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菫(スミレ)の一覧

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醜男
立坪菫(タチツボスミレ) スミレ科スミレ属の多年草。人家付近の薮や道端から山地までごくふつうに生える。日本には50種類以上のスミレが自生しているが、その中でも最もふつうに見られる。花の頃の茎は高さ10㎝ほどだが、花のあと、高さ30㎝ほどに伸びる。花期の葉は長さ約2㎝の心形で、花のあと2倍以上の大きさになる。托葉はクシの歯状に深裂する。花期は4~5月。花はふつう淡紫色だが、変異が多い。花弁は長さ1.2〜1.5㎝。距は長さ6〜8㎜。果実は蒴果。はじめは楕円形で成熟すると裂開し、種子を載せた3つの舟形の裂片になる。それぞれの裂片は乾燥すると両縁が内側にすぼみ、種子を弾き飛ばす。種子にはエライオソームがつきアリに散布される。 咲き始めは普通のスミレと変わらないが、花が初期から中期ぐらいになると茎が次第に立ち上がってきて高くなることから名前に『タチ』という言葉がついた。『坪』には建物や塀で囲まれた狭い庭や、古くは宮中に向かう途中の道端などの意味がある。このスミレが、庭とか道端、自然が残っているところならどこでも育ち、茎が立ち上がる性質を持つことから『タチツボ』の名前がつけられた。また、スミレの語源は、スミレの距の形が木材に線を引く大工道具の墨壺の端側の出っ張り部分と似ているので、『墨入れ壺』『墨壺』が『スミレ』になったという説がある。 出典『野に咲く花』『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』『草木の種子と果実』『野草の名前 春』
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醜男
立坪菫(タチツボスミレ) スミレ科スミレ属の多年草。人家周辺から山地まで至るところに生える。日本に60種ほど、変種も含めると200種ほど分布するスミレの中で最も普通に見られ、かつ分布も広い。花期は2~5月、花は淡紫色だが色の濃淡には個体差があり、稀に白やピンクがある。葉はハート形で長い柄がある。葉の付け根に櫛の歯状に細く裂けた托葉がある。花弁のある花が咲き終わると、蕾の形をした閉鎖花が秋遅くまで次々に咲き、果実を盛んにつける。熟した果実は上を向いて3裂し、裂けて舟形になった果皮が乾燥して両側が徐々に閉じるようにして圧力をかけ種子を弾き飛ばす。種子にはエライオソームがついていて蟻が運ぶ。 スミレには沢山種類があって見分けがつかないが、まず初めに地上に茎があるかないかに分ける。タチツボスミレは地上に茎がある有茎種の代表。 名前の『タチ』は立ち上がるという意味。本種は咲き始めは普通のスミレと変わらないが、花が初期から中期ぐらいになると茎が次第に立ち上がってきて高くなるので『タチ』がついた。ツボは中庭のこと。中庭と同じでどこでもよく見かけ、立ち上がるように咲くスミレという意味。 出典『散歩の草花図鑑』『四季の野の花図鑑』
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