2017年の晩秋から冬にかけてドルフィンネックレスの茎挿しで増やすことに成功したのでその記録です。
2017/11/13 園芸店から買ってきてすぐぐらいのドルフィンネックレス。店舗内の陽の当たらない場所に長く置かれていたようで、かなり徒長しています。今年初めぐらいに希少種ということで人気が殺到し、品薄と価格高騰を受けて、今度はたくさん作りすぎたのか、今は周りのどの園芸店でも在庫が余りがちですね...(仙台近郊)
調べてみると、ドルフィンネックレス の植え替えなどの適期は5月ごろとのことでしたが、このまま春まで置いておいても健康な生長は望めなそうだったので切り戻しと、ついでに切った茎を茎挿しにして株を増やすことを決意。
2017/11/24 親株を切り戻した茎から有望なやつを選んで、10日ほどメネデール液に浸けて、根が生えてくるのを待ってから茎挿しに。空の卵パックの底に穴を開け、蓋を閉めることで保湿と保温をしながら発根、発芽を促し、日当たりも調整できるテクニックをインターネットで知って、この方法で試すことに。このときは冬にさしかかっていて、室内窓際はいえ適期じゃないのでだいぶビビりながら、枯れたらごめんと思いつつやっていた。切り口から雑菌が入ったら終わりなので、土は安全のために挿し芽・種まきの土という加熱殺菌済みのを使いました。
2017/12/1 葉が3〜4本出てきて土の上は目に見える成長が確認できる状態になった。もう枯れる心配はなさそうで、だいぶ安心しました。ただ、土の下の発根が十分かは分からないし鉢に植え替えたら枯れるかもしれないので、念のためここかさらに2、3本葉が増えるのを待った。
2017/12/18 十分芽が出て機が熟したと判断し、卵パックから出して100均の3個セットの素焼き鉢に3〜4株ずつ植え替えて、1週間ぐらい経ったところ。この頃はだいぶ安心して見ていられるようになった。
2017/12/18 同じ時期の親株の様子。切り戻す前の徒長してた最初の写真と比べると、茎が太く、葉にだいぶ勢いが出て、いい状態になったのが分かる。切り戻しから1ヶ月ちょっとでここまで回復したので、環境が合っているのか生長が早いですね(南向きの部屋の窓際)。株元の部分はもともとしっかりしてたので、生産者から出荷された当初はいい状態だったのが、陽が当たらない店舗内に置かれて弱ってたんだと思います。
2017/12/31 その後の子株の様子。どの鉢も順調に成長して、元の株よりも茎挿した後に伸びた分の方が大きくなった。元気そう。思えば遠くに来たもんだ。園芸の教科書的には、頂芽優勢を打破して脇芽を伸ばし株姿を整えるために、そろそろ先端の芽を切った方がいい時期なのかもしれないけど、なんとなくかわいそうでまだ出来てません。
2017/12/02 日付が前後しますが、この「みどりのまとめ」を見てドルフィンネックレスの株分けに挑戦される方向けに追記します。(記事を並び替えられたらいいのにと思います)
これは十分根が張り機は熟したと判断して、卵パックから出して鉢上げする直前の、根の状態です。挿し芽・種まきの土がたくさんついて来て、十分根が張っていることが分かりますね。このぐらい根が張っていれば安心ですが、これは10株作ったうちの1番上手く根が張った株で、これより根が張ってなくても十分鉢に活着するようです。土をなるべく崩さないように鉢に移植しました。
どの鉢もとてもイキイキして可愛いですね🐬