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ねこたんぽ
先日はGS句会への御参加・御閲覧ありがとうございました😊春の風情を俳句や短歌で満喫できましたね。皆さんの作品に私なりの感想をつらつらと(敬称略)。 残花降る京の中社の夢見殿 メイ 😺残花=春の末に咲き残った桜。中社= 神社を格式によって大・中・小に分けたうち第二位の神社。 賀茂社・住吉社の類。 遅咲きの桜が社殿に降るように散って夢見心地。幻のように美しい一景。 夜半の音めぐみ地に染む穀雨かな 佐助 😺夜、サーッと驟雨の音。翌朝には一晩でこんなに⁈と思うほど草の芽が伸びて。まさに春の恵みの雨ですね。 ものの芽の二、三歩歩きて時とまり さっち 😺これは園芸家の実感ですよね。歩き過ぎかけて振り返り、じっと見つめる。「歩」の字が重なってしまうので「歩きて」を「ゆきて」とするのはどうでしょうか? 真新しいスーツ飲み込む春電車 たぼ女 😺いかにも春、ですが、同じような服の集団が満員電車に呑み込まれて機械的に送られて行くと読めば、風刺とも受け取れる。面白いですね。 風に乗る相撲甚句や藤の花 いざよい 😺温かい風、伸びやかな甚句、揺れる藤の花、関係なさそうなのに見事に三位一体で春を演出しています。 菜種梅雨全てを溶かし暮るる街 そらもよう 😺春だというのに暗く重い雨続き。うんざりして気力まで溶けて無くなりそう。春の物憂い一面を捉えてお見事。 存えてそぞろに歩くさくら道 IDK90 😺病気か事故か、大きな試練を乗り越えて今が在る。その意識は「普通の」散歩が決して普通ではないことを教えてくれます。 ハムサンド花ひとひらの午餐なり risho 😺桜が散り始めた公園のベンチでランチ、ハムサンドという具体が効果的で、春とはと聞かれた時、こういう季節ですと答えたくなる一句。 昨日より明日より今日の萌黄色 小菊 😺目の前の黄色い花畑に対する一期一会の感動を余すところなく表現しきって素敵です。 かすかなる音を降らせて桜蕊 ゆん 😺うーむ、巧い‥花弁でなく蕊が散ることへの着眼もさることながら、それを音として表すとは!美し過ぎます。 負け烏目には涙か春悔し 種 😺カラスの縄張り争いも激しくなる季節。当の本人たちは真剣そのものですが傍目にはユーモラスで、春に似つかわしい。 妻の琴線に触れたのはニ句。💁🏻‍♀️ 「どちらも冬にギュッと縮こまっていたものが緩むような幸せ感がありますね❤️」 点描の色味を足して春野かな そらもよう ハムサンド花ひとひらの午餐なり risho 拙句から妻が選んだのはニ作💁🏻‍♀️ 迷ひ道 突如現る 一面の 菜の花畑 二人を祝ふ 猫凡 夜桜のひとひらひらり犬の墓 猫凡 自句自解を一つ。 長き夜独頭蘭(ほくり)に独り語りとは 猫凡 📝 独頭蘭つまり春蘭は花茎の先に一輪が俯き加減で控えめに咲きます。孤独な人の問わず語りにそっと耳を傾けてくれるように。 次回もGS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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ねこたんぽ
先日はGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました<(_ _)> お遊びとはいえ、考えてみれば私如きが「賞」を差し上げるのもどうなのかと思い、今回からは心に残った作品に感想を述べさせていただく形としますね。 錦糸卵桜でんぶ春うらら ゆん ※食べ物を並べて春うららと受けただけ、それだけで身体一杯に春を感じさせる素晴らしい句。黄色とピンクの暖色、甘味、語感、口ずさめば気持ちも身体もほぐれてくるようです。 菫咲く菫の影も細く咲く たぼ女 ※路傍の小さな菫の花、その細い影に目をとめる感性が素敵だなぁ。 やはり春草も心も先を向き あおぞら ※冬に縮こまっていた心が緩み解れる感じ。希望を感じさせる句。 春を食む罪ほろ苦き昼餉かな risho ※ふきのとうなど春ようやく伸び出したものを摘んで食す。人には喜びですが植物からすると?そんな思いをほろ苦い菜の味に込め、朝でも夕でもなく昼餉と受ける、巧いですねぇ。 存えて杏の花もほころびぬ IDK90 ※ながらえたのは自分か植物か。どちらも、なのでしょう。今ここで命あることの喜び。 風光る葉擦れの音は軽やかに そらもよう ※木漏れ日と肌を撫でる風の感触と葉擦れの音とが三位一体で爽やかな春を感じさせます。 白れんや咲いていよいよ風緩む メイ ※大ぶりで、花弁も厚めのハクモクレンが開く。風の強さも温度も緩んだ春本番に似つかわしい。 妻の琴線に触れた句は以下の三句でした💁🏻‍♀️ 湯に放つ揺蕩う若布鮮やかに たぼ女 嘴磨いでギロリ凄むか春烏 種 取り出して洗いたき眼の春嵐 ゆん 拙句から妻が選んだのは二句😊 黄昏に開くは桃か唇か 猫凡 改造の夢の跡地に酸葉咲き 猫凡 今後もGS句会をどうぞよろしくお願いいたします🤗
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ねこたんぽ
先日はGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も素敵な作品が多数寄せられました(敬称略)。 足肩に毛布引っ張りあと5分 じぇ 枯れ芙蓉黄泉を拒みて母卒寿 芽生 湯豆腐の腹に染み入る健やかさ  霜降りて果てる命やポリゴナム 太古よりメタセコイアは宇宙目指す ゆん 煤払窓に映れる顔磨く 城崎や垣根の上の屋根の雪 そらもよう 父辰年一月生まれ男子なり 海暮れて帰る家なき冬鷗 種 悴める手を合わせつつ天仰ぐ 青空に一斉に散る寒雀 プードルと毛皮のマダム街を行く べにしし 休広忌奥から出したる黒タイツ今は使わぬ洗剤香る 小菊 能登思い捻れば出る湯の後ろめたさ 風花や母の鼻唄四曲目 たぼ女 一日を舞い踊るごと師走かな risho 歳旦の胸ふさがるるニュースかな 香瑞 土の気を我に知らしむ寒牡丹 小春日にふわり解され寒牡丹 ケロ女 祈りごと絵馬に託して雪の杜 Thymus 今回のねこ賞はべにししさんです💮 悴める手を合わせつつ天仰ぐ べにしし 📝ねこ評:かじかんだ手を擦り合わせる近景から、遠い北陸の地で被災した人々の寒さを思う遠景への転換。自らの体感から所縁なき人の境遇を思いやることの出来る生き物、それが人間。深い思いをさりげなく。 拙句から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞は‥ 水鳥や流るゝといへ流されず 猫凡 皆さんの作品から妻が選ぶ裏ミセス賞は3作です👏👏👏 青空に一斉に散る寒雀 べにしし 休広忌奥から出したる黒タイツ今は使わぬ洗剤香る 小菊 土の気を我に知らしむ寒牡丹 ケロ女 これからもGS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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ねこたんぽ
今月もGS句会へ御参加、御閲覧ありがとうございました。こんな多彩な作品が寄せられました(敬称略)。 国道の叢ごとに虫のこえ 種 橋の端に往きも復りも残る虫 たぼ女 夕焼けは色づく木々を煌めかせ見惚れる我の影は何処へ ケロリン更衣 幸せをはこんでおくれケサランパサラン あおぞら 腹の色魚にさらせりゆりかもめ risho 駅階段降りる銀杏のアニメーション risho カメムシに隙を突かれる老夫婦 fooco 渡り鳥去った河原に無防備のキカラスウリと錦の蔦葉 ムー 盗人萩何故ひっつくの服靴に愛しくなるけど厄介者ね yoko. 籾殻の宝探しや林檎陸奥 そらもよう 小春日や雀の隊列いちぬけた そらもよう 草取りは志願されてもお断りオルレア芽吹きし立冬の朝 春風 雨戸開け奥の襖絵松光る じぇ 濡れ進む吾主人公か野分風 ゆん 秋うららチャイとデーツとコーランと ゆん 音たてて舞う朴落ち葉帰り道 芽生 バス行けば君いなくなり寒くなり 芽生 😻ねこ賞🏆はrishoさんです👏 駅階段降りる銀杏のアニメーション risho 📝ねこ評:地下から上る作者の上から、金色のいちょうの葉が一枚ひらりひらりと舞い落ちる図とも読めますし、階段の各踏面に一枚ずつ落ちている葉がパラパラ漫画のように見えるとも読めます。いずれにしても、人は上り葉は降りると私は読みたいのです。地下鉄と人という人工的なものと銀杏の葉という自然が一瞬交錯する、そこに味わいがある気がして。色彩と動き、矛盾するようですが静止も感じられる。rishoさんならではの感性が素敵です✨ 拙作から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞はコレ(๑´▿︎`๑)♫︎.;′°♪︎✧︎ 稲風に我が細胞ら蘇へり 猫凡 「今月は豪華一点です✨他にも好きなのがいくつもありましたが、稲風・・が肺にいっぱい入ってきました!」by妻💁🏻‍♀️ 皆様の作品から妻が選ぶ裏ミセスねこたんぽ賞は三句👏👏👏 小春日や雀の隊列いちぬけた そらもよう バス行けば君いなくなり寒くなり 芽生 音たてて舞う朴落ち葉帰り道 芽生 どれも素晴らしい句で、私も大好きです❤️
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ねこたんぽ
10月のGS句会にも御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も以下のような素敵な作品の数々が寄せられました(敬称略)✨。 木犀や再会いつも香りから たぼ女 猫じゃらし身を膨らませ残暑呑む risho さわやかや机上に揺るる樹々の影 Thymus 病む便りしばらく途絶え木犀の香り芳し朝餉の支度 ムー 紅葉狩鬼の宴を尋ね行く ケロ女 ただただに楽しく生きてと願う日々 われ踏む土の心もとなき anpunpun 風呂介助見たことのないハハボクロ あるねと言わず泡流す宵 小菊 秋止符か過ぎ去りし日々よみがえる ジェキル ガザの子の供花のごとく御会式桜 香瑞 花嫁の紅引き初めし薄紅葉 RIANマスター 秋麗三葉の松がここにあり 芽生 見上げれば金木犀の香りかな 気がつかなかった秋の趣き yoko. 空を指し乱るゝもなほ紫苑高し 種 咲き急ぐ白菊に露秋短し げじげじまゆげ 豊年の献酒や樽の文字躍る そらもよう 網振る子とんで停まって赤とんぼ ゆん シンコペーションも三連符もあり木の実落つ べにしし 私の選んだ🐈ねこ賞🐈‍⬛は、べにししさんです。 シンコペーションも三連符もあり木の実落つ べにしし ※ねこ評:木の実が落ちてくる秋のリズムを巧みに表現しているのは音楽に造詣の深いべにししさんならでは。上五中七の字余りも不規則に予測不能で落ちてくるリズムを表しているようで愉快です。この実はやはりどんぐりであって欲しいなぁ。 拙作から妻が選ぶミセス賞は次の二句。 山はもう霙か雪か鵙来たる 猫凡 良夜なり今此処に我が身体無し 猫凡 ※自句自解:澄んだ冷たい空気に冴えかえる月を見つめていると、自分の肉体を光が透過するような気がして、意識だけが残るような感覚になったのでした。 皆様の作品から妻が選ぶ裏ミセス賞でーす💁‍♀️ 木犀や再会いつも香りから たぼ女 さわやかや机上に揺るる樹々の影 Thymus 入り日受け自転車の荷に今年米 べにしし GS句会は毎月19日、自由参加です。今後もよろしくお願いいたします。
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