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ドロソフィルム科の一覧

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ぷっしぃ
食虫植物のドロソフィルム・ルシタニクムが超元気。 スペイン、モロッコ、ポルトガルのジブラルタル海峡周辺に自生する1科1属1種の食虫植物。 細長い線形の葉を多数展開し、茎立ちしながら芽を分岐させ最終的にはブッシュ状の小低木のような姿になります。 見た目的にはイトバモウセンゴケが巨大化して木になったみたいな? なんかそんな感じだと思いますね。 非常に粘着性の高い強力な粘液を分泌し、小さなハエから大型のハチやチョウまで様々な昆虫を容易く捕獲してしまいます。 粘着系の食虫植物の中でもトップクラスの実力者で、特に夏場とか、その捕虫能力の高さに引いてしまうこともしばしばですね。 サラセニアやネペンテスとかと違い、大量に捕まった獲物達は一切自粛することなく常に丸出しの状態ですから… 自生地では食虫植物の中でもかなり異質な環境に生育しており、他の植物がほとんど生えないような乾燥した岩場や砂礫地に生育しています。 特に目立った貯水器官を持っているわけでもないのにどうしてカラカラの乾燥地に生育できるのか? 球根や発達した根茎も無いというのに、何とも不思議な植物です。 自生地では雨季と乾季があり乾季には雨もほとんど降らないようなので、恐らく霧や朝露など空気中の水分を葉から吸収したりもしてるんでしょうね。 それでも乾季の最盛期には水切れで枯れてしまう株も結構あるらしいので、やっぱり球根とか持ってた方が良くない?って気もしなくはないですが。 かなり特殊な食虫植物ですが栽培はそこまで難しくなく、とにかく陽に当てることと雨晒しにしないことに留意すれば大丈夫だと思いますね。 葉が濡れた状態が長時間続くと致命的なダメージになり兼ねないので、雨に当てないことに加え潅水の際にも葉に水がかからないようなるべく注意した方が良いと思います。 乾燥地に生えてるくせに栽培下では結構水を好み、水捌けの良い用土であれば軽く腰水するくらいの管理でも調子良く生育してくれますね。 上手く育つと晩春から初夏にかけて大輪の黄色い花を咲かせ、自家受粉により種子も簡単に採取できます。 発芽から小苗の間はやや気を遣いますが、ある程度大きくなってしまえば強健そのものといった感じですね。 しかし一個体を長期間維持するのはドロセラ類と同様かなり難しく、種子が採れたら積極的に実生して常に複数のストックを作っておくと安心です。 デカくて粘液がちょっとクサイけど、食欲旺盛で生育も早く花も綺麗なので育ててみると結構面白い食虫植物だと思いますね。
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