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日本の道端や空き地などいたるところで見かける雑草のオヒシバについて解説しています。オヒシバとはどんな植物なのか、メヒシバとの違いやおすすめの除草剤や予防対策について記載していますので、ご参照ください。
オヒシバとは、イネ科オヒシバ属の植物です。日向に生える雑草の一種で、日本のあちこちで見かけることがあり、道端にも生えています。
漢字では「雄日芝」と書き、日向に生える芝の一種です。ちなみに似た名前で「雌日芝」というものもあります。生命力がありたくましいことから、「雄日芝」となりました。力強いことから、チカラグサとも呼ばれます。
手で引っこ抜こうとしてもなかなか抜けない雑草で、空き地や庭などによう繁殖します。踏みつけにも強い厄介な雑草です。オヒシバの葉は細長く、8センチから30センチです。
オヒシバは8月から10月が花期で生育期間は4月から10月です。あたたかい時期は常に伸びて、繁殖する生命力があります。オヒシバの小穂は、平らで鱗片は二つ折に重なっていて、イネっぽい見た目をしています。
メヒシバは見た目がよく似ています。オヒシバとメヒシバの大きな違いは穂の太さです。メヒシバはオヒシバに比べて華奢で細いのが特徴で、そのため「雌」とついています。
オヒシバの除草方法として、少量であれば手で抜くことも無理ではありません。しかし抜くには力も必要ですので、やや繁殖した場合は、除草剤をおすすめします。
オヒシバはイネ科の雑草です。除草剤はイネ科の雑草に使えるものをお選びください。除草剤の容器に対象植物が記載されているので、よく見てオヒシバにも効果があるかチェックしましょう。
おすすめの除草剤は、「GFダイロン微粒剤」、「クサノンEX粒剤」です。除草剤には粒状のものもありますが、液体のものもよいでしょう。
粒状タイプの除草剤は、オヒシバの生長がおだやかな5月に使用がおすすめです。また一度短く刈ってから使用しましょう。液体タイプの除草剤であれば時期を選ばずいつでも使用可能です。
粒状タイプを使う場合は、まだオヒシバが生長していない5月~6月の時期に使うか、一度芝刈り機などで刈り取る必要があるでしょう。ただし雨の日はすぐに洗い流されてしまいますので、晴れの日に使用することをおすすめします。
芝生にオヒシバが生えてしまった場合は、芝生に使える除草剤をお探しください。
オヒシバは一度繁殖すると駆除がとても大変なので、予防策として防草シートがおすすめです。こちらはビニールシート状になっていて地面に敷くものです。オヒシバは繁殖したもののペットの都合などで薬剤を使用したくない方に防草シートはおすすめです。
地面に敷くことで太陽光を遮り、オヒシバが発芽するのを予防します。こちらはあくまで予防対策ですので、すでにオヒシバが繁殖している上に防草シートを敷いても無意味です。雑草のない場所に防草シートを敷いて予防しましょう。
オヒシバの除草剤は主に2種類で液体タイプと粒状タイプです。どちらでも問題ありませんので、使用したい方をお選びください。シャワー状になっているものは、広範囲に使いやすいので、大量に発生したときに向いています。
除草剤を使用したあとに、防草シートを敷くと発生しにくくなるので、予防をしっかりしてお庭を雑草から守りましょう。
GreenSnap編集部