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クワズイモ属(Alocasia)の一覧

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葉光
クワズイモ【Alocasia odora】 サトイモ科クワズイモ属に分類されているアロカシアの一種だと思われます。 草丈60〜300cmにも達する大型種の常緑多年草本との事でした。 尚、葉も緑色で大きく、葉長60cm・葉柄60〜100cmに達する事もあります。 葉は矢じり状卵形になり、茎は太く立ち上がるようです。 時には、分岐しながら地表面を這っている個体も見掛ける事があります。 あと、葉柄は葉身の裏のやや内側に付く(盾着(じゅんちゃく)する)との事でした。 また、花は葉の陰に初夏から夏頃にかけて咲かせるようです。 仏炎苞は基部は筒状で緑色をしており、先端は楕円形でそれより若干大きく、楕円形でやや内に抱える形で立ち、緑色から白味を帯びるとの事でした。 また、花穂は筒部からでて黄色味を帯びた白色をしているとの事です。 あと、果実は熟すと仏炎苞は脱落し、果実が目立つようになるらしいです。 ただ、クワズイモはその名の通り「食わず芋」で、見た目はサトイモに似ているが、食用には向いていないそうです。 特に、シュウ酸カルシウムは皮膚の粘膜に対して刺激があり、口に含むのは勿論、切り口から出た汁にも素手では触れないようにした方が良いと言われています。 日本では、外見が類似ている為かサトイモ(Colocasia esculenta)やハスイモ(Colocasia gigantea)の芋茎(ずいき)と勘違いしクワズイモの茎を誤食して中毒を起こしてしまう事故も発生しているようです。 そう言えば、稀にニュースでも見掛けた事がありました。 東京都福祉保健局の分類によると、クワズイモは毒草にも分類されているらしいです。 ですが、中国では腹痛や赤痢・ヘルニア、外的には膿瘍・ヘビ毒や虫刺症の治療薬として、ベトナムでは風邪の治療薬としても利用されるそうです。 また本種は、中国南部・台湾からインドシナ・インドなどの熱帯・亜熱帯地域に広域的に分布しているそうです。 尚、日本国内でも四国南部から九州南部を経て琉球列島に分布するようです。 長崎県五島市の八幡神社のクワズイモは指定天然記念物にもなっているらしいです。 一方、沖縄県では路端や人家の庭先・生け垣など、至る所で普通に自生している個体も多く見られた為、とても驚きました。 尚、低地の森林では林床を埋め尽くす程に繁茂するような事まであるようです。 その他、鹿児島県の佐多岬や屋久島町でも割と見掛ける事が出来ました。 中でも「志戸子ガジュマル公園」や「西部林道」では、多数の個体を確認する事が出来ました。 本品種は国内でも四国南部以南に分布している為、耐寒性も比較的強く0〜5℃程度まで大丈夫との事でした。 とても強健で観葉植物としても、お勧め出来るかと思われます。 上記添付画像… 左側1枚目:沖縄県本島/大石林山にて撮影 右上側2枚目:鹿児島県屋久島町/志戸子ガジュマル公園にて撮影 右下側3枚目:沖縄県本島/国頭村森林公園にて撮影 ※以上で何か誤記など、お気付きの点が御座いました際には、コメントにてご指摘頂けると幸いです。
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