ラスボス感があるガンキャノン

今日のエアープランツとガンプラ

フォロワー16人記念 ＼(^_^)／

うん、これで大丈夫かなぁ・・・・、 うん、大丈夫だろ。しかしなぁ・・・ 大丈夫かなぁ・・・ 事務処理をしていると少し早めに出勤した最近入った高校生のアルバイトが独り言にしては声のボリュームが大きく、確実に私に聞かせていると思われる音量で話している！ 彼を例えるならば隣のトトロ！！！ より簡単に言うと百貫デブ！！！！ そう彼こそは典型的な例の人種！！ 二次元のキャラクターをこよなく愛するバッキバキの『オタク』と呼ばれる人種なのである。 首を傾げては繰り返し『大丈夫かなぁ』を連呼するため、仕方なく『どうした？』とたずねてみた。 しかし！！これが！！！ めくるめく苦痛の連鎖の幕開けとなるとは！この時点では知る由もなかったのであった！ 話しを聞くと、文化祭で彼のグループが各自小説を書いて販売するとの事だったが、あいにく彼しか仕上がっておらず、期日も迫る中、穴埋めとして彼がアート作品を出品しようかと悩んでいるらしい。 そこまで言うなら私は彼がどんなアート作品を書いたのか知りたくて 『ちょっと見せてよ』 と彼に話してみる。 『いやぁ、見せるもんじゃ無いですよ』 と語る彼の右手には！既にアート作が描かれているとおもしき紙が握られており！見せる気満々の意思表示を伝えていた！ しかし！！！ しかし！！そこに描かれていたものは！ 髪は膝まで長く！ほぼまる見えのミニスカート！ハイソックスはフトモモまで長い丈！更に何故か猫の耳まで生えている女性！！ そう！夜中に適当にチャンネルを回すとやってるロリロリのアニメに出てきそうなキャラクター！ Σ↑しかも！若干下手くそ！ 今の日本は！これをアートと呼ぶのか！！！ 希望に満ちた目で見る彼に！既にお腹いっぱいコンバインＯＫ！のは私は、土日に入れる貴重な戦力の彼を失う事は出来ず 『上手いじゃん』 と震える声で言うのが精一杯であった！ 気分を良くしたのか只今絶賛製作中の小説はファンタジー小説だと熱く語り始め！ ↑そもそもファンタジー小説って！どんなジャンルなんだ！ 既に完成したプロトタイプを私に渡して来た！ 気になるストーリーはこうだ！！！ 主人公は幼い女の子で超難関と言われる魔術学園を受験しようとする。 魔法使いは普通杖を使うが、魔術師はこれを使用せずに呪文を唱えたりする。 まず！この説明のくだりが淡々と続く！！ この超難関の魔術学園は憧れの学校で、卒業すると国の軍隊『国家魔術師』として所属し働く事になるのだ！！ ………………………………………………、 ………………………………………………、 Σなんか！聞いた事ある！！！！！ 数十ページを黙読し、いよいよ試験当日のくだりに！ 『皆んなは受かるハズ無い！って言うけど、そんなの解らないじゃん』 とポジティブに考える落ちこぼれの女の子。そして、この台詞を言った後の次のページで衝撃の展開を迎えるのだった！！ 『やった！！見事合格』 Σあっさり合格！！！！ 最も盛り上げドコの、そこのくだりが一言で瞬殺！！！！ 重要な事は差し置いて！数年後・・とか！！時間軸で何とかしちゃうという！！ Σ今流行りの！『半分、青い』手法！！！！ そしてページをめくり、物語は一気に動き出すのだ！ 【抜粋↓】 …見事に学校に入学した彼女は、この学園生活で色々な事件に巻き込まれる。 しかし、それは また別の話し……。 （続く） ………………………………………………、 期待の眼差しで感想を待つブタに、私は何と応えればいい！！！ 薄っぺらい本の大半を、杖を使うか使わないかで占めている この『鋼の錬金ポッター』について何と応えればいい！！ とりあえず、 『続きはいつ？』と感想は濁す。 『え〜、スケジュールが空けば何とか来月中には…』 Σ スケジュールって！！！！！！ ツッコミどころが多過ぎて！もう！何も言えなくて夏！！ しかし！！奴は間違いなく第二巻を私に持ってくるに違いない！！助けてポパイ！！ こうしてミライ★モンスターは執筆を加速させるのであった！！！ 完