29 メコノプシス ケシ科　ヒマラヤ～ミャンマー北部、雲南、四川、青梅、甘粛 青いケシの仲間　メコノプシス 青いケシの仲間はケシ科メコノプシス（属）に分類され約80種がアジアの高地に分布しています。花色は魅力的な青いの他、紫、黄、赤、白などがあります。標高3500m辺りから上部にしか見られないメコノプシスを自生地で観察するには高山病になるなどの心配もあります。また暑さには弱いので、栽培は冷涼地または冷房室でのみ可能となります。青いケシからは麻薬はつくれません。60～100種のケシ科ケシ属に含まれている、2種のマヤクゲシにのみモルヒネが含まれています。

28 エーデルワイス キク科 ヨーロッパ(ピレーネ、アルプス、カルパチア) 「エーデルワイス♪エーデルワイス♪」 昔、なんかのCMでありましたよね？若い方は知らないと思いますが、、、

27 ボトルツリー アオイ科（旧：アオギリ科）　オーストラリア（クインズランド） 乾燥地で太るメタボなオージー 英名のボトルツリーはその幹の姿に由来しています。乾燥地ではボトル型に幹が肥大、オーストラリアでは直径が3.5ｍ、高さが10-25mにもなります。日本でも長崎市内長崎公園に1932年に植栽された株が、幹回り3.5mにもなりました（2018年枯死）。因みに咲くやこの花館のこの株は幹回り2.7mです。花は小さくクリーム色です。葉は若いときの幼葉、成長すると成葉へと形が変化します。乾期に落葉しますが、温度が高く、光合成の必要があり幹の緑の部分が葉に代わり光合成をします。

26 フニーバオバブ （正式にはアンダンソニア・ルブロスティッパ） アオイ科（旧：パンヤ科）　マダガスカル南西部 ドラマチックな開花の瞬間 世界に10種見られるバオバブの内8種はマダガスカルに分布します。自生地では約1100年前の個体も見つかっています。このバオバブの開花は8月初旬～中旬の19時半頃です。ソーセージ状の蕾は20分余りで満開、動きながら開花する様子が観察できます（開花予定時の観察会は当館、HPで案内）。1995年にアンダンソニア・フニー（1898年裸名で発表）の学名は無効に、正式な学名はアンダンソニア・ルブロスティッパ（1910年命名）に変更されました。

25 ユーフォルビア・デカリイ・カプーサインテマリエンシス トウダイグサ科　マダガスカル E.デカリー、デカっ！名前、長っ😝

24 アローディア アスケンデンス 中央の広場みたいな場所に、鉢植えで置いてました。2mくらいはあったと思います。温度さえキープできれば、うちでもこれくらい大きくはできるのかしらん🤔 うちにはプロセラしかないですけどね😔

23 アリュオーディア フンベルティ ディディエレア科 マダガスカル アローディア フンベルティ、こんなに大きいんだから、一枝くらい分けて欲しい🤤

22 オペルクリカリア・デカリイ ウルシ科 マダガスカル デカリー、デカいー😝 ※咲くやこの花館、10/27撮影

21 キソウテンガイ(奇想天外) ウェルウィッチア科 アフリカ南西部(ナミブ砂漠) 砂漠の長生き植物 アフリカのナミビアのナミブ砂漠に自生する不思議な植物です。一生２枚の葉で中央から両側に葉は伸びていきます。年間降雨量が50mm以下の乾燥地で、地下水や海からの湿った風に頼っています。大変長生きな生き物で、現地ではC14(放射性炭素年代測定)で調べると2000年以上の株があります。当館の雄株は一般公開している植物園の中では、ドイツのベルリン植物園に次いで大きい株とされています。雄株に比べて、雌株の花の方が立派です。 ・・・・・ たまーに売ってますよね。数万円するけど。育ててみたい。 咲くやこの花館レポート、明日も続きます。 ※撮影10/27

20 アガベの何でしょね？

19 アロイデンドロン・ディコトムム （旧：アロエ・ディコトマ） ススキノキ科（旧：ツルボラン科、ユリ科）　アフリカ南部（ケープ、ナミビア） 系統的にアロエから分離 アロエを樹木に接いだような姿の乾燥地植物、2013年系統学的見地からジョーン・マンニング氏によりアロエからアロイデンドロンに学名が変更、また科名も変更となりました。高さが7mにもなります。自生地では強光により歯が赤茶けていますが、当館の株は保護されているので葉は美しい状態です。 ・・・・・ な、なんと、ディコトマがアロエではなくなっていたとは！ みなさーん、ディコトマ、アロエじゃなくてアロイデンドロンですw このpic、1株です😵

18 アロイデンドロン・ディコトムム×ラモシシムム ススキノキ科（旧：ユリ科） 交雑種 ・・・・・ ディコトマとラモシシマの交雑種、めちゃくちゃデカい。次のpostで、衝撃の事実が明らかになります🤪

17 ティランジア　キアネア 別名：ハナアナナス パイナップル科　アンデス（エクアドル南部） ・・・・・ ウスネオイデスもデカい😝

16 トックリキワタ アオイ科（旧：パンヤ科）　アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル 美しい花が繊維のつまる莢（さや）に 高さ25mにもなる花木です。花後にできる莢の中には種子ワタ状の繊維が入っていて風で種子を親株から離れた場所に運びます。当館の株は当初花が殆ど咲きませんでしたが、沖縄からよく花の咲くクローンの異なる枝を数本入手、それを接ぎ木しています。その結果無数に花が咲き、果実が下がる時期もあります。学名のspeciosaは「美しい」の意味です。南米スペイン語圏では太くなった幹のイメージからこの仲間（Ceiba）をパロボラッチョ（palo borracho）「酔っ払いの木」と呼びます。

15 巨大！パラボラッチョの一種ケイバ・インシグニス 〈ワコール・パレット代表取締役羽山謙造氏寄贈、そら植物園の西畠清順氏導入〉 アルゼンチンの乾燥林より導入のアオイ科ケイバ・インシグニスは現在直径1.5m重さ3トンで、2014年2株日本に空輸で導入された1株です。すぐ近くで栽培のトックリキワタに近親種です。インシグニスはトックリキワタ(スペキオサ)と異なり、より太りやすい体質をもっています。また寒さにもやや強いです。そして花は系10cm、5弁、クリーム~黄色で冬の夕刻に咲きます。花にはコウモリなど夜行性生物が訪れ、花粉を運搬します。 パロボラッチョはスペイン語で「酔っ払いの木」を意味します。語源の一説には、アルゼンチン北部先住民が、「パロボラッチョの材のお椀で発行させてお酒をつくった」というのがあります。「お酒好きの肥満」の説もあり真相は不明です。 アルゼンチンでの状況は、ＮＨＫが取材、2015年3月「ＮＨＫスペシャル」で放映されました。幹の太さが迫ってきて、親しみというよりは異次元の世界に引き込まれます。現在ケイバ（Genus Ceiba）は17種に分類されていますが、その不思議な形状から自生地で生活をしていたマヤの人たちには天と地中をつなぐ植物として特別扱いされてきました。しかし、現在ではプランテーションの範囲が広がり経済活動のための伐採が進んでいる話も現地から伝わってきます。（2018年4月23日植え付け）

14 Awapuhi アワプヒ(シャンプージンジャー) ショウガ科 原産地:インド、マレーシア ハワイのシャンプー？ 特徴的な緑の苞は成長とともに赤茶色になります。また白い花はこの苞から咲きます。 清々しい香りがあり、花や苞は搾って文字どおりシャンプーのように頭や体に使い、爽やかな香りを残すために使用されました。トリートメント効果や殺菌効果もあるそうです。 根は歯痛や虫歯の薬、胃の痛み止めにも利用されていました。 ですって。 咲くやこの花館レポート、今日も続けます。 ※撮影10/27

13 アリストロキア ギガンティア ウマノスズクサ科 ブラジル 「京都フラワーセンターより」と札に記載がありました。大きいし、大迫力ですね。 10/27撮影の咲くやこの花館、本日はこれまで。 つづく。

12 ピンポンノキ アオキ科(旧:アオギリ科) 中国南部~台湾 ピンポンノキは「卓球」とは関係ありません 「ピンポン」という名前は、中国名「頻歩(ピンポー)」に由来し、卓球とは無関係です。 花は白で、果実は黒、中国では「栗子(リーヅゥ)」と呼び、栗と同じように種子を焼いたり煮たりします。また、種子や果皮を胃薬などの薬として用いています。七夕には伝統的にこの実を食します。

11 エンテセ・ラシオカルプス (旧:ムセーラ・ラシオカルプス)[中国名:地湧金蓮] バショウ科／中国南西部(雲南) 地面から涌き出た金色の蓮 本種は水草ではありませんが、ハスのようなの花を黄金色で目立たせています。中国名の地湧金蓮、英名のgolden lotus bananaの名前もわかりやすいですね。雲南省の標高2500m辺りまで野生で見られます。現地では豚の餌にされています。2010年にDNA分類でエンテセに含まれるようになりました。無限花序で花は黄色の美しい苞のすきまに、ちょうどバナナの花のようにつきます。このような開花状態は半年あまり変化もなく続きます。寒さにも強く大阪付近では屋外で育ちます。 ・・・ 陽春園で売ってました(7/27picあり)。まぁまぁいいお値段でしたけど。

10 サガリバナ 温室の定番ですね。この時期なのにまだ咲いてました。自生地では朝早くに花は散るのに、新宿御苑も咲くやこの花館も、13時でまだ花は残ってました。

9 ミニパイナップル🍍？ だったと思う。

8 パンパスグラス うちの畑のパンパスグラスはこんなに立派には育ってません。何が悪いのかなぁ😔

7 原種のアンスリューム。 めちゃくちゃ欲しいやつです。説明書きはなかったため、品種不明。

6 ブラジルシシガシラ シシガシラ科 ブラジル、ペルー原産 小型の木性ジダで、茎は高さ30cm~1m程度に育つ。若葉は赤みを帯びて美しい。