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シャクナゲ(石楠花)の一覧

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カタバミ
4月は卯月。穏やかな陽気に誘われ、草花が咲きだし、虫たちも土中から顔を出し活躍し始める季節。 私の散歩道の道際等の草花達も、その硬い殻を脱ぎ去って、自己表現を大きくし始めている--- 3月からの、草花達の満面の姿、姿---その20。    / 見上げるは、燃え上がる紅紫色漏斗形の花 / 春風に浮かれて歩く(その1) ある所用の後、久しぶりの比較的幅の広い通りを、春風に浮かれように歩く。 少しすると右手前方に、幾つかの淡い紅色の(その1)、その少し先にそれより小さな白い花らしきもの(その2)が飛び込んで来た。 何か小躍りする様にそこに足を進めた。更に、その先には、山吹色の花(その3)に出逢い観た。 まず、そこに観た、見上げ観た、樹高3~4mいやそれ以上あろか、高い木に、大きな革質で厚く、先が尖った長楕円形葉が枝先に集まって、その枝先には、多数の、紅紫色の数cmほどの漏斗形の花を横向きにつけて付けていた。         シャクナゲ(石楠花)       <ホンシャクナゲ(本石楠花)、であろうか>           ・シャクナゲ <石楠花、石南花>( ツツジ科 ツツジ属 ) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。 主に低木だが、高木になるものもある。 また、日本ではその多くのものがツツジと称される有鱗片シャクナゲ亜属のものを欧米では ツツジ属と呼んでいる。 ただし、有鱗片シャクナゲのなかでも、ビレア(マレーシアシャクナゲ)の仲間は、カワカミシャクナゲのように、日本でもシャクナゲと呼んでいる。 <分布> ツツジ属としては主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達する。 特にヒマラヤ周辺には非常に多くの種が分布する。 <特徴> いずれも派手で大きな花に特徴がある。花の色は白あるいは赤系統が多いが、黄色の場合もある。 シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどの痙攣毒を含む有毒植物である。 摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。 シャクナゲは常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布している。 寒冷地に分布する種類のなかには、葉の裏側を中にした筒状にして越冬するハクサンシャクナゲなどがある。 日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種であり、種のレベルでは4種または6種に集約される。 このほか、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲが日本に導入されており、各地で植栽されている。 <主な種> 野生状態でも変種が数多く、また園芸植物としても数多くの品種がある。そのため、種類数は定義によって大きく異なるが、おそらく数百種類はあると思われる。 <東アジア広域> →キバナシャクナゲ シベリア東部・満洲・朝鮮半島北部・樺太・千島列島・カムチャツカなど東アジアの寒冷地に広く分布する。北海道から中部地方までの高山帯から亜高山帯上部にかけて自生する高山植物である。淡い黄色の花を咲かせる。 →ヤエキバナシャクナゲ  八重咲き品種。 →ゴシキシャクナゲ  花の白い品種。 →ハクサンシャクナゲ  北海道・本州・四国と朝鮮半島北部の亜  高山帯から一部はハイマツ帯ま  で分布する。花は白から淡い紅色で、  内側に薄い緑色の斑点がある。  亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的  な花である。以下のような変種がある。  →ネモトシャクナゲ 八重咲きの品種。  根本莞爾にちなむ。 <日本> →アズマシャクナゲ 東北地方から中部地方までの山地・亜高   山帯に分布する。花は淡い紅色。以下の  ような変種がある。  →アマギシャクナゲ   静岡県伊豆半島の山地に分布する。 →ツクシシャクナゲ  紀伊半島以西の本州・四国・九州の山地  に分布する。樹高3~4mで淡い  紅色の花を咲かせる。以下のような変種  がある。  → ホンシャクナゲ   中部地方以西の本州と四国の山地に分     布する。花は赤紫から白まで分布化に   富む。  →キョウマルシャクナゲ   長野県南部と静岡県北部の南アルプス   南部の山地に分布する。   花は淡い紅色。自生しているものは   環境省レッドデータリストによると   絶滅危惧II類。  →オキシャクナゲ   島根県隠岐島に分布する。 →ホソバシャクナゲ  静岡県と愛知県の山地に自生する。  自生しているものは環境省レッドデ  ータリストによると絶滅危惧II類。  名前のとおり、シャクナゲの中では  葉が細い。紅紫色、または白い花。 →ヤクシマシャクナゲ  名前のとおり屋久島の高所に分布する。   花は淡い紅色。次の変種がある。  →オオヤクシマシャクナゲ   基本種より樹高、葉とも大型。 <ヒマラヤ>  →ロードデンドロン・アンソポーゴン   標高3800m~5000m付近のヒマラヤ   高山に自生する小形のシャクナゲ。  (以上、出典・参考: シャクナゲ Wikipedia) (以下、出典・参考: ホンシャクナゲ Wikipedia) ・ホンシャクナゲ<本石楠花>(ツツジ科 ツツジ属 シャクナゲ亜属)  常緑低木。ツクシシャクナゲを分類上の基本種とする変種。 <特徴> 樹高は1.5-7mになり、大きいものは幹が直径10-15cmになる。 葉は互生し、革質で厚く、枝先に集まってつき、葉柄は長さ1-2.5cmになる。葉身は長さ8-18cm、幅1.5-5cmになり、長楕円形で、先はとがる。 葉の表面は無毛で光沢があり、裏面には褐色の軟毛が薄く一面に生える。基本種のツクシシャクナゲの葉の裏面は赤褐色のビロード状の毛が密に生える。 花期は4-6月。枝先に短い総状花序をつけて、多数の花を横向きにつける。花柄は長さ2-3cmになり、褐色の毛が生える。花冠は紅紫色から淡紅紫色でまれに白色があり、径約5cmの漏斗形で7裂、まれに8裂する。 雄蕊はふつう14本、まれに16本で、花糸の下部に短毛が密生する。花柱は無毛で、子房には短毛が密生する。果実は蒴果で長さ1-5cmの円柱形になり、褐色の毛が生える。 <分布と生育環境> 日本固有種。本州の新潟県西部以西、四国の四国山地に分布し、深山の岩場や尾根筋に生育する。 本種の群落地である、岐阜県大垣市の「一之瀬のホンシャクナゲ群落」と滋賀県蒲生郡日野町の「鎌掛谷ホンシャクナゲ群落」が国の天然記念物に指定されている。
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4月は卯月。穏やかな陽気に誘われ、草花が咲きだし、虫たちも土中から顔を出し活躍し始める季節。 私の散歩道の道際等の草花達も、その硬い殻を脱ぎ去って、自己表現を大きくし始めている--- 3月からの、草花達の満面の姿、姿---その20。    / 見上げるは、燃え上がる紅紫色漏斗形の花 / 春風に浮かれて歩く(その1) ある所用の後、久しぶりの比較的幅の広い通りを、春風に浮かれように歩く。 少しすると右手前方に、幾つかの淡い紅色の(その1)、その少し先にそれより小さな白い花らしきもの(その2)が飛び込んで来た。 何か小躍りする様にそこに足を進めた。更に、その先には、山吹色の花(その3)に出逢い観た。 まず、そこに観た、見上げ観た、樹高3~4mいやそれ以上あろか、高い木に、大きな革質で厚く、先が尖った長楕円形葉が枝先に集まって、その枝先には、多数の、紅紫色の数cmほどの漏斗形の花を横向きにつけて付けていた。         シャクナゲ(石楠花)       <ホンシャクナゲ(本石楠花)、であろうか>           ・シャクナゲ <石楠花、石南花>( ツツジ科 ツツジ属 ) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。 主に低木だが、高木になるものもある。 また、日本ではその多くのものがツツジと称される有鱗片シャクナゲ亜属のものを欧米では ツツジ属と呼んでいる。 ただし、有鱗片シャクナゲのなかでも、ビレア(マレーシアシャクナゲ)の仲間は、カワカミシャクナゲのように、日本でもシャクナゲと呼んでいる。 <分布> ツツジ属としては主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達する。 特にヒマラヤ周辺には非常に多くの種が分布する。 <特徴> いずれも派手で大きな花に特徴がある。花の色は白あるいは赤系統が多いが、黄色の場合もある。 シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどの痙攣毒を含む有毒植物である。 摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。 シャクナゲは常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布している。 寒冷地に分布する種類のなかには、葉の裏側を中にした筒状にして越冬するハクサンシャクナゲなどがある。 日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種であり、種のレベルでは4種または6種に集約される。 このほか、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲが日本に導入されており、各地で植栽されている。 <主な種> 野生状態でも変種が数多く、また園芸植物としても数多くの品種がある。そのため、種類数は定義によって大きく異なるが、おそらく数百種類はあると思われる。 <東アジア広域> →キバナシャクナゲ シベリア東部・満洲・朝鮮半島北部・樺太・千島列島・カムチャツカなど東アジアの寒冷地に広く分布する。北海道から中部地方までの高山帯から亜高山帯上部にかけて自生する高山植物である。淡い黄色の花を咲かせる。 →ヤエキバナシャクナゲ  八重咲き品種。 →ゴシキシャクナゲ  花の白い品種。 →ハクサンシャクナゲ  北海道・本州・四国と朝鮮半島北部の亜  高山帯から一部はハイマツ帯ま  で分布する。花は白から淡い紅色で、  内側に薄い緑色の斑点がある。  亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的  な花である。以下のような変種がある。  →ネモトシャクナゲ 八重咲きの品種。  根本莞爾にちなむ。 <日本> →アズマシャクナゲ 東北地方から中部地方までの山地・亜高   山帯に分布する。花は淡い紅色。以下の  ような変種がある。  →アマギシャクナゲ   静岡県伊豆半島の山地に分布する。 →ツクシシャクナゲ  紀伊半島以西の本州・四国・九州の山地  に分布する。樹高3~4mで淡い  紅色の花を咲かせる。以下のような変種  がある。  → ホンシャクナゲ   中部地方以西の本州と四国の山地に分     布する。花は赤紫から白まで分布化に   富む。  →キョウマルシャクナゲ   長野県南部と静岡県北部の南アルプス   南部の山地に分布する。   花は淡い紅色。自生しているものは   環境省レッドデータリストによると   絶滅危惧II類。  →オキシャクナゲ   島根県隠岐島に分布する。 →ホソバシャクナゲ  静岡県と愛知県の山地に自生する。  自生しているものは環境省レッドデ  ータリストによると絶滅危惧II類。  名前のとおり、シャクナゲの中では  葉が細い。紅紫色、または白い花。 →ヤクシマシャクナゲ  名前のとおり屋久島の高所に分布する。   花は淡い紅色。次の変種がある。  →オオヤクシマシャクナゲ   基本種より樹高、葉とも大型。 <ヒマラヤ>  →ロードデンドロン・アンソポーゴン   標高3800m~5000m付近のヒマラヤ   高山に自生する小形のシャクナゲ。  (以上、出典・参考: シャクナゲ Wikipedia) (以下、出典・参考: ホンシャクナゲ Wikipedia) ・ホンシャクナゲ<本石楠花>(ツツジ科 ツツジ属 シャクナゲ亜属)  常緑低木。ツクシシャクナゲを分類上の基本種とする変種。 <特徴> 樹高は1.5-7mになり、大きいものは幹が直径10-15cmになる。 葉は互生し、革質で厚く、枝先に集まってつき、葉柄は長さ1-2.5cmになる。葉身は長さ8-18cm、幅1.5-5cmになり、長楕円形で、先はとがる。 葉の表面は無毛で光沢があり、裏面には褐色の軟毛が薄く一面に生える。基本種のツクシシャクナゲの葉の裏面は赤褐色のビロード状の毛が密に生える。 花期は4-6月。枝先に短い総状花序をつけて、多数の花を横向きにつける。花柄は長さ2-3cmになり、褐色の毛が生える。花冠は紅紫色から淡紅紫色でまれに白色があり、径約5cmの漏斗形で7裂、まれに8裂する。 雄蕊はふつう14本、まれに16本で、花糸の下部に短毛が密生する。花柱は無毛で、子房には短毛が密生する。果実は蒴果で長さ1-5cmの円柱形になり、褐色の毛が生える。 <分布と生育環境> 日本固有種。本州の新潟県西部以西、四国の四国山地に分布し、深山の岩場や尾根筋に生育する。 本種の群落地である、岐阜県大垣市の「一之瀬のホンシャクナゲ群落」と滋賀県蒲生郡日野町の「鎌掛谷ホンシャクナゲ群落」が国の天然記念物に指定されている。
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