警告

warning

注意

error

成功

success

information

蕺草の一覧

いいね済み
141
醜男
蕺草(ドクダミ) ドクダミ科ドクダミ属の多年草。半日陰地に群生することが多い。全体に特有の臭気がある。踏みつけたり抜いたりするとさらに強い臭気を放つ。根茎を伸ばして殖える。高さ15〜50㎝。葉は互生し、長さ3〜8㎝の心形で、先は短く尖る。花期は5~8月。茎の上部に長さ1〜3㎝の花穂を出し、小さな花を多数つける。白い花弁のように見えるのは総苞片で4個ある。花柱が3裂した雌しべと雄しべ3個を持つ花がびっしりつく。果実は蒴果。ほぼ球形で反り返った花柱が目立つ。熟すと花柱の元から裂開する。種子は広楕円形。種子は果実に8〜10個ほど。 名前の由来は主に3説ある。 ①毒痛説 毒や痛みに効くことから『毒痛草』→『毒痛み』→『ドクダミ』に変化した ②毒矯め説 悪い性質などを改めるという意味の『矯める(ためる)』から『毒矯め』となり変化した ③毒溜め説 特有の臭気から、草に何かの毒が入っているという意味の『毒溜め(どくため)』が変化した ドクダミには十薬(ジュウヤク)の別名もある。民間薬として利用され、10種の薬効があるのが名前の由来。獣医が馬に用いると10種の薬効があることが由来との説もある。 薬草として古くから親しまれ、民間薬として利用される。ドクダミは生の葉と十薬で使用法が異なる。 ・十薬 5〜6月の花の咲いている時期に地上部を刈り採り、水洗後2日ほど天日で乾燥させた後に日陰干しして十分に乾燥させたのもを生薬名で十薬(ジュウヤク)という。ドクダミの悪臭成分は乾燥すると酸化されて無臭となるが、殺菌力もなくなる。十薬には葉にクエルチトリン、花穂にイソクエルチトリンなどが成分の代表で、緩下作用、利尿作用、毛細血管強化作用がある。1日10〜20gを水600〜900mlで煎じ3回に分けて服用する。 ・生の葉 生の葉には悪臭成分の精油デカノイルアセトアルデヒドなどがあり、強力な殺菌力を持つ。生の葉2〜3枚を塩少量で揉んで柔らかくし、左右の鼻腔に交互に30分くらいずつ差し込んだあと鼻をかむと蓄膿症、慢性鼻炎に効果がある。生の葉をアルミホイルに包んで火で炙り柔らかくなったら腫れ物の上にのせてテープでとめておくと化膿性の腫れ物に効果がある。水虫には生の葉をつぶして擦りつける。生の葉ジュースを作り5分の1の蜂蜜を混ぜ約3ヶ月間冷暗所に保管し味をみて酒になっていたら飲む。 出典『野に咲く花』『草木の種子と果実』『都会の草花図鑑』『野草の名前 夏』『薬草の呟き』『プログレッシブ国語辞典』
  • 前へ
  • 1
  • 次へ
5件中 1-5件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部