警告

warning

注意

error

成功

success

information

花の風土記の一覧

いいね済み
75
悪代官
No.1072 ナシ(梨) バラ科ナシ属 その2 ナシの花です🎵 梨の花弁は5枚が基本らしいですが、数は変異があるみたいで、5~10枚の間かな😅 いろいろ掛け合わせてるから、同じ品種でも違いが出るんじゃないかな☺️ 一花叢中の花数は8~11でやや多いです🎵 開花の順序は、リンゴ🍎とは逆で、基部から順次咲いていきます🎵 雄しべは多く32~35本で、花粉は大量にある🎵 この梨は、栽培品種の中では一番栽培されている「幸水」です🎵 幸水は、赤梨系の早生種で、8月中旬頃に出回りますね🙄 幸水は、「菊水」と「早生幸蔵」から農研機構果樹研究所で作られ、昭和34(1959)年3月1日に命名登録されました🎵 親から一文字ずついただいて、「幸水」です🎵 登録番号は、「なし農林3号」です🎵 独特の香味は「早生幸蔵」のものを引き継いでます☺️ 私は幸水が一番好きです💕 📕📕📕📚️📚️📚️📖📖📖 今昔物語にある梨の木の話を紹介します🎵 聖武天皇(701~756)の御代に、上総国武射郡の高僧 広達が吉野の金峰山に入り、修行をしておりました🎵 ある日、里に出て秋河を渡ろうとすると、橋の下から声が聞こえてきた🎵 「あ~痛い、そんなにひどく踏まないでくれ」 広達は不思議に思い、あたりを見回したが誰もいない🎵 それで橋の下に降りて見上げると、仏像が彫りかけのままの梨の木が、川の橋としてかけられておりました🎵 驚いた広達は、早速その梨の木を別の場所に移し、合掌して誓いました🎵 「御縁があってお会いしました。私が必ずお造りします」 やがて、広達は、阿弥陀仏、弥勒仏、観音菩薩の三像を彫り上げ、越部村の岡堂に安置しました🎵 大いなる月の暈(かさ)あり梨の花 高浜虚子
いいね済み
92
悪代官
No.1062 アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師) 別名:ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属 その2 過去picですが、東日本大震災から10年が経過し、ハナミズキに関係する話なので、登場いただきました🎵 東北(青森県・岩手県・宮城県)には、 明治三陸地震津波(明治29(1896)6月15日) 昭和三陸地震津波(昭和8(1933)3月3日) チリ地震津波(昭和35(1960)5月24日) の三大津波で残された石碑が三県で約300基あります🙄 そのうち碑文が刻印された石碑は198基あります🧐 その61%は、津波の予兆、避難、居住場所に関する教訓が刻まれています☺️ 有名なところでは、宮古市重茂の「此処より下に 家を建てるな」かな🈲 東日本大震災でも、教訓とするため、いろいろなところに石碑などが設置されました☺️ 岩手県陸前高田市では、奇跡の一本松のほかにも、このような話があります🎵 津波で息子を亡くしたお母さんが、息子が好きだったハナミズキの樹を植える話しです☺️ 息子さんは、その日、消防団員として避難誘導にあたっていました☺️ しかし、避難場所だった市民会館にも津波が押し寄せ、息子さんは命を落としてしまいました😢 ある時、息子さんの無念さや悔しさを思い、この教訓を子どもたちに伝えるために、絵本を作ることを思い付きます☺️ それは息子さんが好きだったハナミズキを植え、そのハナミズキがまた津波が来たときに、みんなが安全なところに逃げるための目印になるように、一目で避難路とわかるように、そんな願いを込めた物語となりました☺️ 絵本は、黒井健さんの絵に、浅沼ミキ子さんの文章により、『ハナミズキのみち』として金の星社から2013年5月に刊行されました🎵 ハナミズキの花言葉は「私の思いを受けてください」🎵 今年、オンラインで実現した岩手県の御視察で、作者の浅沼ミキ子さんに、天皇陛下は「ご長男を亡くされたことは本当に残念でしたね」と語られ、皇后陛下からは「後世のために動き出されたのはお強かったと思います」と労いのお言葉がありました🎵 教訓を未来の子どもたちのために語り継ぐ、これが私たちの使命だと、せめて3.11がくるたびに思い出したい🙋 一つづつ花の夜明けの花みずき 加藤楸邨
いいね済み
117
悪代官
No.1038 サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属 その7 今日は阪神・淡路大震災から26年です🐗 もう26年❔まだ26年❔ 「阪神・淡路大震災25年 神戸が生んだ奇跡の歌の物語」を見終わって書いてます☺️ 「しあわせ運べるように」が歌い次がれて、25年🎵 これからこの歌をどう歌っていくのか🎵 ある子は震災と向き合うために歌い、ある子は未来を夢見て🎵 放送の中で、同情されると、よけいに傷つくと女の子がいいます🌳 それに対して、小学校の先生が「被災者の涙の色まで分かるようにならないと、その人を救ったことにはならない」という🙄 子どもたちは、その女の子の涙の色を考えます😺 一人の女の子は、「オレンジだと思う、自分の心の底からの涙だから、温かさを感じる」といい、もう一人の女の子は「心のそこにある一番の思いを伝えてくれた正直な気持ちだから、透明」だといいました😺 小学生のときに、何かに心が動かされて感動したり、涙を流すことができれば、災害を経験していなくても、何か感じるところがあるんだろうね🙄 優しさや人の痛みがわかる子、目に見えないものの美しさがわかる子、何気ない日常が一番幸せなんだとわかる子になって欲しいと災害を経験したからではなく、今のコロナ禍でも思います☺️ 災害が大きければ大きいほど、ふるさとを離れて過ごす日が多くなる人もいる☺️ でも、あの日の前にあった思い出を胸に、新しい土地で生きていって欲しいと願わずにはいられない☺️ そんなことを考えさせられました☺️ サザンカは寒さが強まる初冬から咲き始めるので、花言葉は、「困難に打ち克つ」です🎵 冬にいる庭かげにして山茶花のはな動かしてゐる小鳥あり 中村憲吉
いいね済み
72
悪代官
No.1006 ソバ(蕎麦) タデ科ソバ属 その2 今年は新蕎麦祭りにいけませんでした🥴 その代わりに、蕎麦屋巡りをして新蕎麦を楽しみました🍶 戦国時代に、甲斐の武田信玄と小田原の北条氏康が三増峠で戦いました🎵 戦いは信玄の勝ちであったが、甲斐に引き揚げるときに、北条方からの追撃にあいました🎵 武田方の殿(しんがり)を務めた三島一族は追い迫る北条方を打ち払い、甲斐の国境まで落ち延びてきました🎵 ひたすら夜の山道を歩いていると、突然ひとりがぎょっとして低い叫び声を上げました🎵 「海じゃ、道を間違え、小田原の海に出てしまった」🌊 落武者たちは、その声によろめきながらも駆け寄って、指差す方を眺めました🌊 そこには、青い月の光に照らされて、白い波が煌めいていました🎵 「我々は敵の本陣へにげこんだのか」🌊 落武者たちは甲斐までもうすぐと、心が弛んだだけに、もはや足を踏み出す力はありませんでした☹️ 「もはやこれまで」、敵の手にかかるよりはと次々と自刃していきました😿 しかし、落武者たちが見たものは、海ではありませんでした🌊 そこには月の光を浴びて揺れている蕎麦の花がありました☺️ 落武者は蕎麦の花を海と間違えていました🙁 わずかに生き残った落武者からこのことを聞いた村人たちは、あまりの痛ましさに声もでませんでした😧 そして、それからというもの、この村では蕎麦をつくらないという😕 いざよひは闇の間もなしそばの花 猿雖
いいね済み
64
悪代官
No.996 シオン(紫苑) 別名:鬼の醜草(しこくさ) 古名:しをに キク科シオン属 その2 シオンには「鬼の醜草」の別名もあります🎵 それは今昔物語のこんな話に由来します🎵 👹🍙👹🍙👹🍙👹🍙👹🍙 今は昔、あるところに、兄弟が暮らしておりました🎵 兄弟には父親がいましたが、亡くなってしまいます🎵 兄弟は毎日墓参りをしていましたが、ある時、朝廷に仕えることとなりました🎵 兄は忙しく、なかなか墓参りに行くことも出来なくなるからと、墓の回りに萱草(ワスレグサ)を植えました🎵 弟は相変わらず墓参りに行き、兄を誘うこともありましたが、兄が一緒に行くことはありませんでした🎵 弟は、自分は親を忘れないようにと紫苑を植えました🎵 月日は流れ、弟は墓参りに行き、いつものように父親の墓に話し掛けていると、墓の中から声が聞こえてきました🎵 「わしはお前の父親の屍を守る鬼じゃ👹 そなたの父親を思う心根に感心した🎵 わしは鬼だが、慈悲もあれば、哀悼心もある🎵 そして、その日に起こることを予知できる🎵 だから、その日に起こることを夢で知らせよう」といい、声は途絶えました🎵 それからは鬼のいう通りになりました🎵 されば、 嬉しきことあらむ人は紫苑を植えて常にみるべし🎵 憂いあらむ人は萱草を植えて常にみるべし、となりました🎵 白雲のかかりしをにも秋霧の立てばや山は空に見ゆらん 順集
いいね済み
54
悪代官
No.928 ヤマハギ(山萩) マメ科ハギ属 その2 ヤマハギの3出複葉の葉です☺️ 葉先は丸いかやや凹みます☺️ 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 南北朝時代、京に中納言の万里小路藤房(までのこうじふじふさ)という公卿がおり、「萩姫」という美しい一人娘がおりました🎵 藤房は、後醍醐天皇のブレーンの三人の公卿の一人で、三人とも「房」の文字が入っていることから、「後三房」と呼ばれていました🎵 あとの二人は、内大臣の吉田定房、大納言の北畠親房です🎵 この萩姫はのちに北畠親房の子どもの顕家に嫁ぎます🎵 藤房の娘は不治の病に苦しんでおりました🤮 萩姫の乳母はこれは悪霊の仕業に違いないと思い、比叡山で一か月の護摩祈祷を行っていました🎵 満願の日、不動明王から「都から東北の方向に向かって、五百本目の川岸にある霊泉に一年浸かれば、病は完治する」とのお告げがありました🎵 萩姫は京から東北の方向に、五百番目の川を求めて旅立ちました🎵 この時、陸奥国に向かう道は三つありました🎵 東海道、東山道、北陸道です🎵 萩姫たち一行は、一番安全な東山道路を辿りました🎵 白河の関を過ぎ、ようやく、五百番目の川に着き、里の者に尋ねると、「五百川」とのこと🎵 これには萩姫たち一行も驚きました🎵 早速、湧き出る湯に浸かると、やがて病は完治しました🎵 萩咲る山辺の石は心ありと人や見るらむかりに置しを 田安宗武
79件中 25-48件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部