好みのクリスマスローズを自分で交配してみたい方に
まずはどれとどれを交配したいかを決めます。
種を付ける種親と花粉を採る花粉親が決まったら、いざ交配の準備です。
種親は開く前に受粉させたいので開きそうでまだ開いてないお花を選びます。
開いてしまうと近くの他の株や同じ株の既に開いたお花の花粉を受粉してしまう可能性があるからです。
個人的にはこれくらいが1番よいかなと思っています。
まだ開いてないけど優しく指でこじ開けられそうなくらい。
指で優しくこじ開けると、中が見えるようになりました。
プロの育種家は自家受粉を防ぐ為にこの時点で雄しべを全て取り除くそうです。
私はお花も楽しみたいのでそのままです。
花粉親は開花してから数日経って花粉が熟してきたものを選びます。
写真の様に粉々が目で確認できます。
雄しべごとピンセットで採ります。
種親の雌しべに花粉をスリスリしたら交配完了です。
雄しべの中央に突き出てるのが雌しべです。
確実に受粉させたい場合は翌日にもう一度花粉をスリスリした方が良いそうです。
交配親がわかる様に印を付けます。
私はマスキングテープに書いて花首に巻いています。
見栄えが悪くならないようにグリーンのマスキングテープを使用。
他のお花から受粉しないように茶袋をかぶせておくと良いそうですが、私は気楽に楽しむ派なのでそこまではしません。
種が膨らんで来たら茶漉し袋を被せていきます。
家は業務用スーパーなどで纏めて買いしてあります。
大きめのお花なら出汁パック用がちょうどよいですよ。
種が落ちて採取できなくならないように茶漉し袋を被せてビニールタイで留めます。
このまま種が成熟して落ちるのを待ちます。
GW前後に袋をかけた花を振るとカサカサと音がして種が落ちたことが確認できたら茎からカット✂します。
袋を開けると俵型の小さな種ができていると思います。pic中央の茶色く硬くなった殻の中に種が残っていることがあるので確認してみて下さいね。
交配親の情報を袋掛けした出汁袋をそのまま利用して油性ペンで書きます。
植木鉢に土を敷いて種を入れた袋を入れ、その上から更に土をかぶせます。
完璧を目指す方は鉢も消毒し、土も新しいものを使うと良いです。
私は脱力系クリスマスローズ愛好家なのでその辺に余っている鉢に天日干しした土を再利用しちゃいます。←真面目に交配して育てている方からみたら怒られるレベルかも(笑)
後は土が乾かないように適度に水遣りします。
次回の作業は9月の種まきです。
ここからは早期発芽にチャレンジ。私も初めてで成功率は定かでなく失敗するかもしれませんので真似する方は自己責任でお願いします🙇♀
普通のやり方は土の中に保存したまま9月〜10月に取り出して種蒔きするのでこちらはスキップしてください。
2023.07.01
5種類の種を10粒ずつ冷蔵庫に保存します。
2023.07.15
2週間後にまた10粒冷蔵し始めて発芽の違いを観察してみようと思います。
2023.09.02
予定通り2ヶ月経ったので冷蔵庫から出してポットに種蒔きしました。
ビニールポットに種蒔き用の土を入れてまずはお水を十分に含ませてから種を蒔きます。
日陰に置いて芽が出るまで待ちます😃
2023.09.16
第2弾の種蒔きしました。
2024.02.17
結果は今回の早期発芽は失敗でした。
9月に芽を出すはずですが発芽せず💦
普通に蒔いた種と同時に1月末に発芽し、今日現在ほぼ成長速度も同じです。
また今年条件を変えてチャレンジしたいと思います🦾
まだまだお花が咲くのは先のことですが、今年交配にチャレンジしたい方の参考になればとここまでとりあえず投稿します😃
今後も成長の様子はアップしていきますね。
ただ最近は残暑も厳しいので9月に発芽させるのは危険かもしれません。我が家では彼岸過ぎに播種。10月中旬発芽という感じで早期発芽を行っています。