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セロジネ インターメディアの一覧

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阿南田零
セロジネ インターメディアの ⬅️'マグニフィカム' と ➡️無銘(普及タイプ) 花色もほぼ同じで花の大きさも'マグニフィカム'の方が5割増し程度なので、鉢を並べて比べて見ても角度によってはそんなに違いがないように見える(上段)。 だけど真正面同士(中段)とか、側面同士(下段)みたいに同じ方向から1輪ずつ見比べると、やはり'マグニフィカム'の方が明らかに一回り大きい。特にリップの大きさ、ボリューム感の差はハンパない。'マグニフィカム'の方はクリスタータッポイ印象すらある。両者は香りも違うしバルブの形も違うのでホントに別個体なんだなと言うのがよく分かる。 そうなると気になるのが'マグニフィカム'の出自。以前も書いたことがあるけど、 セロジネ インターメディア Coelogyne Intermedia, Cypher 1913年登録 はクリスタータとトメントサの一次交配種として登録されてはいるけれど、実際はクリスタータとトメントサは交配不能で、ホントはクリスタータとフラクシダの一次交配種(=セロジネ アンチェイン メロディー、Coelogyne Unchained Melody, David Banks 1995年登録)、と海外のセロジネオタの間では認識されているらしい。 とすると、登録にしたがって、新規交配でインターメディアを作ろうと思っても出来ないはずで、'マグニフィカム'も生まれ得ないはず。 'マグニフィカム'をいつ頃誰が作り、誰が名付けたのか、いろいろ情報を探してみたけど、結局分からない。少なくとも2004年頃には日本に存在し、日本以外では情報が見当たらないので、日本で付けられた個体名ではあるのだろうけど……。 個人的には、セロジネ アンチェイン メロディーの一つが日本に持ち込まれたときにインターメディア 'マグニフィカム'という名に変えられたんじゃないかと推測している。根拠としては ①アンチェイン メロディーは主にアメリカで頻繁に新規交配されているらしく、色んな個体が存在し、中に、花色やバルブの形状などが'マグニフィカム'そっくりなものが存在する。 ②アメリカでアンチェイン メロディーの香りは水仙の香りに例えられることが多いが、'マグニフィカム'も水仙やジャスミンに近い香りが(特に咲き始めに)する。ちなみにフラクシダの香りはアメリカでも牛のうん○に例えられる。 などだけど、具体的にこれを裏付ける情報はなにも見つかってない。
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阿南田零
⬅️セロジネ クリスタータ Coelogyne cristata Lindley (1824) 開花第一陣 と、 ➡️比較用の セロジネ インターメディア Coelogyne Intermedia, Cypher 1913年登録 クリスタータはもう一株咲いてるんだけど、それ以外はまだ花芽がほとんど膨らんでない。花芽が膨らんでない株は冬の間ちょっと日当たりの悪い、暗い場所に置いてあったんだけど、そのせいかな。 インターメディアは越冬中、結構暗い場所に置いてても花芽は伸びてくるけど、クリスタータは越冬中も明るい方がいいのかな? うちのクリスタータについては、購入時のラベルが『セロジネ クリスタータ 'スワダ'』だったので、昨年、初めて載せたときもセロジネ クリスタータ 'スワダ'として載せたんだけど、やっぱり違うと思う。 ネットで検索していろいろ花を見比べても、'スワダ'となってるのはリップのくびれの部分の端から端まで黄色い帯が横断してるものが大部分だし、そもそも本家の須和田農園のカタログを見ても黄帯が横断してるように見えるけど、うちのはリップ上のヒラヒラ以外は黄色くないもんね。 'スワダ'は超有名個体だから、『クリスタータと言えば'スワダ'だろ!?』って勝手に個体名付けて売ってる輩がいるんだろうね。 なので、以後、うちの個体は無銘とします。
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阿南田零
そういえば、今年のインターメディアのピークは4月20日頃だった。 今年は実験のために、花が傷み始めたら片っ端から花茎を切り取ってるので、今はもうほとんど終わった。 セロジネ インターメディア Coelogyne Intermedia, Cypher 1913年登録 いわゆるサンダースリストではCoelogyne cristataとCoelogyne tomentosaの一次交配とされている。が、実は、片親はCoelogyne tomentosaではなくCoelogyne flaccidaらしい、というのが海外のセロジネコレクター、育種家の間では『半ば常識』らしい。 他のランに比べて、セロジネ同士の種間交配は非常に成功率が高く、どんな組み合わせでも大概高い稔性があるのに、Coelogyne cristataとCoelogyne tomentosaは絶対掛からない(挑戦した人が軒並み挫折している)こと。 Coelogyne Unchained Melody, David Banks 1995登録 というCoelogyne cristataとCoelogyne flaccidaの交配種がCoelogyne Intermediaとそっくりであること。 などが、そう考えられている理由らしい。 まあ、フラクシダ 'ラッキーボーイ'も種名不詳のまま個体名が先についてた(=未同定のまま流通してた)らしいし、フラクシダがトメントサやそのシノニムのマッサンゲアナとして展示/販売されているのを目にする事もあるので、たしかにここの取り違えは起きそうだなという気はする。 インターメディアの株の特徴、花の特徴を見ても、トメントサよりフラクシダが片親と言われた方が納得感はある。っていうか、トメントサって言われても「どこが?」感が強い。 とはいえ、公式記録は公式記録。サンダースリストが変更されることがない限り、インターメディアの両親はクリスタータとトメントサ。建前上は。
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