warning
error
success
information
オリーブはシンプルな見た目なことから庭木に植えている方も多く、鉢植えでの栽培もできるので人気のある植物です。そんなオリーブも病気や害虫の被害に遭うことがあり、オリーブならではの害虫などもいます。
このページではオリーブの害虫と病気について解説しました。予防対策も紹介しているのでぜひご参照ください。
オリーブアナアキゾウムシはオリーブ最大の天敵といえる害虫で、日本では本州、九州、四国に分布しています。枯れるまで食害する厄介な虫で、ゾウのような鼻が特徴的です。
オリーブの近くに草があるとそこで増えることがあるため、オリーブの周囲になるべく草を生やさないようにしましょう。薬剤散布も効果的です。
冬以外が活動時期で、ほぼ通年対策が必要です。
枝や茎を食べるので食べかすが落ちていることで見つけることができ、サイズも目に付きやすいため簡単にみつけられます。
ハマキムシは4月から11月の寒くない時期に発生します。オリーブのなかでも柔らかい新芽を好んで食べ、大量に発生すると葉だけでなく果実を食べることもある厄介な虫です。
黒い小さな糞をするのでこれで発覚することもありますが、葉が枯れて丸まっている場合もハマキムシの可能性が高いです。新芽についていないか探すことをおすすめします。
見つけ次第、捕殺することがおすすめですが、数が多い場合は薬剤散布をしましょう。
梢枯病はカビ菌が原因の病気で、菌がオリーブに侵入することで感染します。枝の先端から枯れるためこのような名前となりました。
梅雨の時期に発生しやすいため、湿気対策をして予防します。マルチを敷いて泥はねを防ぐことも有効です。
通気性をよくするために剪定をする、水はけのよい土で栽培をするとよいでしょう。薬剤散布をしても症状は抑えられますが、症状が改善することはほぼありません。
オリーブが梢枯れ病を発症した場合は、その部位を切り落とすことをおすすめします。
炭疽病もカビ菌が原因となる病気で、感染すると果実が黒く変色し形がいびつになります。一度感染すると薬剤散布では対応できない厄介な病気です。
通気性をよくしてカビ菌が繁殖しないように対策する必要があります。枯れ枝はもちろんですが、弱ってる枝も思い切って剪定をして病原菌を取り除きましょう。
剪定をする際は、傷口から病気感染しないようハサミはよく消毒してから使うことをおすすめします。切り口に薬剤を塗っておくのもよいでしょう。
土の通気性をよくすることでも原因菌の繁殖を抑えることができます。必要に応じて土の消毒もしましょう。
オリーブは病気になると果実が収穫できなくなります。害虫被害に遭うことで糞被害や葉が枯れるなど外見的にもオリーブが悪くなるため、なるべく病気や害虫対策をしましょう。
湿度が高い時期はとくに病気になりやすいため、早めに対策することをおすすめします。
GreenSnap編集部