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牡丹 明日香の一覧

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みっきまま
令和4年5月12日(木)  おはようございます⛅️ これからの季節を彩る名花、牡丹と芍薬の見分け方!!  花の中にはツツジとサツキ、モクレンとコブシのように、判別が難しいものがあります。これからの季節に華やかな大輪の花を咲かせる牡丹(ぼたん)と芍薬(しゃくやく)も、見分け方が難しい花といえるでしょう。

 牡丹と芍薬はどう見分けたらいいのか、またそれぞれの特徴を、公益財団法人日本花の会研究員の小山徹(こやま・とおる)さんに伺いました。 牡丹はどんな植物なのか?  牡丹はどのような植物で、原産地はどこなのでしょうか?

「牡丹はボタン科ボタン属の落葉低木(木本)で、樹高は100~150cmくらいです。耐寒性は強く、耐暑性は弱いという特徴があります。開花期は4月から5月で新しい葉が出てから咲き、晩春の花といえるでしょう。

 原産地は中国。8世紀ごろに、中国から薬用植物として日本に伝わったそうです。その後、鑑賞目的で栽培されるようになり、江戸時代には数多くの園芸品種が作出されました。残念ながら現在栽培されている品種の多くは、明治以降に作出されたものです」(小山さん) 芍薬はどんな植物なのか?  芍薬はどのような植物で、原産地はどこなのでしょうか?

「芍薬もボタン科ボタン属ですが、木本(もくほん)ではなく草本(そうほん)です。樹高は60~120cmと、やや低くなります。耐寒性は強く、耐暑性は普通。開花期は5月から6月で新しい葉が出る前に咲き、初夏の花といえるでしょう。

 原産地は中国東北部からシベリア(ユーラシア大陸の東北部)。平安時代に薬草として伝えられたとされ、その後鑑賞目的に多くの園芸品種がつくられました。日本ではすっきりとした一重咲などの花形が多く、ヨーロッパでは華やかで香りの強いものなどがつくられています」(小山さん) 牡丹と芍薬の見分け方!  同じボタン科ボタン属の植物であっても、牡丹と芍薬はまったく別の花なのですね。では、どうやって見分ければいいのでしょうか。

「葉、香り、散り方に違いがあります。まず、葉の違いから見ていきましょう。牡丹の葉はツヤ(光沢)があり、切れ込みが入っています。芍薬の葉はツヤがなく、切れ込みが入っていません。

 次に香りですが、牡丹はほとんどの品種で香りがありません。一方の芍薬はバラ風の香りがします。咲いている花を見分けるには、最大の違いといえるでしょう。

 散り方にも違いがあります。牡丹の花は、花びらが1枚ずつばらばらと散ります。芍薬の花は、開花した状態でそのまま下に落ちます。散る期間も異なり、牡丹が一気にぱっと散るのに対して、芍薬は少しずつ散るといった感じです」(小山さん)

 美しい女性の容姿を花にたとえて「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言いますが、芍薬は枝分かれせずまっすぐ伸び、牡丹は枝分かれして横に広がるので、こんな表現が生まれたのかもしれません。 化粧品の成分に使われることも?  大手メーカーでは植物成分を使用した化粧品が出されていますが、牡丹や芍薬が使われることもあるのでしょうか。

「牡丹や芍薬の根から抽出されたエキスには、血行促進(牡丹)、美肌(芍薬)などの効用があるとされ、多くの化粧品に用いられています」(小山さん)
 
最後に、牡丹と芍薬の花言葉を教えてください!

「花言葉は出典や花色によっても異なりますが、ここでは一般的とされる花言葉を紹介します。牡丹は、別名花王(かおう)と称されるように、代表的な花言葉に“風格”があります。そのほかの花言葉は“富貴”、“恥じらい”です。

芍薬の花言葉にも“恥じらい”があり、そのほか“はにかみ”、“謙遜”があります」(小山さん)

 これからの季節を彩る2つの名花、牡丹と芍薬の見分け方を覚えて公園や花壇を散策すると、季節の楽しみがまたひとつ増えることでしょう。 ⚠️ウェザーニュースのコピペです⚠️ 芍薬の写真撮影は昨年5月31日 牡丹の写真撮影は今年5月7日
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