警告

warning

注意

error

成功

success

information

朝鮮薊の一覧

いいね済み
175
醜男
アーティチョーク/朝鮮薊(チョウセンアザミ) キク科チョウセンアザミ属の多年草。地中海沿岸原産。南ヨーロッパの野生アザミが改良されたカルドンをさらに改良して生じたといわれる。もとは食用として栽培されてきたが、近年切り花としての需要も多い。現在はフランスで栽培が盛んである。外形はアザミに似て大形、高さ1.5mになる。葉は互生して大きく、羽状に深く裂け、裂片の先は刺状になる。葉裏には白い綿状の毛が密生する。花期は6~9月。直径15㎝ほどの紫色の頭状花をつける。総包葉片は肉質で卵状長楕円形、刺はない。種子は細長く、長さ6~7㎜、灰色で角張る。根はゴボウ状に発達する。 野菜を利用部位で区別するときは、果菜、葉菜、根菜の三つに大別する。より細かい区分が必要なとき葉菜をさらに葉菜、茎菜、花菜に区別する。そのなかで花菜は花や蕾、それについた花茎を利用する野菜である。また、花菜は果菜(かさい)と紛らわしいために花菜(はなさい)と読まれている。このほか食用としてだけでなく、料理のあしらい、つまとして古くから使われていた花も花菜であり、日本で以前から使われていた花菜にはミョウガ、フキノトウ、食用ギク、ツクシ、菜の花などがある。ブロッコリー、カリフラワーも重要な花菜であり、ヨーロッパではこれにアーティチョークが加わる。アーティチョークは欧米人が好む野菜で、彼らの食事に最もポピュラーなものといえる。アーティチョークは栽培される野菜の中で最もおいしいものの一つといわれ、ヨーロッパでは多量に消費されるが、日本ではあまり普及していない。日本には江戸時代に初めて渡来したが普及しなかった。また、第二次世界大戦後も進駐軍用にかなり栽培されたが、一般には普及しなかった。 切り花として利用されるものもあるが、食用とする場合は蕾のうちにとり、塩とレモン汁を入れて茹で、重なりあった萼のつけ根を歯でしごくように食べる。その内側の花托の部分も食用とする。蕾の形は品種により扁平なものから、球形、広卵形で緑色から紫色を帯びるものもある。サラダ、煮物、炒め物、スープなどに用いる。蕾ではなく若い花茎を食用とする品種もあり、やはり茹でてグラタンなどに入れる。フランスでは生食もするという。アーティチョークはでんぷん質がほとんどである。イタリアの苦い食前酒のチナールというリキュールはアーティチョークがベースになっている。 出典『食材図典』『世界の食用植物文化図鑑』『日本大百科事典』
  • 前へ
  • 1
  • 次へ
2件中 1-2件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部