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糸瓜の一覧

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醜男
糸瓜(ヘチマ) ウリ科ヘチマ属の一年草。東南アジア原産。ニガウリと同様に中国南部、台湾、東南アジアで利用される。日本には16〜17世紀頃に中国から渡来し、江戸時代には広く栽培されるようになった。九州南部、沖縄では夏季の重要な野菜である。花期は6~11月。雌雄異花で、雄花は各葉腋に数個穂状につき、雌花はところどころの葉腋に単生する。雌雄花ともに黄色の5裂の合弁花で、早朝に咲く一日花である。果形は偏球、球、円筒、長円筒形と多様だが、日本の品種は細円筒形で果長25〜35㎝ぐらいである。果皮は緑色で濃い条斑があり、果面はざらつく。開花から10〜15日前後の若い果実を収穫し食用とする。酢の物、和え物、炒め煮などにされる。沖縄では皮をむいてから輪切りその他にしてチャンプルーやンブシー、味噌汁に入れたり、ゆでておひたしにしたりする。ニガウリとともに沖縄の夏に欠かせない野菜である。成熟した果実は水に浸しておくと果皮と果肉が腐って網状の繊維だけが残る。これを俗にヘチマの皮とよび、入浴用のたわし、圧搾して靴の底敷きなどにする。 秋口に茎を切って瓶に集めるヘチマ水は昔から化粧水として利用されている。江戸時代には、小石川御薬園では大奥の御用に応えて、夏の終り頃になると、大量のヘチマ水を採取して納めていたという。文政5年の文献によれば、『一夏に一石一斗三升』となっており、灯油一斗缶(18㍑)では11杯分なる。ヘチマたわしは江戸時代から遠州浜松、袋井あたりの特産であった。 ヘチマは中国名を糸瓜(スークワ)という。昔の中国では成熟果の繊維を靴の敷物に利用したとされ、糸瓜は繊維に注目した名である。和名は『糸瓜(イトウリ)』を略して『トウリ』と呼ばれ、『ト』がイロハ48文字の『ヘ』と『チ』の間の文字であることからヘチマ(ヘ・チ間)と呼ばれるようになった。 出典『食材図典』『薬草の呟き』『日本大百科全書』
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