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イヌサフラン(コルチカム)の一覧

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カタバミ
早くも11月。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋の中に息吹いている--- 10月からの、進む秋色に観る草花の姿、姿---その12。 サフランとイヌサフラン。 ---今頃の、私の秋の散歩道に、かならず観る、またそれを待ちかねる草花のひとつのサフラン。そして、一足先に観た、その花姿、サフランに良く似るが全くの類縁の無いイヌサフラン。いずれも鮮やかなピンクの花を、私の道際に披露していた。 ・サフラン<洎夫藍、別名 バンコウカ<蕃紅花>>(アヤメ科 サフラン属/クロッカス属)  香辛料サフランの原料として有名。少なくとも3500年以上前から栽培、同時にスパイスとして使用されていたことが分かっている。 野生種は存在せず、原種と考えられているのはギリシャのクレタ島に自生するクロッカス・カートライトイヌス種。 この種の突然変異型がサフランの原種として最も有力視されていて、栽培の中で、より長い雌しべを持つものが時間をかけて選抜され、現在のサフランに至ったといわれる。 紀元前の時代から貴重なスパイスとして栽培、利用されてきたサフランは、現在においても最も高価なスパイスの一つとなっている。 独特の香りを持つ雌しべは、乾燥させて香辛料や生薬として利用され、パエリアやサフランライスに欠かせないスパイス。 日本へは薬として江戸時代に渡来し、明治時代には栽培が始まったと言われている。 サフランの花期は10月~11月。花期になると、葉と同時期に地面から蕾を出し、花径5~6㎝程度の花を咲かせる。花は6枚の花弁を持つ漏斗状で、中心には鮮やかな色をしたしべがある。 雄しべは3個で葯は黄色、雌しべは赤く長い糸状で3裂している。花弁は透明感のある淡い紫色で繊細な筋が入り、しべとのコントラストが美しい花。香辛料として利用されるのは、この雌しべの部分。 葉は線状で松葉のように細く、中央に溝があり、花と同時期に芽を出した葉は、花後から春頃まで伸びて球根に養分を蓄える。 春以降は休眠期に入り、秋になると再び芽吹く。 サフランが属するクロッカス属は、中央~西アジア、ヨーロッパを中心に約80種が分布。花の美しい幾つかの種が栽培されおり、多数の園芸品種がある <サフランとクロッカス> クロッカスとはクロッカス属の植物の総称で、サフランもクロッカスの一種ということになるが、園芸的にクロッカスと呼ばれているのは、春咲き品種のクロッカスであり、「花サフラン」「春サフラン」と呼ばれ、観賞用のみに栽培される。 また、サフランと名の付く植物にイヌサフラン(コルチカム)がありますが、サフランはアヤメ科、イヌサフランはイヌサフラン科の植物であり、全く類縁関係はない。   ・イヌサフラン<別名 コルチカム>(イヌサフラン科) イヌサフラン(コルチカム)の仲間は、ヨーロッパから北アフリカ、中央アジア、西アジアなど分布するイヌサフラン科イヌサフラン属(コルチカム属)の球根植物。 主に栽培されるのは、イヌサフランの和名を持つコルチカム・オータムナーレ種とスペシオサム種、この2種を中心に育成された園芸品種。両種共に美しい花を咲かせることから、世界で広く栽培されている。 この仲間には、春咲き、秋咲き、冬咲きのタイプがあり、オータムナーレ種やスペシオサム種は秋咲きタイプのコルチカムで、日本では夏から秋に球根を植え、秋に花を楽しむ植物として親しまている。 イヌサフラン(コルチカム)の花期は9月中旬~10月。 秋になると土の中から蕾を出し、サフランやクロッカスに似た透明感のある美しい花を咲かせる。花は径4~15㎝程度で、6枚の花被片を持ち、中央には雌蕊と6本の雄蕊がある。 和名の「イヌサフラン」はこの花姿に由来。「イヌ」の名前が植物に付けられるのは実際の犬とは関係なく、多くの場合、有用な植物に似ているが違う、役に立たないという意味。 このイヌサフランも「サフラン」の名前が付くが、サフランはアヤメ科、イヌサフランはイヌサフラン科で全く類縁関係のない別の植物。 サフランは香辛料として広く利用されるが、イヌサフラン(コルチカム)には強い毒性があり、食用にはならない。 花色はピンク、白、紫。一重咲きの他、八重咲き、大輪品種などが流通。 (出典・参考; ガーデンニングの図鑑)
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早くも11月。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋の中に息吹いている--- 10月からの、進む秋色に観る草花の姿、姿---その12。 サフランとイヌサフラン。 ---今頃の、私の秋の散歩道に、かならず観る、またそれを待ちかねる草花のひとつのサフラン。そして、一足先に観た、その花姿、サフランに良く似るが全くの類縁の無いイヌサフラン。いずれも鮮やかなピンクの花を、私の道際に披露していた。 ・サフラン<洎夫藍、別名 バンコウカ<蕃紅花>>(アヤメ科 サフラン属/クロッカス属)  香辛料サフランの原料として有名。少なくとも3500年以上前から栽培、同時にスパイスとして使用されていたことが分かっている。 野生種は存在せず、原種と考えられているのはギリシャのクレタ島に自生するクロッカス・カートライトイヌス種。 この種の突然変異型がサフランの原種として最も有力視されていて、栽培の中で、より長い雌しべを持つものが時間をかけて選抜され、現在のサフランに至ったといわれる。 紀元前の時代から貴重なスパイスとして栽培、利用されてきたサフランは、現在においても最も高価なスパイスの一つとなっている。 独特の香りを持つ雌しべは、乾燥させて香辛料や生薬として利用され、パエリアやサフランライスに欠かせないスパイス。 日本へは薬として江戸時代に渡来し、明治時代には栽培が始まったと言われている。 サフランの花期は10月~11月。花期になると、葉と同時期に地面から蕾を出し、花径5~6㎝程度の花を咲かせる。花は6枚の花弁を持つ漏斗状で、中心には鮮やかな色をしたしべがある。 雄しべは3個で葯は黄色、雌しべは赤く長い糸状で3裂している。花弁は透明感のある淡い紫色で繊細な筋が入り、しべとのコントラストが美しい花。香辛料として利用されるのは、この雌しべの部分。 葉は線状で松葉のように細く、中央に溝があり、花と同時期に芽を出した葉は、花後から春頃まで伸びて球根に養分を蓄える。 春以降は休眠期に入り、秋になると再び芽吹く。 サフランが属するクロッカス属は、中央~西アジア、ヨーロッパを中心に約80種が分布。花の美しい幾つかの種が栽培されおり、多数の園芸品種がある <サフランとクロッカス> クロッカスとはクロッカス属の植物の総称で、サフランもクロッカスの一種ということになるが、園芸的にクロッカスと呼ばれているのは、春咲き品種のクロッカスであり、「花サフラン」「春サフラン」と呼ばれ、観賞用のみに栽培される。 また、サフランと名の付く植物にイヌサフラン(コルチカム)がありますが、サフランはアヤメ科、イヌサフランはイヌサフラン科の植物であり、全く類縁関係はない。   ・イヌサフラン<別名 コルチカム>(イヌサフラン科) イヌサフラン(コルチカム)の仲間は、ヨーロッパから北アフリカ、中央アジア、西アジアなど分布するイヌサフラン科イヌサフラン属(コルチカム属)の球根植物。 主に栽培されるのは、イヌサフランの和名を持つコルチカム・オータムナーレ種とスペシオサム種、この2種を中心に育成された園芸品種。両種共に美しい花を咲かせることから、世界で広く栽培されている。 この仲間には、春咲き、秋咲き、冬咲きのタイプがあり、オータムナーレ種やスペシオサム種は秋咲きタイプのコルチカムで、日本では夏から秋に球根を植え、秋に花を楽しむ植物として親しまている。 イヌサフラン(コルチカム)の花期は9月中旬~10月。 秋になると土の中から蕾を出し、サフランやクロッカスに似た透明感のある美しい花を咲かせる。花は径4~15㎝程度で、6枚の花被片を持ち、中央には雌蕊と6本の雄蕊がある。 和名の「イヌサフラン」はこの花姿に由来。「イヌ」の名前が植物に付けられるのは実際の犬とは関係なく、多くの場合、有用な植物に似ているが違う、役に立たないという意味。 このイヌサフランも「サフラン」の名前が付くが、サフランはアヤメ科、イヌサフランはイヌサフラン科で全く類縁関係のない別の植物。 サフランは香辛料として広く利用されるが、イヌサフラン(コルチカム)には強い毒性があり、食用にはならない。 花色はピンク、白、紫。一重咲きの他、八重咲き、大輪品種などが流通。 (出典・参考; ガーデンニングの図鑑)
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