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野生ランの一覧

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ぷっしぃ
野生ランのヘツカラン。 鹿児島県の大隅半島と薩摩半島のごく限られた常緑樹林内に自生する大型の着生ラン。 シュンランやカンランと同じ仲間で、国産のシンビジウム属としては唯一の着生種です。 スダジイやクスノキなどの老大木のウロや木の股、苔生した太枝などに着生し、冬に渋い色調の花を垂れ下がるように咲かせるエキゾチック系野生ランですね、 花自体はあまり派手ではないですが花の少ない冬場に咲くため、咲いているときの主役感はなかなかのものだと思います。 ちなみにヘツカとは発見地である大隅半島の辺塚のことで、ナゴランやナリヤランと同じご当地ネーミングシリーズですね。 雄大な草姿と相俟って性質はかなり強健で、霜や凍結にさえ注意すれば栽培は容易です。 水分と根部の通気性を好むため大粒の軽石系ミックスコンポストかパーク植えなどが個人的にはオススメですね。 管理面での唯一の欠点と言えばやはり大きくなりすぎるということでしょうか。 株自体のサイズもそうですが花が垂れ下がるため高さもある程度必要で、広い空間面積を要求されるのが若干痛いところですね。 年々巨大化してもうそろそろスペース的に限界を迎えそうなので、鉢植えから着生栽培へのシフトチェンジを現在検討しております。 しかし僕の記憶が正しければ例年なら10月下旬くらいから咲き始めてたと思うのですが、今年はやけに開花が早いような気がしますねぇ コワイコワイ。
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ぷっしぃ
野生ランのコラン。 九州地方に稀産するとされる謎多き野生ラン。 カンランに似た雰囲気の国産シンビジウムで、秋に香りの良い淡紅色の花を咲かせる美しいランです。 全体的に和のテイストがほとばしっているような感じで、繊細な草姿とスッキリとした花が何とも上品な印象を受けますね。 自生地の情報などがほとんど見当たらずイマイチ素性のよくわからないランで、今の所は九州地方の山地に局所的に点在し個体数が非常に少ない植物だということしか掴めていません。 熊本産のアマクサコランや大隅半島のオオスミランなど産地によって色々な呼び名があり、サツマコランやタカクマランと呼ばれる個体群などもコランに含まれるらしいですね。 ちなみにこれはコランの中でも特に小型とされる熊本県天草産のアマクサコランてす。 自生地ではカンランと同所的に生育しているようなので、カンランとの遺伝的な繋がりとかも気になるところですね。 もしくは中国原産で日本の暖地に於いて帰化が確認されているスルガランにも少し似ているため、もしかしたら或いはそっち系の可能性もあるのかもしれません。 この種もそうですが特に南方に自生する国産のシンビジウムにはまだまだ謎めいた種も多く、調べてみると結構面白いと思いますね。 暖地性の野生ランということで冬場多少の保護は必要ですが栽培自体は非常に容易で、一般的な東洋ランの管理で問題なく生育してくれます。 しかし管理の仕方なのか元々の性質なのか分かりませんが花上がりがあまり良くないので、そのへんは今後の課題として色々と模索して行きたいところですね。
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ぷっしぃ
野生ランのミヤマウズラ。 平野部から山地までの林床に生える小型の地生ラン。 ジュエルオーキッドとして知られるシュスランの仲間で、マツやコナラの入り混じった明るい雑木林やスギ林などに好んで生育しています。 葉に複雑な斑模様が入るのが特徴で、その様子がなんかちょっとウズラっぽいってことでこの名があるようですね。 しかし山地帯よりも人里近くで見られることが多いので、まぁウズラは良しとしてもミヤマというのはちょっと盛りすぎじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。 ミヤマウズラの変異個体は「錦蘭」と呼ばれ江戸時代から栽培されており、富貴蘭や長生蘭と肩を並べる実力派の古典園芸植物だと言えます。 シュスランの仲間は基本的には美しい葉をメインに観賞する種類が多いですがミヤマウズラは花も結構可愛いので、花の無い時期には葉を、花が咲いたら花と葉両方を楽しめるという非常にお得感のある野生ランだと思いますね。 栽培は難しいような難しく無いような何とも言えない微妙な感じで、暑さ寒さには強いですが油断してるとナメクジに食われたり芯が腐ったりするのでその辺の対策は常に必要だと思います。 特に雨晒しにすると腐りやすいので良くないと思いますね、個人的には。 良い環境が見つからない場合はテラリウム栽培などの方がむしろ向いているような気がします。
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阿南田零
台風一過、とは言ってもこの辺りは雨も降らなければ、風もほとんどなかったんですが、とにかくお出掛けしてきました。 目的は某お寺のカヤラン。松の木にびっしり着いていて、花の時期には沢山の人が見に来るとかで、家からそう遠くないこともあり、シーズンではないのですが、どんなもんか見学に行って参りました。 観光客も来るということで、勝手に、巨大な松に見上げる限りのカヤラン、みたいなのをイメージしていたのですが、ちょっと想像とは違ってまして、松の木も10mには到底満たない高さで、上の方の梢を見てもほとんどカヤランの姿がない。 さては情報が古くて、今はなくなってたのかと思いつつ、足下の、高さ50cmとか1mくらいの枝の下を覗き込むと………が上の画像です。 圧巻と言えば圧巻、なんじゃこりゃと言えばなんじゃこりゃ。ウスネのようなサルオガセのような、ボロクズのようなすべてのブラ~ンがカヤランでした。  この夏、連日の酷暑の中、けっこうカサカサな感じかとも思いましたが、葉は青々していました。 栽培には湿度を保って、という話を聞いたことがあるのですが、とても乾燥に弱いようには見えませんでした。 それにしても、草体に対してなんという根の多さ。きっとこの根の保水力によって乾燥を凌いでいるのでしょう。 この松の木だけじゃなく、他の自生地も見てみないとホントのところは分かりませんが、乾燥に弱いというのはカヤランの特性ではなく、木から剥がれた、わずかな根しかなく貯水能力のない個体の状態なのではないかと思ってしまいました。
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