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原種ヘレボルスの一覧

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ぷっしぃ
コバエパニックのせいで気分が落ち込んでいるので、綺麗な花を見て気を紛らわせようと思います。 怒りや悲しみを楽しい記憶で上書きしていくスタイルです。どうぞよろしく。 原種クリロのチベタヌス。 クリスマスローズ界の異端児こと、唯一アジアに分布する原種のチベタヌスです。 クリスマスローズはほとんどの種がヨーロッパ原産なのですがこのチベタヌスだけは中国の山岳地帯、四川省や甘粛省、湖北省などの高山帯に自生する例外的な種ですね。 まるで桜の花のような優しいピンク色の花を咲かせ、パッと見はクリスマスローズとは思えないような春うらら感があります。 花びら(萼片)は薄手でややヨレたような感じに開き、まるでピンク色のティッシュを丸めてもう一度開いたかのような柔らかな美しさがありますね。 例えばティッシュを使おうとしてもしも空だったとき、仕方ないからなるべく綺麗目の使用済みティッシュを再度広げて使うことってあるじゃないですか。 まぁ要するにあんな感じだと思います。 この種が初めて発見されたのは19世紀のことなのですがその後100年以上も確認されず「幻のクリスマスローズ」なんて呼ばれていましたが、2000年に入り日本人の荻巣なんちゃらって人が四川省の奥地で再発見し、その後世界中にチベタヌスの存在が知られることとなりました。 最初の発見が1869年で発見者はフランス人宣教師のアルマン・ダヴィッドさんという人なのですが、実はこの人、ジャイアントパンダを発見した有名人なんですよね。 四川省の奥地でジャイアントパンダが発見されたとき、実は同時にチベタヌスも一緒に発見されていたということです。 しかし自生地の場所が場所だけにその後長い間チベタヌスの存在を確認した者はおらず、「なんか中国にクリスマスローズがあるらしいよ知らんけど」っていう噂だけが語られ続けました。 僅かな情報と古い標本しか残されていない状況でもはやこの種の存在自体が疑われ始め、実在するかどうかすら怪しいUMA的な感じで扱われていたようです。 しかし2000年に日本人学者の荻巣なんちゃらって人が再発見し、幻とまで言われた原種チベタヌスはついに白日のもとに晒されたというわけですね。 最初の発見から実に130年も経ってのことです。 しかし再発見後は中国からの山採り品が大量に流通することとなり、かつて幻とまで言われたチベタヌスはたちまち乱獲されバナナの叩き売りのような状態に… 時期になるとホームセンターでも1本1000円前後という価格で販売されるくらい、とにかく大量に流通しておりました。 ホント、引くぐらい大量に。 つまりパンダと同じですね。伝説が真実になった途端、今度は金のために乱獲されヒドイ目に合わせられるっていう。 人間ってホント、なんだかなぁーって感じです。 しかし最近になって山採りチベタヌスの輸出が中国政府により禁止されたため、あれだけ大量に叩き売られていたものが急に貴重品に。 幻のクリスマスローズと言われたチベタヌスは紆余曲折を経て再び幻になりつつあるというわけです。 なので今現在出回っているものはほとんどが過去に輸入された山採り品の生き残りか、もしくは国内で繁殖された貴重な苗ということになりますので、栽培している方は是非ともお手元のチベタヌスを大切にして頂きたいですね。 僕も頑張ります。
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ぷっしぃ
撮り溜めた写真をあっという間に使い果たすスタイル! 原種クリロのオキシデンタリス。 かつてはビリディスの亜種とされていた緑花の原種。 俯くように咲く小花にボリューミーな苞葉という何ともバランスの悪い花姿で、恐らく原種クリロの中でも最も人気の無い種類だと思います。 株が大きくなればなるほど苞葉の主張が激しくなり、開花初期なんて苞葉をかき分けないと花が見れないくらいですね。 先進むにつれて花茎が伸びるので中盤あたりからはちゃんと花も見えるようになるのですが、緑色だし小さいので結局は苞葉の方が目立ってしまい微妙な結果に終わりがちです。 しかしよく見るとギザギザの苞葉がワイルドな雰囲気を醸し出しており、花だけでなく苞葉も含めて見ると非常にカッコイイ気がして来る原種ですね。 野性味溢れる、いかにも原種らしい原種と言えると思います。 けなしてから褒めるスタイルです。アメとムチです。どうぞよろしく。 ちなみに本来の分布域は名前の通りヨーロッパ西部なのですが薬草として栽培されることが多いらしく、故に栽培逸脱によりヨーロッパ各地や北米などに帰化しているらしいです。 石灰岩地を好むため日本ではそう簡単に帰化しないとは思いますけど、性質が強く生育旺盛なため一応は気をつけた方が良いのかもしれませんね。
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ぷっしぃ
昨日までの1週間、出張で家を留守にしておりました。 1週間も顔を合わせなければハオルチア達もさぞ育ちまくってるだろうなぁと楽しみにしていたのですが、そーでもなかったですね。 まぁ育ってるのは育ってたけど、思ったほどじゃなかったです。 あと、コバエが増えてました… でもでも、1週間見ないうちに我が家のクリスマスローズ達が咲き出してまして、ようやく春感が出て来たなーと嬉しい限りですね。 原種クリスマスローズの「ニゲル」です。 まぁ原種って言ったらまずはコレですよね。 ヨーロッパ中部に広く分布する純白大輪の美しい原種です。 純白って言ったけど個体によっては花びら(萼片)にピンク色や緑色が混ざるものもあり、よく見ると結構表情があって面白い花だと思いますね。 他のクリスマスローズよりも開花期が早く、自生地であるヨーロッパではバッチリクリスマスの頃に咲くため「クリスマスローズ」と呼ばれているようです。 なので本来クリスマスローズと呼ばれるのはこの原種ニゲルだけであり、他の種に関してはレンテンローズとか何かよく分かんない呼び方をするのが適切な表現みたいですね。 ちなみにデフォルトで純白花を咲かせる原種は属中でもこのニゲルだけであり、他の種には無い何か神秘的っぽい感じの雰囲気があるような気がすると言えばするかなーみたいな感じでしょうか。 (原亜種のオリエンタリスとか色の薄いチベタヌスとかも結構白いけど) 世界中で栽培されまくっている大人気の花ですが同一株を長期間維持するのは意外と難しく、種子をバンバン作るため体力の消耗が激しくそもそも株の寿命が短い、大株になると中心部が蒸れて腐り易い、そして株分けが嫌い、などなど… そもそもが地中海性の植物なため日本の気候にマッチしにくいみたいです。 大株の一斉開花はもちろん見事なものですが、同時に実生により定期的にストックを作っておくと安心だと思いますね。 ニゲルが咲くと後を追うように他の花達もドンドン咲いて来るので、ハオルチア一色だったアルバムがこれから色鮮やかになって行くんじゃないかなーどうかなーって思っております。 
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