ご贈答で頂いた胡蝶蘭のお世話をする事に。
(15鉢×ほぼ3株)
我が家に連れて帰ってくるとかなりの根腐れが進み全く根の無い物がいくつかありました。
なんとか復活出来ないものかと試行錯誤して頑張って挑戦してみます。
フザリウム菌にどこまで感染しているか・・・。かなり難しいと思います。
連れ帰ってきた状態 2021年2/13
かなり根腐れが進んでいるようです。
こんな鉢が何個もあります。
化粧鉢から出して根を見てみます。
どのぐらい根が残っているのか?
根腐れをしている要らない根を整理して一晩干して根を乾かします。
もう全く根が有りません。
水苔のベッドに寝かせて様子を見ます。(ネットで見た方法です)
発泡スチロールの箱に固く絞った水苔で根の無い胡蝶蘭を包み保温して一晩置きます。
朝には簡易温室から出します。
新たに一株追加 2/17
葉がとても元気な様子で持ち直してくれればと期待。
3株がダメになってしまいました。2/18
フザリウム病があったためか、水苔のベッドが良くなかったのか、根元が柔くなり腐り始めてきたりと元に戻せず処分。
1-2. 1-3. 3-2. 処分
今夜からは葉っぱに湿布と簡易温室でやってみます。
砂糖水湿布で簡易温室で毎晩を続けます。
お馴染みの砂糖水湿布をして
毎晩発泡スチロールの箱に入れ、ビニール袋で包み電気毛布の簡易温室へ
今残っているのは
3-1. 6 の2株です。
遂に一株だけに 2/27
期待していた株が根本から腐って落ちてしまいました。
頑張ってくれていたのですがやはりフザリウム菌に侵されていたのかしら?
残ったのは一株だけ。
葉が艶もなくあまり元気もないのですが朽ち落ちる様子も見られません。
3/11
毎晩湿布をして、寒い時期なので、発泡スチロールの箱に入れて電気毛布の簡易温室へ。
25度位。
朝に出して乾燥させる。
昼間の室温は20度。
3/14. 新葉が・・・?
ちょうど1ヶ月。
なんか見えます。
葉かな?
3/19. やはり新葉と確信
ここまで来ると葉と確信しました。
根はまだ出てくる様子もありません。
3/29. 2枚目の葉が出てきた
2枚目の葉が小さく見えてきた。
ここまできたら枯らすわけにはいかない気がしてきた。
4/7. 根が動き出した?
根がちょっぴり見えてきた。
4月になってだいぶ暖かくはなったけれどまだ頑張って湿布と簡易温室には入れて過保護ちゃんにしてます。
4/13
葉が2枚大きくなった。
新葉に養分を補給しているので古い葉はシワシワになってきました。
4/18
根が2つ出てきた
5/2
2枚の葉がハッキリと確認できるようになってきた。
小さいけれどピカピカ元気。
新たに2本の根が出てきた。
これで4本目。
5/16
根がグングン伸びてきてる。
やっと暖かくなってきて いよいよ胡蝶蘭は成長期 真っ盛りですかね。
葉も大きくなってきている。
古い葉がかなりシワシワに•・•。
5月に入ってから 温室は卒業しました。
夜には湿布をしてビニールの袋に入れて息を吹き込んでいます。
息を吹き込むのは光合成をするのには二酸化炭素が必要なのです。
胡蝶蘭はCAM型光合成をしま
す。(最後に詳しく説明あり)
5/29
根が5本
午前中に根に毎日霧吹き、そして夜には葉水をします。
(たまに忘れるけど・・・)
7/28
根が6本。
そろそろ植えてあげるかコルクに着生してあげないといけないね。
8/1 葉が黄色に・・・
急激に古い葉が黄色になってきました。
葉水を忘れたりしていたからか、暑いせいか•・・。
しっかり養分を頂いたんでしょうね。
8/14
一枚葉も枯れ落ちてしまいやっと鉢に植え付けました。
11/14
3ヶ月の間に葉っぱも根も順調に伸びています。
もう安心😮💨だね。
後はゆっくりでももう少し大きくなってもらいたいな
2024年 2/12
3年目にしてやっと咲きそうです。
去年に花芽を見つけもう少し🤗
咲きました🩷
やっと開花
おしまい・・🤗チャンチャン
植物はこう考えました。
植物にとって大事なのは光合成ですね。
その光合成を行うのに必要なのは、光と水と二酸化炭素です。
植物は光合成に必要な二酸化炭素を得るために、気功を開きます。
しかし日差しが強く、雨が少なくて乾燥する地域に生息する植物は葉の気功を開く事でせっかく取り込んだ水分を逃してしまいます。
そこで植物は考えました。
二酸化炭素を得つつ水を逃がさない方法はないのかと。。。
水蒸気が逃げやすい日中に気功を閉じて 水が逃げるのを防げば良いんだわ。
ならば夜に気功を開いてしまおう。
と考えて、体内の二酸化炭素の濃度を上げて効率よく光合成を行うことに成功したのです。
この方法がCAM型光合成なのです。
CAM植物 って何があるの?
砂漠などの多肉植物や、水分ストレスの大きな環境に生息する着生植物に多く見られます。
光合成の一形態です。
サボテン科 パイナップル科 アロエ科
ベンケイソウ科 リュウゼツラン科(この2つは多肉が多い)
胡蝶蘭 デンドロビウム パンダ アンスリウム エアープランツ 等々たくさんありますね。
ご自分の持っている物がCAM植物なのかはネットで調べてみて下さい。
水やりの有効な方法が違ってきますので生育にも影響してきます。
CAM型光合成
夜に二酸化炭素の取り込みを行い、リンゴ酸を生成、そのリンゴ酸を昼に還元する光合成のことです。
一般の光合成を行うよりも成長は遅くなります。
2月から根のない胡蝶蘭に挑戦してました。
やっとみどりのまとめにUPできてちょっとホッと❣️してます。
でもこれからまたうまく育てていかないと•••。
まだまだ気が抜けません。
CAM型光合成は聞いたことはあったのですが、この胡蝶蘭を復活させるために調べて行くうちにたどりつきました。
おかげで良い勉強になりました。
最後に小難しい話になってしまいました。