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オヤマボクチの一覧

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醜男
御山火口/雄山火口(オヤマボクチ) キク科ヤマボクチ属の多年草。日当たりの良い山野に生える。茎は太くて紫色を帯び、上部で枝分かれする。茎の下部の葉は長さ15〜35㎝の三角状卵形で基部は心形。縁には欠刻状の歯牙があり、裏面は白い綿毛が密生する。上部の葉は小型。花期は9~10月。頭花は直径4〜5㎝で下向きにつく。筒状花は暗紫色。オヤマボクチと、同じ属の葉場山火口(ハバヤマボクチ)の若葉はヨモギの代わりに餅に入れる。山村などでは蕎麦のつなぎとして利用するところもある。根も食べられる。 マッチのない昔は、火を熾すことに時間と労力と火熾し材を必要とした。まず、火打石などを使って火花を出し、その火花をオヤマボクチの葉の綿毛とか、ヒヨドリバナの花がらなどに移す。それを口で吹くと炎になる。炎が上がったら、枯葉や細い枯れ木を添えて、火が消えないようにする。やがて、太い薪をくべられるようになれば、火は消えるとこはない。調理などが済み、火が必要でなくなった場合、隣近所に太い薪でできた『熾(おき)』を配っておき、自宅に火がない時に借用できるようにしておく。そして、自宅の囲炉裏には、熾を灰で覆って、次の調理のために火を保存した。 乾燥したオヤマボクチの葉を砧などでたたき、綿毛を集めたものは、炎を作るのに役立った。それで、オヤマボクチのことを方言で『炎取草(えんとりそう)』という。炎をとるための準備材料なので、『火口(ほぐち)』ともいった。オヤマとは『御山』のことである。茅葺屋根の材料を確保するため、各村は『御山』とか『葉場山』と呼ばれるススキの丘を大切にしていた。その『御山』に沢山生えていた。それでこの名前がある。 出典『山に咲く花』『野に咲く花』『秋の野草』『野草の名前 秋』
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