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蓬(ヨモギ)の一覧

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醜男
蓬(ヨモギ) キク科ヨモギ属の多年草。山野にふつうに生える。地下茎を伸ばして殖える。根生葉や下部の葉は花の頃は枯れる。茎葉は長さ6〜12㎝、幅4〜8㎝で羽状に深裂する。裂片は2〜4対あり、縁には鋸歯がある。表面は緑色で、裏面は綿毛が密生して灰白色。花期は9~10月。茎の先に大きな円錐花序を出し、小さな頭花を下向きに多数つける。頭花は直径1.5㎜、長さ約3㎜の長楕円状鐘形。果実は痩果。線形で灰白色。 名前の由来は多数の説がある。葉を乾燥して綿毛だけ集めたものが灸に使う艾(もぐさ)で、よく燃える意味から善燃草(よもぎ)とか、よく殖えるので四方草(よもぎ)、善萌草(よもぎ)という説など。春の香り高い若苗を草餅に入れるので餅草(モチグサ)の別名もある。また、『燃え草』が短縮したモグサはヨモギの葉の裏の毛を集めたもので伊吹山のものが良品。九州でフツというのは二日灸といって2月2日、8月2日に三里の灸穴に灸をすると効き目が倍になるという伝承からきている。 奈良時代から平安時代は、ヨモギの芳香が魔除けの力を持つと信じられていた。奈良時代には、男児が生まれたとき、蓬の矢で天地四方を射って健やかな成長を願った。端午の節句にはヨモギを屋根に葺き、蓬鬘(よもぎかずら💬蓬冠を頭髪にのせること)で邪気を祓った。草餅や灸の材料、蚊遣のために焚くとか、これら実用的な利用は中世から近世になってからである。合掌造りで知られる白川郷では、昔、発酵させて火薬の原料にしたという。子供の頃、葉を石で叩いて水中メガネに塗り、曇り止めとしても用いた。 出典『野に咲く花』『草木の種子と果実』『野草の名前 秋冬』『秋の野草』『薬草の呟き』
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