適な森林浴の場所なのである。
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