触った時にあまりにふわふわで、全く知らない植物だったのに買ってしまいました。観葉植物は初めてです。
(2021/5/28)買った日の様子
上から見るとこんな広がり…… どう育つの
か?
というか、本当に何も考えずに強烈なふわふわが気に入って購入してしまった。
アスパラガスに観葉品種があることもこのとき知った。
ハイドロカルチャーは未経験。
うっかりガラスじゃない容器に入れてしまったので、傾けた時の重心移動で水の有無を判断するしかなくなった。
草の育て方はネットで調べた限りしかわからないが、ラテン語はチョトわかる。
名前のアスパラガス・プルモーサスは学名の英語読みで、綴りはAsparagus plumosus、古典ラテン語で読みを覚えたので「アスパラグス・プルモスス」と読みたくなる。
それにしても、フェイクファーでもここまで触って気持ちのいい奴はいない。
繊維業界からは「フェイクラビット」や「フェイクフォックス」などのジェネリック毛皮が開発されているが、「フェイクアスパラガス」もほしいところだ。
(2021/6/8)枝が伸びた
横に広がっている気がする。
これでいいのだろうか?
前回の角度がわからなくなってしまった。
新しい葉は黄緑で、古い葉は深緑になるようだ。
一番明るい色の部分は購入後伸びた部分。前回の写真と比べると、そのときには影も形もなかったために今見るとどこが伸びたのかわからない。
そういえば途中に新芽っぽいものがニョキニョキ生えていた気がする。
置き場は東側の半日陰、屋内。
飼い主が乾燥地帯の植物並に湿気に弱いため、5月の半ばからエアコンの除湿がフル稼働している。とはいえ、ミリオンAなるものを過信して水をあまり入れすぎるのも不安なので、やはり水は控えめにして、霧吹きで水をかけまくっている。
葉が落ちる様子もなく、今のところは大丈夫そうだ。
とにかくこの最高のフワフワ感触を維持したいので、事故りそうなら何らかの対策を講じたい。
触ってこんなに気持ちがいい植物がいることに毎日驚いている。
(2021/6/22)まさかの根詰まり
2021/6/19日の写真。
この時は特に変化がない。
夜には窓際から卓上に移動して楽しんでいた。
この後突然株元が競り上がり、根元が露出してしまう。
6/22の植え替え後の写真。
6/21に株元が見えているのに気づいた。
最初ハイドロコーンが目減りしたのかと思ったが、翌22にやっぱり違和感を感じた。
どうにも「土が減った」のではなく「植物が競り上がった」印象を拭えなかったので、思い切って鉢から出した。
結論から言うと根詰まりしていた。
根っこがサークリングしながらミリオンAを粉々に粉砕し、石膏像の如くガッチリ固めていた。それが強固な足場となって本体を上へと押し上げていたのだった。
ちょうどよく水切れして根っこを乾かしていたこともあって、思い切って土に植え替えた。
ハイドロカルチャーから土への植え替えがうまくいくかどうかわからない。
ただ、めちゃくちゃ乾燥させながら育てていたので、頑丈らしい本体の力を信じて植え替えた。
用土は観葉植物の土+赤玉小粒の水捌け特化。
ちょうど新芽も見え始めていたので、頑張って根付いて欲しい。
まだひと月の付き合いだが、大変愛着が湧いているので心配だ。
枯れたら泣いちゃう。🌱
それにしてもまさかたった1ヶ月で、1.5号のリトル苗が3号弱の鉢に詰まると思わなかった。
一応、根っこが固くなるとか、巨大化するとノコギリでしか株分けできないとか、検索して知識として知ってはいたが、実際に自分が手当てするのとは全然違う!
本体を上に押し上げるぐらいカチカチになった状態は、放置していたら結構危なかった気がする……
何を見ても植え替えは年1と書いてあるが、あれを1年ほっといくのはちょっと怖い。
植木鉢の今は鉢底石があるので、下へ下へと伸びていくはずだ。
ハイドロカルチャーの思わぬデメリットというか、根っこが強烈な植物はハイドロカルチャーにはあまり向かないと思った。
今後に生かしたいと思う。
生き物は教科書通りには行かないものだ。
植物以外にはペット鶏とミシシッピアカミミガメの飼育経験があるが、書いてある通りに行ったことがない。
このふわふわの草も、しばらく振り回されるのをたのしもうと思う。🌿
(2021/6/27)新芽が伸びている
中央に見える細いアスパラガスのようなのが伸びた新芽。
わずか5日でこの成長ぶり、無事に根付いてくれたようだ。
一安心して日光浴をさせた。
(2021/7/4)ニョキニョキ
先日の新芽はこうなった。2週間あればここまで成長するようだ。背丈はあまり伸びずに、こんもりとしている。触る分にはきもちいいのだが、光合成の効率はこれでいいのだろうか……
さらに三本伸びてきている。調子が良さそうで何よりだ。
(2021/7/14) 伸びる新芽
新芽の巨大化が早すぎる。
気づいたらこうなっていた。
元の芽のどれがどれだったのかわからない。
というか全体的に巨大化していないか?
(2021/7/17)順調
あまりにも可愛がっているので家族が引き気味になってきた。
この後に及ぶと書くこともなくなってくる。
窓の日差しがキツすぎると感じ、目隠しシートを貼ったら非常に綺麗で気に入った。
太陽の動きに合わせていい感じに光が分散するので、植物にも直射日光より断然良い気がしている。
葉水をするとキラキラ光っている。
(2021/7/19) 友達を作ってあげた。
生涯を場所取り争いに費やさねばならない植物に、友達を作ることは難しそうだ。
たまたまホームセンターで親戚を見つけたので連れ帰ってきた(150円で)
左がアスパラガス・プルモーサス・ナナス、右がアスパラガス・マコワニー。
ふわふわの草とちくちくの草といったところ。
(2021/7/31)ハイペースで巨大化
前回から10日強、見るからに巨大化している。
一体どれぐらいの速さで大きくなるのだろう?
真上から見るとこのサイズ。購入時からわずか二ヶ月。
もはや最初からあった葉っぱがどれなのか全くわからない。
そしてお友達にと買ってきたマコワニーはナナスを上回る速度で新芽が出まくっている。スーパーに出かけて戻るともう伸びているとかそういう速さ、1日で2cmぐらいは動くと思う。このペースだと早晩追い抜きそうだ。
とにかくハイペースで育つ植物が見たい人に、オススメかもしれない。アスパラガス・マコワニー。
もちろんナナスだって伸びている。それにマコワニーはふわふわなのは新芽だけで、しっかり茎が固まるとちくちくの草になる。
ナナスはどんなに緑色になってもふわふわなのだ。
マコワニーの針葉樹のようなちくちくくすぐったい感じもいいけど、やはりナナスのふわふわの触り心地、唯一無二。
室内ですくすく育ってくれて、ペタペタ触られても平気、触れ合える植物。
(2021/8/1)新芽の成長速度(1)
見てくれる方が増えたので、アスパラガス・ふわふわ・プルモーサス・ナナス新芽の成長速度でも載せてみようと思う。
これは上の写真から26時間後。
(2021/8/2)新芽の成長速度(2)
さらにその30時間後。
ふさが重くてカールしている。稲穂みたいでかわいい。
体感、新芽は先端が重力で曲がり始めると茎が伸びるのが止まる。
(2201/8/3)新芽の成長速度(3)
21時間後。
再びシャキッとしてきた。
ふわふわの草を触っていると、「生き物にしかない感触」というのがあると思う。
動物から毛皮を剥がしても生きているときの感触とは決して同じにはならない。
生きて血の通った故のしなやかさや温かさは、生命が失われると共に去ってしまう。
多分植物にも同じことが言える。観葉植物のツヤやハリがプラスチックでは賄えないように、アスパラガスのふわふわも生きて給水するからこそのふわふわなのだろう。
(2021/8/4)新芽の成長速度(4)
20時間後。
順当に伸びている。
毎日アスパラガスを監視しているので家族がキモがっている。
こんな細かい先端まで水が通っているのはすごいことだ。どのようにして吸い上げているのだろう?植物が給水に使えそうな物理現象を、浸透圧と毛細管現象しかしらない。
ちなみに動物の毛細血管は最終的に赤血球一個がギリギリ通れる幅まで細くなる。
一本道を赤血球が押し合いへし合いして通っていくのは、何だかコメディみたいだ。
水分子は細胞より格段に小さいので、植物の維管束に詰まることはないだろう
(2021/8/9)新芽の成長速度(5)
多忙でちょっと日数があいたらあっという間に開いてしまった……!🌱
およそ1週間でこれだけの成長速度、素晴らしい。
朝が嫌いなのだが、アスパラガスを毎朝見るのは楽しみだ。
毎日ふわふわで安心する。
明日もふわふわでいてほしい🌱🌱🌱
次は半年後ぐらいのをまとめたい……?
(2021/11/4)大きい
でかすぎる。
もはや元の面影はない。
立派に育ってくれて嬉しいが、こんなに成長が早いとは……
上から見ると傘のように広がっていて素敵だ。
うちで一番立派な植物になった。
もちろんふわふわも健在🌱
毎日触っても痛まない頑丈なふわふわだ。
本当に触ると気持ちいい。
動物の飼育にハードルがある人に最適ではないだろうか?
(2022/7/9)収拾がつかない
久々の更新。
無事に冬越しした……どころではない。
なんじゃこりゃー!!
暖房をつけっぱなしたのがよかったのか、半端なく超巨大化してしまった……
もう収拾がつかない。
ちなみに一年前と同じ鉢に入っているので前の画像を見ればいかに巨大化したかわかると思う
もう誰もふわふわの草を止められない。
奴はアンストッパブルだ。
ところで、画像の左上が見切れているのが見えると思うが……
その左上の先端がこちら。
ツタが出たので天井からチェーンを下げて絡ませてたら天井を叩いてしまった……
Asparagus setaceus 'nanas'は原種の矮化品種で、数年は蔓化しない……とWikipediaに書いてあったがそんなことは全くなかった……
最初のツタは去年のうちに出ていたので、1年持たずに先祖返りしたことになる。
なお天井の高さは250cm。
購入時の8cmと比べると30倍。
来年どうなってしまうのだろう……
例の如く鉢の土はどんどん迫り上がっている。
根っこがパンパンなのは間違いなく、今年のうちには植え替えないと心配だ……
でもチェーンが邪魔……(自業自得)
蔓化に伴いしっかり有棘化してちょいちょい刺さることは刺さるが、葉っぱは例の如くふわふわで本当に可愛い。
今後も可愛がっていきたい。