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セロジネ属の一覧

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阿南田零
台風の進路に戦々恐々の今日。 ハンギングとか今日中に下ろしておく方がいいのか…。 5月末に咲いて、もうとっくに終わってるセロジネ ヒュットネリアナ。 Coelogyne huettneriana Rchb.f. (1872) 名前は19世紀のドイツの蘭愛好家のHuettnerさんに因む、らしい。 けど、日本ではフラクシダ、ラクテア、ニティダ、オクラセア、トリネルビス、モッシアエなど、他のセロジネの名で売られていたり、インカーバムみたいな、存在しない種名(オンシジウムにインカーバムはあるが、セロジネにはインカーバムなんて種はない)で売られてて、ほとんど本名で売られてないかわいそうな蘭。 今シーズンは8本新しい芽が出たんだけど、その内1本しか花芽がのらなかった。ちょっと室内に取り込むのが遅かったのかな? ヒュトネリアナは、インターメディアやクリスタータのような、新芽と花芽が別々に出てくるタイプじゃなくて、花が咲いたあとに、そこにそのまま葉が伸びてきてバルブが出来る花芽=新芽タイプのセロジネなんだけど、花芽がちゃんとのらなかったり、花芽があっても、ちゃんと伸びる前に葉が展開し始めて、結局咲ききれなかったり、ちょっと開花条件がややこしそう。 とりあえず、花芽がのるには越冬温度が10℃前後は必要みたいで、あまり低いと枯れはしないけど花は咲かない。 伸びかけた花芽の動きが止まって、新葉が伸び始めてしまうのがなぜなのか、まだよくわからない。
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48
阿南田零
そういえば、今年のインターメディアのピークは4月20日頃だった。 今年は実験のために、花が傷み始めたら片っ端から花茎を切り取ってるので、今はもうほとんど終わった。 セロジネ インターメディア Coelogyne Intermedia, Cypher 1913年登録 いわゆるサンダースリストではCoelogyne cristataとCoelogyne tomentosaの一次交配とされている。が、実は、片親はCoelogyne tomentosaではなくCoelogyne flaccidaらしい、というのが海外のセロジネコレクター、育種家の間では『半ば常識』らしい。 他のランに比べて、セロジネ同士の種間交配は非常に成功率が高く、どんな組み合わせでも大概高い稔性があるのに、Coelogyne cristataとCoelogyne tomentosaは絶対掛からない(挑戦した人が軒並み挫折している)こと。 Coelogyne Unchained Melody, David Banks 1995登録 というCoelogyne cristataとCoelogyne flaccidaの交配種がCoelogyne Intermediaとそっくりであること。 などが、そう考えられている理由らしい。 まあ、フラクシダ 'ラッキーボーイ'も種名不詳のまま個体名が先についてた(=未同定のまま流通してた)らしいし、フラクシダがトメントサやそのシノニムのマッサンゲアナとして展示/販売されているのを目にする事もあるので、たしかにここの取り違えは起きそうだなという気はする。 インターメディアの株の特徴、花の特徴を見ても、トメントサよりフラクシダが片親と言われた方が納得感はある。っていうか、トメントサって言われても「どこが?」感が強い。 とはいえ、公式記録は公式記録。サンダースリストが変更されることがない限り、インターメディアの両親はクリスタータとトメントサ。建前上は。
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45
阿南田零
4月29日のポストの続き。 咲いた。 昨年11月のラン展で買ったばかりで、この時期咲くのが普通なのか、この先まともに育つのかも定かではないので、普段だったらGSにはまだ載せないんだけど、こいつはあんまり波乱がありそうな感じがしないのでGSデビュー。 Coelogyne speciosa 'Green & Black'というラベルで売られていた。 セロジネ スペシオサには基亜種 Coelogyne speciosa subsp. speciosa の他に Coelogyne speciosa subsp. fimbriata と Coelogyne speciosa subsp. incarnata の2亜種が認められている。 この内、subsp. incarnataは萼片と花弁の色がサーモンピンク(オレンジ)で下萼長が56mm以上とされているので、この'Green & Black'は花色の時点でincarnataではないことになる。 残る2亜種はともに萼片と花弁の色が黄緑~緑で下萼長は50mm以下、とされているが、 基亜種subsp. speciosa:リップは縁が不規則にデコボコ subsp. fimbriata:リップの縁が著しくケバ立っており、ケバの長さは最長で3.5mmに達する とされているので、この場合、'Green & Black'は基亜種subsp. speciosaに該当することになる。 ところが、'Green & Black'の下萼長を咲いてる状態で測ってみると丁度56mmあり、subsp. incarnataのサイズの方になってしまった。これはどういう事だろう? 思い付いた可能性は3つ。 ①新亜種記載の時に用いた標本数が少なく、実際の下萼長のサイズ分布を正確に反映してなかった。 ②亜種間の自然交雑あるいは栽培下での人為交配により2亜種の中間的な特徴を持つ個体が流通している。 ③サイズ計測にはさく葉標本が用いられているので、生体に比べ乾燥による縮みの影響がある。 さて、真相は如何に‼️ セロジネ スペシオサ Coelogyne speciosa (Blume) Lindl. (1833) インドネシアのスマトラ島~小スンダ列島に分布。3亜種はそれぞれ異所的に分布しているとされている。
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