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ムギセンノウ(アグロステンマ)の一覧

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カタバミ
早春の、3月。私の散歩道の道際等で、冬時期にジッと耐え辛抱していた草花達は、木に芽や花を付け始めたり、また、ようやく重い土を持ち上げ、芽吹き始めて初々しいもの全てが、大きな深呼吸の中にあるようだ--- 2月からの、草花達の季節をエンジィし始めている姿、姿---その21。 大振りナデシコに見紛う、ムギセンノウ(麦仙翁)。 ---いつものある駅前の、幅小で横に広がる花壇。過日、ここで観たウンナンサクラソウに続いて、珍しくも出逢った大きなナデシコに似た草花が、その首を長くして、春風に少し揺らせて、悠々として行き交う人を見詰めていた。 ・ムギセンノウ<麦仙翁、別名 アグロステンマ、ムギナデシコ<麦撫子>>(ナデシコ科 ムギセンノウ属/アグロステンマ属 ) 原産地のヨーロッパでは畑地に害を及ぼす雑草として扱われており、日本においてはムギなどの農作物に紛れて侵入したと考えられる帰化植物。 一方、花の美しさから花卉として栽培される場合もあり、園芸においては単に属名からアグロステンマとも呼ばれている。 <形態> 畑地や路傍に見られる一年草。茎は直立し草丈30~100cm。葉は線形~線状披針形で対生し、基部で対生した葉同士が融合して短い鞘を形成。 茎は上部で分枝し、それぞれの枝頂に1つずつ花をつける。萼は筒状で固く、10本の脈があり、萼片は5裂し線形に花弁よりも長く伸びる。 茎・葉・萼ともに毛が生え、特に葉と萼には長毛が密生する。花径は約3cm、花弁は5枚の倒卵形~倒心臓形、中心は白色に近く外側ほど赤紫色~桃色を呈し、縦に数本の条斑を生じる。 園芸品種では野生種よりも花は大振り。花期は5~6月。果実は蒴果。種子は黒色で表面に鋭い粒状突起があり有毒。 <分布> ヨーロッパ原産。ヨーロッパ全土に広く分布し、ユーラシア大陸ではさらに西アジア、インド北部、中国東北部、朝鮮半島。アフリカ大陸では北アフリカ地中海沿岸と南アフリカ共和国。 南北アメリカ大陸ではカナダ、アメリカ合衆国、アルゼンチンなど。オセアニア州ではオーストラリア。いずれも分布域は温帯中心であり、原産地からムギ栽培とともに世界中に分布域を広げたと考えられている。 日本では北海道十勝地方で1892年に採集され、明治時代のムギ栽培の導入とともに侵入したらしい。現在では北海道のほか、全国各地でまばらに見られる。園芸植物の逸出や、輸入農産物に混入しての侵入が分布への影響として考えられる。 <名称> 属名のアグロステンマはギリシア語・ラテン語の野原・畑と王冠を組み合わせて花の姿を冠に見立てたものと言われる。 標準和名はムギセンノウ(麦仙翁)。「麦」は本種の細長い葉がムギに似ているため、あるいは麦畑によく見られるためとする文献も。 「仙翁」は、同じナデシコ科のセンノウにより、その花が京都の仙翁寺(廃寺)に咲いていたことに因むという。 別名でムギナデシコとも呼ぶが、キク科バラモンジン属のバラモンジンにもムギナデシコの別名があり注意を要する。園芸用に販売されている種苗では、単に属名からアグロステンマの商品名も見られる。 (出典・参考; ムギセンノウ Wikipedia)
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カタバミ
早春の、3月。私の散歩道の道際等で、冬時期にジッと耐え辛抱していた草花達は、木に芽や花を付け始めたり、また、ようやく重い土を持ち上げ、芽吹き始めて初々しいもの全てが、大きな深呼吸の中にあるようだ--- 2月からの、草花達の季節をエンジィし始めている姿、姿---その21。 大振りナデシコに見紛う、ムギセンノウ(麦仙翁)。 ---いつものある駅前の、幅小で横に広がる花壇。過日、ここで観たウンナンサクラソウに続いて、珍しくも出逢った大きなナデシコに似た草花が、その首を長くして、春風に少し揺らせて、悠々として行き交う人を見詰めていた。 ・ムギセンノウ<麦仙翁、別名 アグロステンマ、ムギナデシコ<麦撫子>>(ナデシコ科 ムギセンノウ属/アグロステンマ属 ) 原産地のヨーロッパでは畑地に害を及ぼす雑草として扱われており、日本においてはムギなどの農作物に紛れて侵入したと考えられる帰化植物。 一方、花の美しさから花卉として栽培される場合もあり、園芸においては単に属名からアグロステンマとも呼ばれている。 <形態> 畑地や路傍に見られる一年草。茎は直立し草丈30~100cm。葉は線形~線状披針形で対生し、基部で対生した葉同士が融合して短い鞘を形成。 茎は上部で分枝し、それぞれの枝頂に1つずつ花をつける。萼は筒状で固く、10本の脈があり、萼片は5裂し線形に花弁よりも長く伸びる。 茎・葉・萼ともに毛が生え、特に葉と萼には長毛が密生する。花径は約3cm、花弁は5枚の倒卵形~倒心臓形、中心は白色に近く外側ほど赤紫色~桃色を呈し、縦に数本の条斑を生じる。 園芸品種では野生種よりも花は大振り。花期は5~6月。果実は蒴果。種子は黒色で表面に鋭い粒状突起があり有毒。 <分布> ヨーロッパ原産。ヨーロッパ全土に広く分布し、ユーラシア大陸ではさらに西アジア、インド北部、中国東北部、朝鮮半島。アフリカ大陸では北アフリカ地中海沿岸と南アフリカ共和国。 南北アメリカ大陸ではカナダ、アメリカ合衆国、アルゼンチンなど。オセアニア州ではオーストラリア。いずれも分布域は温帯中心であり、原産地からムギ栽培とともに世界中に分布域を広げたと考えられている。 日本では北海道十勝地方で1892年に採集され、明治時代のムギ栽培の導入とともに侵入したらしい。現在では北海道のほか、全国各地でまばらに見られる。園芸植物の逸出や、輸入農産物に混入しての侵入が分布への影響として考えられる。 <名称> 属名のアグロステンマはギリシア語・ラテン語の野原・畑と王冠を組み合わせて花の姿を冠に見立てたものと言われる。 標準和名はムギセンノウ(麦仙翁)。「麦」は本種の細長い葉がムギに似ているため、あるいは麦畑によく見られるためとする文献も。 「仙翁」は、同じナデシコ科のセンノウにより、その花が京都の仙翁寺(廃寺)に咲いていたことに因むという。 別名でムギナデシコとも呼ぶが、キク科バラモンジン属のバラモンジンにもムギナデシコの別名があり注意を要する。園芸用に販売されている種苗では、単に属名からアグロステンマの商品名も見られる。 (出典・参考; ムギセンノウ Wikipedia)
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