カツラ カツラ科カツラ属 カツラは葉の匂いが飴のようだ…というのを夏休みのフィールドワークで教わって以来、葉の形は覚えて見つけるたびに嗅いでいましたが、木の形を気にしたことがありませんでした。 今回、彩の森公園で見つけたカツラを投稿したところ、 naoさん、haruさんから木の形についてお話をいただいたので、初めて木の形について調べてみました😆 カツラは樹形が端正と書かれているものが多いです。自然樹形が美しい…など？ 自然に育ったものは真っ直ぐに一本立ちで伸びていくようです。わたしが見たものは株立ちだったようなのですが…？ ユキノシタ目、カツラ科、カツラ属、の落葉高木。何とユキノシタの遠い遠い親戚です。葉の形が丸いのはその名残でしょうか？　分布は、日本全域と朝鮮半島、中国の一部。従って純粋な意味での日本の固有種ではありませんが、それに近い樹木と言って差し支えないでしょう。また、ほぼ日本全域に分布していると言っても、冷涼な環境を好み、関東以東（北）が主な自生地で、東北や長野のイメージが特に強い樹木でもあります。 冷涼な気候、急峻な谷間などを特に好みます。逆に言えば、より効率よく日光を吸収する必要があると言うこと。結果、細く繊細な枝を均等に伸ばし、かつ葉も均等に着けるようになりました。だからこそ、巨木に育つ樹木でありながらも、枝が細く女性的で繊細な樹形となったと言う次第。 （ライフアップ　植栽のよもやま話。より）