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サタティ
詩集「ここ数年のリアル」第2章①         天の叫び・地の怒り          あの時          確かに          夜空は          紫色に          光って          いたよ          そのとき          着替えて          はじめに          知らせた          しるしは          階段の音         無人のはず         プレハブの         みしみしと         きしむおと         だれかいる?      どおおおおんという轟音と      激しくゆれる高速のガード         地底を這う      百台の重戦車のような       いつ建物が倒れても       いつ地面がわれても       おかしくないような     シェイク・シェイク・シェイク      あの日も寒かったなぁ・・・          でも      何も感じるひまもなく    痺れるような麻痺した感覚の中       家族を案じつつ      闇から夜明けに向かい       ただひたすら        車を誘導し    応援も昼過ぎまで来なかった       そのときの職場      名神高速道路拡幅工事現場     ずいぶんの時間が経って       つながった電話で        惨事を知った     どうする事もできなかった         8年前の          「今日」     激しい怒りに触れた気がした        「逆鱗」      龍の喉にある逆さの鱗        確かに大地は      龍がはしるようだった    空は「ゴジラ映画」みたいに      ぴかぴか光っていたし 後日 その年 漢字検定協会は はじめて「今年を現す漢字1字」を公募 その字は「震」 そしてそれを発表した日を 「漢字の日」に・・・ 12月12日 僕の誕生日だ 世の中は不思議な因縁に満ちている 「それ」からあとの自分の行く末を どうしてあのとき予測できただろうか? 「天の叫び・地の怒り」 2003.1.17 Takatsuki 写真 神戸市 20151212
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サタティ
「ここ数年のリアル」第1章③ 回想ⅱ 気がつけば 「そこ」に座っていた 長机3人掛け4~5 「コ」の字型 パイプ椅子10くらい の 1席 初めて見る ホワイト・ボード 会議室みたいな部屋の3分の1 サッシ窓は すりガラス?  外は夜の暗さか 時間感覚、少し麻痺 「なんとなく、ただ、なんとなく」   家から5分のスーパー2階 新規増設 プレハブ部屋 「看板」 あったのかしらん 同年(らしい)男4 女2 表情 少し重い? 記憶不鮮明 中年男性1 いや 4 たぶん初日 なら 4 途中の記憶 であれば 1  手渡された コクヨ紙ファイルB5版  生まれて初めて 穴あけパンチ  ファイルする 「向き」はあっていた、らしい  男性にほめられる。 うれしい。  こうして、初めての「塾」は  開講初日を 双方緊張で迎える  中2のときの ある日  知った顔 女1  「へー・・・」  なんとなく、不思議  教師全員 学区公立高校教師  うち、一人の所属する高校に  合格したとき 既に彼は転任  同じ中学の女 高校の同級生として  進学 仲間意識 変わらず 20年後には 跡形も無かった 初めての塾 (名前すら 忘れた) 10年後でも 有ったんだろうか? 「恩師」たちとは その後  1度も会っていない いま、不思議な因縁から 彼らの後を、なぞるように 仕事をしている 2001,12,14  Takatsuki 写真 20191024
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サタティ
一見、脈絡が無いようでも やはり同じ人間のすること ジャンルが違うようでも 出来上がるもののテイストは 似たものになってゆく 時間・空間を超えて 東京都 20120813 詩集 「ここ数年のリアル」2006上梓より4 三日目 じりじりと照りつける陽光 国道脇に規則正しく並んだ街灯は 昼間その存在感を消失し ただ徒に空を区切る ありきたりの噴水でさえ 日時計の花壇と相俟って 大通り広場の顔貌となり 和みの空間を拡げる 闇雲に歩いているだけでも 何がしかのモノが目に飛び込んでくる それをどう捉えようと自由だろうし そこに意味を見出すのも通過するのも やはり自由 目標もなく歩き続けて大通りから裏通りへ 裏通りから更に路地を抜ける 広い通りからどんどん狭い道への移動 両脇の建物に手荷物が触れるほどに 建物は其処彼処 植物の侵食と出会い 戸惑いながら朽ち果てて行くのか そんな事にはお構い無しの猫たちに 格好のスペースを提供する 目に焼きつくものと心に残るものが 必ずしも一致する訳ではないけれど 覚えようとしたものも忘れてしまう反面 突然甦る思いがけない記憶 少し掠れた声で 呟くように低く歌うように 伝えたものは 寂しげな笑顔の陰で、 見えない 2006、6,17
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サタティ
詩のことを書くのは とても気恥ずかしい 何故なら、自分の作品が 詩と呼べるかどうか、 言い切るだけの図太さを 備えていないから 歌詞ならいくつか書いた 必要に迫られて 詩は、どんな必要があったのか 書くことに どのような意味があるのか まだ、深く理解できていない そこに原因があるのかも知れない 写真 20180615 詩集 「ここ数年のリアル」2006上梓より2 「第一日目」 過ぎ去って思い出そうとしても それは不可能に近い事 その時の濃やかな時間の流れの中での ひとつひとつのやりとりはすべて 過ぎ去って思い出したとしても それは真実に遠いもの 後付けでの修正された記憶の中での 創作物たるレプリカント けれどもその日のことは とてもくっきりと印象に残っていて 突然のことにしては意外なくらい 予感が、と言うより確信があった 暗がりの中では色彩は消滅する けれども強烈な光を浴びても やはり色彩は消滅するらしい 中庸しか捉えられないこの感覚 水平線はもとより地平線の一部分すら しばらく見ていない 目線すらあまり動いてもいない しかし根拠の無い確信が深まる時 動きが始まる カーテンの隙間は光の明滅を早め しだいに拡大する光とともに それはやって来た 驚く事も無く 冷静に受け止められたのは 心のどこかで 予想していた事だからかもしれない そしてお互いに 「やあ」 というしかない雰囲気の中 その作業が始まった 2006、6、15
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