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シモツケの花言葉|意味や花の特徴、種類はどれくらい?

栃木県の旧名が花名の由来となったシモツケ。花姿に関連する言葉のほかに中国の伝説が由来となった言葉などさまざまな花言葉を持つ花ですが、植物自体は丈夫な性質を持ち、初心者にも育てやすいです。品種もたくさんあり、花だけでなく葉色の変化も楽しむことができます。

今回は、シモツケの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

シモツケの花言葉

シモツケの花言葉には、「無駄」「無益」「整然とした愛」「儚さ」「努力」「自由気まま」などがあります。

一見するとこれらの言葉の意味合いはバラバラですが、「儚さ」や「整然とした愛」はシモツケの花や草姿に関連するものだと考えられます。花から長く伸びた細い糸のようなおしべをもち、その周りを花が覆っています。霜がふんわりと舞い降りたように見えるおぼろげな花姿からこのような言葉がつけられました。

また「整然とした愛」は株立ちして枝先までまっすぐ伸びた草姿と、そこに小さな花がドーム型になってたくさん集まって咲く姿から連想してつけられたのではないかと考えられます。

その他、「無駄」「無益」という花言葉ですが、これは中国に伝わる親孝行で可憐な少女の名前からつけられた漢名「繍線菊(しゅうせんぎく)」の話の由来からこのような言葉があてはめられたようです。

シモツケの基本情報

学名
 Spiraea japonica
科・属
バラ科・シモツケ属
原産国
日本(本州~九州)、中国、朝鮮半島
別名
キシモツケ

シモツケは日本原産でなかなか風情のある花です。初夏になるとピンクや白、赤紫色などの花を咲かせ暑さや寒さにも強く丈夫な性質を持ち合わせています。栽培時は日当たりのよい場所を好みますが、木陰になるような半日陰のような場所でも問題ありません。乾燥にも強いですが、土は適度に湿らせておきましょう。

成長速度は早めですが、適宜刈り込みを行っても大丈夫です。株の移植は早春や秋、落葉期などに行うのをおすすめします。

シモツケの由来

シモツケの花名の由来は現在の栃木県の旧名「下野国(しもつけのくに)」に由来しています。このあたりにたくさん自生していてそこで最初に発見されたことからという説や、花の咲き方が霜が降りた様子に似ており「霜付き→しもつけ」のように変化していったという説などもあります。

シモツケの花の特徴

シモツケの花は、晩春から夏にかけて咲きますが、小さな5弁花が枝先に集まって半球形状になって咲くのが特徴です。葉は長楕円形で葉先がやや尖っており、葉の縁にはギザギザ目立ちます。株は大きくなると分岐が多くなりこんもりとした樹形になります。

株自体はやや大きめに成長するので、地植えがおすすめですが、品種によっては寄せ植えも可能な矮性品種もあります。

シモツケの種類

シモツケにもいくつかの品種があります。ここではシモツケの主な品種としてご紹介します。品種によって花色も少しずつ異なっています。

ゴールドフレーム


葉色の変化が楽しめる品種です。芽吹き直後の葉は、赤みを帯びたオレンジ色ですが、のちに黄色から緑色に変化していきます。花は紅色で普通のシモツケより小さいのが特徴です。

シモツケライムマウンド


ライムイエローの葉っぱが印象的な種類です。花後は葉色の変化を楽しめる種類で、春はライムイエローの明るい色から夏なると濃いグリーン、そして秋には美しい紅葉が見られます。

源平シモツケ


こちらの品種は1株にピンクと白の花を咲かせるのが特徴です。若木の場合、1株に白しか咲かないことも多いですが、株が充実してくるとピンク色の花が増えてきます。時には白の割合が多くて少しピンクが混じった2色で咲いたり、ピンク単色で咲く場合もあります。

マルバシモツケ


名前にもあるように丸みを帯びた葉っぱが特徴で、日本では中部地方から北海道の高山でお目にかかれる寒地性の品種です。日当たりのよい岩場などにこんもりと咲いているのを見ることができます。

ホザキシモツケ


こちらもやや寒冷性の品種で山地に自生していることが多いです。別名アカヌマシモツケとも呼ばれ、日当たりのよい湿原でよく育ちます。小さな濃いピンクの花が集まって咲くところはほかの品種と同じようですが、10cm前後の細長い形に咲くところが他とは少し違った特徴です。

シジミバナ


中国原産の種類で、名前にシモツケとついていませんが、同じ科・属名の植物です。

シジミによく似た形の花が特徴で、日当たりのよい山地の岩場などで見られます。花径は1cm程度で、八重咲の小さな白い花が集まって咲く姿はかわいく華やかです。

シモツケは栽培初心者にもおすすめ

シモツケは暑さや寒さにも強く、成長も早いので初心者にも育てやすい花です。ここでご紹介した以外にもシモツケ属の植物は約70種類以上もあるといわれています。花色や花の大きさが少しずつ異なるシモツケ。花後も葉色の変化も楽しめる飽きの来ない植物です。

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