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チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)の一覧

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カタバミ
11月は霜月(しもつき)、霜の降りる月を意味する。 これは旧暦、現在でも使用されること もあるが、現行歴とはその1〜2月後位の季節感のずれがあるという。  今年の漸くの秋風も、徐々に身に染みて深まり、次の時季へと季節は移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている。 --- 10月からの、より充実した時季を享受しようとしている草花達の姿 ---その6。   /春から秋深く並びてそこに、     観るは今年もサルビア種2つ/ 10月は中旬から下旬へ。この長い夏、ようやくに秋を招き入れて出した何時もの散歩道の道際のオープンガーデン。 そのガーデンの入り口でもあり出口でもあり、今回は出口になるその場所の際に、今年もそこに、私を今日の散歩を見送るようにして、2つの草花がそこに。 そのふたつ。競い合うこともなく、そのひとつは、草丈70〜80cmほどの、もう一方は、2mほど、それ以上もあろうかの長身をもって、お互い居並ぶようにしてそこに。 前者は小さな赤い花をポツン、ポツンと辺りに付けて、分枝した茎の上部にその花序を出し、径2~3㎝ほどの唇形花を3つ位に穂状に咲かせていた。 一方、後者は、花色は紫色にして、個々の小花は唇形で、花序は小花が集まって花をが咲かせていた。 両者とも決して派手な美しいさではなく、どちらかというと地味な美しさが、そこに見出されていたようであった。 この相並んで咲く、この2つも草花は、同じ春からこの晩秋まで、その咲く色彩が相反させるようにもして、しかしその色合いをお互い認めあって、謙虚ないで立ちで、そこにジッとしていたかのようであった。 この2つは、同じ種属の草花であった。   チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)      ラベンダーセージ(サルビア・インディゴス   パイヤー) <‘花名につくサルビア名‘ について、出典:「ヤサシイエンゲイ」より次に:  サルビアは広い意味では『シソ科サルビア属』の植物すべてを指し、ハーブとして知られるセージ(薬用サルビア)もその仲間に入る。 その総数は500種以上と言われている。 園芸では単に『サルビア』と言うと、サルビア・スプレンデンスとそれらの園芸品種のことを指す。 夏・秋花壇、プランター植えでよく見られる緋色のサルビアはたいがいこの種。               ----- 名前の由来 サルビアの名前は、ラテン語のsalvero(健康である、健在である)に由来し、サルビアの一種に薬効があることに因む。 サルビアの仲間はハーブとして用いられるものも多く、なっとくの名前で ある。> ・チェリーセージ<別名 サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッギー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)   (備忘: チェリーセージの属性等について12/21or12/22 ‘21) ・ラベンダーセージ<別名 サルビア・インディゴスパイヤー>(シソ科 サルビア属) (備忘: ラベンダーセージの属性等について 11/23or11/24 ‘21)  
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9
カタバミ
11月は霜月(しもつき)、霜の降りる月を意味する。 これは旧暦、現在でも使用されること もあるが、現行歴とはその1〜2月後位の季節感のずれがあるという。  今年の漸くの秋風も、徐々に身に染みて深まり、次の時季へと季節は移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている。 --- 10月からの、より充実した時季を享受しようとしている草花達の姿 ---その6。   /春から秋深く並びてそこに、     観るは今年もサルビア種2つ/ 10月は中旬から下旬へ。この長い夏、ようやくに秋を招き入れて出した何時もの散歩道の道際のオープンガーデン。 そのガーデンの入り口でもあり出口でもあり、今回は出口になるその場所の際に、今年もそこに、私を今日の散歩を見送るようにして、2つの草花がそこに。 そのふたつ。競い合うこともなく、そのひとつは、草丈70〜80cmほどの、もう一方は、2mほど、それ以上もあろうかの長身をもって、お互い居並ぶようにしてそこに。 前者は小さな赤い花をポツン、ポツンと辺りに付けて、分枝した茎の上部にその花序を出し、径2~3㎝ほどの唇形花を3つ位に穂状に咲かせていた。 一方、後者は、花色は紫色にして、個々の小花は唇形で、花序は小花が集まって花をが咲かせていた。 両者とも決して派手な美しいさではなく、どちらかというと地味な美しさが、そこに見出されていたようであった。 この相並んで咲く、この2つも草花は、同じ春からこの晩秋まで、その咲く色彩が相反させるようにもして、しかしその色合いをお互い認めあって、謙虚ないで立ちで、そこにジッとしていたかのようであった。 この2つは、同じ種属の草花であった。  チェリーセージ(サルビア・ミクロ  フィラ)    ラベンダーセージ(サルビア・インディ  ゴスパイヤー) <‘花名につくサルビア名‘ について、出典:「ヤサシイエンゲイ」より次に:  サルビアは広い意味では『シソ科サルビア属』の植物すべてを指し、ハーブとして知られるセージ(薬用サルビア)もその仲間に入る。 その総数は500種以上と言われている。 園芸では単に『サルビア』と言うと、サルビア・スプレンデンスとそれらの園芸品種のことを指す。 夏・秋花壇、プランター植えでよく見られる緋色のサルビアはたいがいこの種。               ----- 名前の由来 サルビアの名前は、ラテン語のsalvero(健康である、健在である)に由来し、サルビアの一種に薬効があることに因む。 サルビアの仲間はハーブとして用いられるものも多く、なっとくの名前で ある。> ・チェリーセージ<別名 サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッギー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)   (備忘: チェリーセージの属性等について12/21or12/22 ‘21) ・ラベンダーセージ<別名 サルビア・インディゴスパイヤー>(シソ科 サルビア属) (備忘: ラベンダーセージの属性等について 11/23or11/24 ‘21)    
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カタバミ
2月は如月、衣を重ね着する月の衣更着(きさらぎ)とも言う。私の散歩道の道際等の草花達は、冬季から次の時季へと移り変変わっていく準備にはすでに入っているようだ--- 1月からの、進む時候の移りゆくに観る草花の姿、姿---その2。         /咲き続けてきたは、     小さな愛らしい赤ピンク・白の唇形筒状花/    1月の中旬の何時も散歩道の道際のオープンガーデン。 いつもここに出逢っていながら、さりげなくしてきたその草花。何かしら強く私を惹きつけた。 それは、長く咲き続けてきた小さな赤ピンクと白の愛らしい花で、今は、その褐色付いた葉枝の中に疎に散りめばられていた。 その花は、唇形をなし筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形にして、そのもつ花色は、赤ピンクで白との複色をなしているものも、そこに長い間咲き続けてきたのである。 しかし、もう暫くすると、その花色も消えていくのであろうかと思いながら、そこを後にした。     チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) ・チェリーセージ<サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッキー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属) (備忘: チェリーセージの属性等について 9/18 ‘22)
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カタバミ
2月は如月、衣を重ね着する月の衣更着(きさらぎ)とも言う。私の散歩道の道際等の草花達は、冬季から次の時季へと移り変変わっていく準備にはすでに入っているようだ--- 1月からの、進む時候の移りゆくに観る草花の姿、姿---その2。         /咲き続けてきたは、      小さな愛らしい赤ピンク・白の唇形筒状花/    1月の中旬の何時も散歩道の道際のオープンガーデン。 いつもここに出逢っていながら、さりげなくしてきたその草花。何かしら強く私を惹きつけた。 それは、長く咲き続けてきた小さな赤ピンクと白の愛らしい花で、今は、その褐色付いた葉枝の中に疎に散りめばられていた。 その花は、唇形をなし筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形にして、そのもつ花色は、赤ピンクで白との複色をなしているものも、そこに長い間咲き続けてきたのである。 しかし、もう暫くすると、その花色も消えていくのであろうかと思いながら、そこを後にした。      チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) ・チェリーセージ<サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッキー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属) (備忘: チェリーセージの属性等について 9/18 ‘22)
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カタバミ
9月、夜長月の長月。私の散歩道の道際等の草花達は、熱さと強い日差しから解放されて、より充実した自己表現に向けて、その個性ある色彩をより長く放そうとしているようだ。 8月からの、そして熱さから解き放された草花たちの姿 ---その16。   /小さな赤と白のツートンカラー、         洒落たワイヤープランターの中/    残暑の中、所用で出向いたその帰りの通り。その通りの少し先にある、あるお宅の石塀の上に、何か赤や白を散りばめたような、草花らしきものが目に入る。少し歩みを早める。 通りの角地になる石塀の上に、大きな洒落たワイヤープランターの中にあって、花が、小さな赤と白のツートンカラーが愛らしい花が、その通り角地一杯に、散りめばられていた。 後でのことであるが、それは、‘いちごミルク’のようであったとも思ったのである。                   チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) ・チェリーセージ<サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッキー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)  アメリカ南部からメキシコにかけて分布する多年草。 チェリーセージというのは英名がそのまま流通名になったもので、正式な種名ではない。 チェリーセージとして栽培されるのは主に、サルビア・ミクロフィアとサルビア・グレッギー、そして二種の自然交配種であるサルビア・ヤメンシスである。 ここではその三種をチェリーセージとしての紹介。 チェリーセージの花期は5月~11月。 花期になると、分枝した茎の上部に花序を出し、径2~3㎝程度の唇形花を数輪、穂状に咲かせる。 唇形花(シンケイカ)とはシソ科やゴマノハグサ科の植物の多くに見られる花の形で、筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形になったものである。 花は初夏から秋までの長い花期の間、ぽろぽろと咲き続ける。 花色は、赤、ピンク、赤白の複色、オレンジ、白など。 葉は卵型で対生し、品種によって表面に皺のあるものと無いものがある。 茎は分枝しながら草丈100㎝程度に成長し、こんもりと茂る。 葉には独特の爽やかな香りがある。 耐寒性は比較的高く、南関東以南であれば問題なく冬越し可能。 寒さで落葉することがありますが、春には再び芽吹きする。 病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく茂り、よく花を咲かせる。 育てやすい植物。 <チェリーセージの主な品種> チェリーセージとして流通しているのは、サルビア・グレッギー、ミクロフィラ、ヤメンシスの3種。 この3種のセージはいずれもメキシコの標高1500m~3000mの高山で発見されており、高度によってそれぞれの種が分布している。 低い場所にはグレッギー、その上にミクロフィラが分布しており、山を登るにつれて交配種のヤメンシスが出現するという感じである。 3種のセージは耐寒性に少し違いがあるものの、育て方に歳差はない。 園芸品種も多く流通しており、素人目には判別は困難な状況にある。 ”サルビア・グレッギー” アメリカ・テキサス州西部および中央部からメキシコ北部にかけて分布するセージ。 主に標高1500~2800mの岩場の斜面などに自生。 葉がやや細く、葉の表面には皺がある。 チェリーセージの赤花として多く流通する。 基本種の花色は赤であるが、様々な花色の品種が作出されている。 →サルビア・グレッギー(プライヤ・ローザ) 淡いピンク色の花を咲かせる品種。 →サルビア・グレッギー(ミラージュ・チェリー・レッド) 草丈50㎝程度に成長する矮性品種。 ”サルビア・ミクロフィラ“ アメリカ・アリゾナ州南部からメキシコに分布するセージで、主に高山の標高2400m以上の地域に自生。 こちらもチェリーセージの赤花として多く流通。 グレッギーとの違いは、花冠内の小さな対の突起物と、葉の縁の小さな鋸歯である。 基本種は赤花ですが、多数の品種がある →サルビア・ミクロフィラ(ホットリップス) 赤と白のツートンカラーが愛らしい品種。 涼しいと赤白の二色となり、暑いと赤一色になることが多いですが、色の変化には様々なパターンがあるようである。 気温が上がると白になり、秋になってもそのままという報告もある。 「イチゴミルク」の名前で流通することもある。 ”サルビア・ヤメンシス“ グレッギーとミクロフィラの自然交配種で、1991年にメキシコで発見された。 花色が豊富で、葉に皺がないのが特徴。 まれに皺がある場合もある。 →サルビア・ヤメンシス(ダンシング・ドール) ピンク色の花を咲かせる品種。 他にも非常に数多くの品種が作出されている。 <チェリーセージの近縁種> サルビアの仲間(アキギリ属) →サルビア・ミクロフィラ (出典・参考: ガーデニングの図鑑)
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カタバミ
9月、夜長月の長月。私の散歩道の道際等の草花達は、熱さと強い日差しから解放されて、より充実した自己表現に向けて、その個性ある色彩をより長く放そうとしているようだ。 8月からの、そして熱さから解き放された草花たちの姿 ---その16。   /小さな赤と白のツートンカラー、          洒落たワイヤープランターの中/    残暑の中、所用で出向いたその帰りの通り。その通りの少し先にある、あるお宅の石塀の上に、何か赤や白を散りばめたような、草花らしきものが目に入る。少し歩みを早める。 通りの角地になる石塀の上に、大きな洒落たワイヤープランターの中にあって、花が、小さな赤と白のツートンカラーが愛らしい花が、その通り角地一杯に、散りめばられていた。 後でのことであるが、それは、‘いちごミルク’のようであったとも思ったのである。             チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) ・チェリーセージ<サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッキー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属) (備忘: チェリーセージの属性等について 9/18 ‘22)チェリーセージ<サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッキー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)  アメリカ南部からメキシコにかけて分布する多年草。 チェリーセージというのは英名がそのまま流通名になったもので、正式な種名ではない。 チェリーセージとして栽培されるのは主に、サルビア・ミクロフィアとサルビア・グレッギー、そして二種の自然交配種であるサルビア・ヤメンシスである。 ここではその三種をチェリーセージとしての紹介。 チェリーセージの花期は5月~11月。 花期になると、分枝した茎の上部に花序を出し、径2~3㎝程度の唇形花を数輪、穂状に咲かせる。 唇形花(シンケイカ)とはシソ科やゴマノハグサ科の植物の多くに見られる花の形で、筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形になったものである。 花は初夏から秋までの長い花期の間、ぽろぽろと咲き続ける。 花色は、赤、ピンク、赤白の複色、オレンジ、白など。 葉は卵型で対生し、品種によって表面に皺のあるものと無いものがある。 茎は分枝しながら草丈100㎝程度に成長し、こんもりと茂る。 葉には独特の爽やかな香りがある。 耐寒性は比較的高く、南関東以南であれば問題なく冬越し可能。 寒さで落葉することがありますが、春には再び芽吹きする。 病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく茂り、よく花を咲かせる。 育てやすい植物。 <チェリーセージの主な品種> チェリーセージとして流通しているのは、サルビア・グレッギー、ミクロフィラ、ヤメンシスの3種。 この3種のセージはいずれもメキシコの標高1500m~3000mの高山で発見されており、高度によってそれぞれの種が分布している。 低い場所にはグレッギー、その上にミクロフィラが分布しており、山を登るにつれて交配種のヤメンシスが出現するという感じである。 3種のセージは耐寒性に少し違いがあるものの、育て方に歳差はない。 園芸品種も多く流通しており、素人目には判別は困難な状況にある。 ”サルビア・グレッギー” アメリカ・テキサス州西部および中央部からメキシコ北部にかけて分布するセージ。 主に標高1500~2800mの岩場の斜面などに自生。 葉がやや細く、葉の表面には皺がある。 チェリーセージの赤花として多く流通する。 基本種の花色は赤であるが、様々な花色の品種が作出されている。 →サルビア・グレッギー(プライヤ・ローザ) 淡いピンク色の花を咲かせる品種。 →サルビア・グレッギー(ミラージュ・チェリー・レッド) 草丈50㎝程度に成長する矮性品種。 ”サルビア・ミクロフィラ“ アメリカ・アリゾナ州南部からメキシコに分布するセージで、主に高山の標高2400m以上の地域に自生。 こちらもチェリーセージの赤花として多く流通。 グレッギーとの違いは、花冠内の小さな対の突起物と、葉の縁の小さな鋸歯である。 基本種は赤花ですが、多数の品種がある →サルビア・ミクロフィラ(ホットリップス) 赤と白のツートンカラーが愛らしい品種。 涼しいと赤白の二色となり、暑いと赤一色になることが多いですが、色の変化には様々なパターンがあるようである。 気温が上がると白になり、秋になってもそのままという報告もある。 「イチゴミルク」の名前で流通することもある。 ”サルビア・ヤメンシス“ グレッギーとミクロフィラの自然交配種で、1991年にメキシコで発見された。 花色が豊富で、葉に皺がないのが特徴。 まれに皺がある場合もある。 →サルビア・ヤメンシス(ダンシング・ドール) ピンク色の花を咲かせる品種。 他にも非常に数多くの品種が作出されている。 <チェリーセージの近縁種> サルビアの仲間(アキギリ属) →サルビア・ミクロフィラ (出典・参考: ガーデニングの図鑑)
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カタバミ
12月、師走も春待月。この時期を最後として、その先の新たな時季へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また生まれかわる新たな世界に、自ずからその身を委ねようとしている--- 11月からの、新たな時季に向けての草花達の姿 ---その15。  春から花を付け続ける、赤花草花。 ---何時も散歩道の道際のオープンガーデン。 先にここに観たアメジストセージから、少しの間隔を置いて観るは、この春からこの時期まで目にしてきた草花である。 赤い花、それは筒状になった花の先端が上下に分れ唇のような形になって、ぽつぽつと、咲き続けるその姿を、長く見てきているのである。    チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)   <先に観たアメジストセージとは近縁種という> ・チェリーセージ<別名 サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッギー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)  アメリカ南部からメキシコにかけて分布する多年草。 チェリーセージというのは英名がそのまま流通名になったもので、正式な種名ではない。 チェリーセージとして栽培されるのは主に、サルビア・ミクロフィアとサルビア・グレッギー、そして二種の自然交配種であるサルビア・ヤメンシスである。 ここではその三種をチェリーセージとして紹介。 チェリーセージの花期は5月~11月。 花期になると、分枝した茎の上部に花序を出し、径2~3㎝程度の唇形花を数輪、穂状に咲かせる。 唇形花(シンケイカ)とはシソ科やゴマノハグサ科の植物の多くに見られる花の形で、筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形になったもの。 花は初夏から秋までの長い花期の間、ぽろぽろと咲き続ける。 花色は、赤、ピンク、赤白の複色、オレンジ、白など。 葉は卵型で対生し、品種によって表面に皺のあるものと無いものがある。 茎は分枝しながら草丈100㎝程度に成長し、こんもりと茂る。 葉には独特の爽やかな香りがある。 耐寒性は比較的高く、南関東以南であれば問題なく冬越し可能。 寒さで落葉することがありますが、春には再び芽吹く。 病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく茂り、よく花を咲かせる。 育てやすい植物。 <チェリーセージの主な品種> チェリーセージとして流通しているのは、サルビア・グレッギー、ミクロフィラ、ヤメンシスの3種。 この3種のセージはいずれもメキシコの標高1500m~3000mの高山で発見されており、高度によってそれぞれの種が分布。 低い場所にはグレッギー、その上にミクロフィラが分布しており、山を登るにつれて交配種のヤメンシスが出現するという感じである。 3種のセージは耐寒性に少し違いがあるものの、育て方に歳差はない。 園芸品種も多く流通しており、素人目には判別は困難。 「サルビア・グレッギー」 アメリカ・テキサス州西部および中央部からメキシコ北部にかけて分布するセージ。 主に標高1500~2800mの岩場の斜面などに自生。 葉がやや細く、葉の表面には皺がある。 チェリーセージの赤花として多く流通。 基本種の花色は赤だが、様々な花色の品種が作出されている。 →プライヤ・ローザ 淡いピンク色の花を咲かせる品種。 →ミラージュ・チェリー・レッド 草丈50㎝程度に成長する矮性品種。 「サルビア・ミクロフィラ」 アメリカ・アリゾナ州南部からメキシコに分布するセージで、主に高山の標高2400m以上の地域に自生。 こちらもチェリーセージの赤花として多く流通。 グレッギーとの違いは、花冠内の小さな対の突起物と、葉の縁の小さな鋸歯。 こちらも基本種は赤花ですが、多数の品種がある。 →ホットリップス 赤と白のツートンカラーが愛らしい品種。 涼しいと赤白の二色となり、暑いと赤一色になることが多いですが、色の変化には様々なパターンがあるようである。 イチゴミルクの名前で流通することもある。 「サルビア・ヤメンシス」 グレッギーとミクロフィラの自然交配種で、1991年にメキシコで発見。 花色が豊富で、葉に皺がないのが特徴。 まれに皺がある場合もある。 →ダンシング・ドール ピンク色の花を咲かせる品種。 他にも非常に数多くの品種が作出されている。 <チェリーセージの近縁種> サルビアの仲間(アキギリ属) (出典・参考: ガーデニングの図鑑)               
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カタバミ
12月、師走も春待月。この時期を最後として、その先の新たな時季へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また生まれかわる新たな世界に、自ずからその身を委ねようとしている--- 11月からの、新たな時季に向けての草花達の姿 ---その15。  春から花を付け続ける、赤花草花。 ---何時も散歩道の道際のオープンガーデン。 先にここに観たアメジストセージから、少しの間隔を置いて観るは、この春からこの時期まで目にしてきた草花である。 赤い花、それは筒状になった花の先端が上下に分れ唇のような形になって、ぽつぽつと、咲き続けるその姿を、長く見てきているのである。    チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)   <先に観たアメジストセージとは近縁種という> ・チェリーセージ<別名 サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッギー、サルビア・ヤメンシス>(シソ科 アキギリ属/サルビア属)  アメリカ南部からメキシコにかけて分布する多年草。 チェリーセージというのは英名がそのまま流通名になったもので、正式な種名ではない。 チェリーセージとして栽培されるのは主に、サルビア・ミクロフィアとサルビア・グレッギー、そして二種の自然交配種であるサルビア・ヤメンシスである。 ここではその三種をチェリーセージとして紹介。 チェリーセージの花期は5月~11月。 花期になると、分枝した茎の上部に花序を出し、径2~3㎝程度の唇形花を数輪、穂状に咲かせる。 唇形花(シンケイカ)とはシソ科やゴマノハグサ科の植物の多くに見られる花の形で、筒状になった花の先端が上下に分かれ、唇のような形になったもの。 花は初夏から秋までの長い花期の間、ぽろぽろと咲き続ける。 花色は、赤、ピンク、赤白の複色、オレンジ、白など。 葉は卵型で対生し、品種によって表面に皺のあるものと無いものがある。 茎は分枝しながら草丈100㎝程度に成長し、こんもりと茂る。 葉には独特の爽やかな香りがある。 耐寒性は比較的高く、南関東以南であれば問題なく冬越し可能。 寒さで落葉することがありますが、春には再び芽吹く。 病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく茂り、よく花を咲かせる。 育てやすい植物。 <チェリーセージの主な品種> チェリーセージとして流通しているのは、サルビア・グレッギー、ミクロフィラ、ヤメンシスの3種。 この3種のセージはいずれもメキシコの標高1500m~3000mの高山で発見されており、高度によってそれぞれの種が分布。 低い場所にはグレッギー、その上にミクロフィラが分布しており、山を登るにつれて交配種のヤメンシスが出現するという感じである。 3種のセージは耐寒性に少し違いがあるものの、育て方に歳差はない。 園芸品種も多く流通しており、素人目には判別は困難。 「サルビア・グレッギー」 アメリカ・テキサス州西部および中央部からメキシコ北部にかけて分布するセージ。 主に標高1500~2800mの岩場の斜面などに自生。 葉がやや細く、葉の表面には皺がある。 チェリーセージの赤花として多く流通。 基本種の花色は赤だが、様々な花色の品種が作出されている。 →プライヤ・ローザ 淡いピンク色の花を咲かせる品種。 →ミラージュ・チェリー・レッド 草丈50㎝程度に成長する矮性品種。 「サルビア・ミクロフィラ」 アメリカ・アリゾナ州南部からメキシコに分布するセージで、主に高山の標高2400m以上の地域に自生。 こちらもチェリーセージの赤花として多く流通。 グレッギーとの違いは、花冠内の小さな対の突起物と、葉の縁の小さな鋸歯。 こちらも基本種は赤花ですが、多数の品種がある。 →ホットリップス 赤と白のツートンカラーが愛らしい品種。 涼しいと赤白の二色となり、暑いと赤一色になることが多いですが、色の変化には様々なパターンがあるようである。 イチゴミルクの名前で流通することもある。 「サルビア・ヤメンシス」 グレッギーとミクロフィラの自然交配種で、1991年にメキシコで発見。 花色が豊富で、葉に皺がないのが特徴。 まれに皺がある場合もある。 →ダンシング・ドール ピンク色の花を咲かせる品種。 他にも非常に数多くの品種が作出されている。 <チェリーセージの近縁種> サルビアの仲間(アキギリ属) (出典・参考: ガーデニングの図鑑)               
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